NEC、龍谷大学における教育系情報システムのネットワークをSDNで構築
~ 職員のネットワーク管理負荷を軽減 ~
2015年12月8日
日本電気株式会社
NECは、龍谷大学(所在地:京都府京都市、学長:赤松徹眞)の、3キャンパス(大宮・深草・瀬田、注1)で利用する教育系情報システムを統合管理するため、SDN(注2)を活用したネットワークを構築しました。
龍谷大学のような、約2万人の学生が在籍する総合大学へのSDN導入は、最大規模の事例となります。
本ネットワークは、キャンパスごとにネットワークが独立していた「教育系情報システム」において、SDNを活用してネットワーク機器の構成をシンプル化し、機器の一元的な設定変更や追加を実現するものです。
これにより龍谷大学は、ネットワーク運用における利便性の向上や職員の負荷軽減が可能となり、事務職員が学生に対する総合的な支援の強化に専念するための環境整備につなげることができます。
SDNは、NECが注力する社会ソリューション事業の中核領域の1つであり、SDNを活用したシステムを国内外で250以上納入しています。今後もビジネスインフラを支えるネットワーク・システム・サービスの提供を通じて、企業や自治体などの顧客サービス向上・業務効率化に貢献していきます。
背景
龍谷大学には、学生が授業や研究などで利用する「教育系情報システム」や主に事務職員が利用する「業務系システム」、図書や論文の管理などを行う「学術情報系システム」などがあり、各システム内のサーバ・ストレージ・ネットワークは独自に構築されています。
また、従来教育系情報システムにおいては、3キャンパスそれぞれでネットワークの運用管理が行われているなど、全学でのコスト面や運用管理面で効率化が必要となっていました。
さらに、龍谷大学はアクティブ・ラーニング(注3)や問題解決型学習(注4)を積極的に推進しているため、組織や職員配置の変更頻度が高く、それにより都度ネットワーク工事やレイアウト変更が発生するなど、事務職員への作業負荷がかかっていました。
本ネットワークの特長
今回NECは、3キャンパスの「教育系情報システム」の統合管理に向けて、「UNIVERGE PFシリーズ」を活用しネットワークのSDN化を行いました。SDNを活用することで機器構成をシンプル化し、3キャンパスに設置されたネットワーク機器の設定変更や追加をSDNコントローラから一元的に行うことが可能になりました。
これにより龍谷大学は、ネットワークに関する運用の利便性向上や管理負荷の軽減が実現できます。その結果、事務職員が教育の質の向上に向けて、学生への総合的な支援強化に専念するための環境整備につながります。
なお、龍谷大学は将来的に全学ネットワークのSDN化を見据えており、今回の導入はその一環となります。今後、龍谷大学は、「業務系システム」や「学術情報系システム」も含めてSDN化を進めていく予定です。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」を推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
龍谷大学のSDN構築に関して
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