NEC、トルコ最大の通信事業者タークセルが開始するLTEサービス向け屋外一体型超小型マイクロ波通信装置を受注
2015年10月9日
日本電気株式会社
NECは、トルコ最大の通信事業者Turkcell (タークセル、本社:トルコ イスタンブール、CEO: Kaan Terzioğlu(カーン・テルジオール))が開始するLTEサービスのネットワークインフラとして屋外一体型超小型マイクロ波通信装置を受注しました。
今回受注した屋外一体型超小型マイクロ波通信装置「iPASOLINK iX」は、高い耐環境性能を有し、従来分割されていた屋内ユニットと屋外ユニットを、屋外ユニットに一体化することで省スペース化・軽量化を実現しています。また、NEC独自の技術であるサブバンドフリー機能(注)により、通常、出荷前に工場で設定する周波数帯を、設置場所や遠隔から設定・変更が可能です。本製品は、局舎の設置が困難な都市部を中心に設置され、タークセルのLTE網構築の迅速化に貢献します。
NECは、「社会ソリューション事業」に注力しており、今後も通信速度の高速化やサービス機能の高度化を実現し、通信事業者が提供するサービスの発展に貢献します。
iPASOLINK iX
背景
トルコでは、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い通信量が急速に増加しており、ネットワークの高速化・大容量化が急務となっています。タークセルは、来年4月にLTEサービスを開始するため、ネットワークインフラの整備を進めており、その一環として設置が容易な屋外一体型無線システムの導入を決定しました。
受注した屋外一体型超小型マイクロ波通信装置の特長
「iPASOLINK iX」は、6GHz帯から42GHz帯に対応した屋外一体型無線伝送装置であり、アクセス領域からアグリゲーション領域までのネットワークに利用可能です。また、従来、分割されていた屋内ユニットと屋外ユニットを、屋外ユニットに一体化によるすることで省スペース化・軽量化を実現しており、ビルの屋上などスペースの限られた場所に設置可能です。さらに、サブバンドフリー機能により、通常、出荷前に工場で設定する周波数帯を、設置場所や遠隔で設定・変更が可能です。これにより、周波数帯が設置の直前まで決まらないときや、設置後に周波数帯が変更になった場合でも柔軟に対応可能です。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
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