NEC、インドネシア情報通信省傘下のId-SIRTII/CCとサイバーセキュリティ領域で協力
2015年9月24日
日本電気株式会社
NECは、インドネシア共和国情報通信省傘下で同国のサイバーセキュリティの中核を担うId-SIRTII/CC(アイディーサーティー、注1)とサイバーセキュリティ領域で覚書を取り交わしました。
NECはId-SIRTII/CCと共同で、政府機関の情報システムを常時監視するセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)のリファレンスモデル(ひな形)の仕様作成、SOC運用に必要な人材育成プランの作成に取り組みます。
さらに両者は、インドネシアにおいて増大するサイバー攻撃への対抗策の共同開発の可能性について検討を進めます。
NECは、安全・安心・効率・公平で豊かな社会の実現に向け、ICTを活用した高度な社会インフラを実現する「社会ソリューション事業」の中核の一つとしてサイバーセキュリティ事業を位置づけ、強化を進めます。
背景
インドネシアでは、公共機関、企業ともサイバー攻撃からの情報資産を保護する対策についての需要が拡大しており、国家レベルのSOCの構築も急務となっています。
NECは、2014年にサイバー攻撃対策の中核拠点となるサイバーセキュリティ・ファクトリーを日本で本格稼働させました。サイバーセキュリティ・ファクトリーは、24時間体制でお客様の情報システムのセキュリティ監視を行うSOCと、高度なスキルを持つセキュリティ人材育成、更にサイバー攻撃の分析などを行うサイバーインテリジェンスなどを提供しています。
またNECは、2012年12月に国際刑事警察機構(本部:フランス リヨン市、以下インターポール)とパートナーシップ契約を締結し、2015年4月にシンガポールに開設されたThe INTERPOL Global Complex for Innovation (IGCI)内の「インターポール・デジタル犯罪捜査支援センター(The INTERPOL Digital Crime Centre)」に中核システムの納入を完了しました。
NECは、このたびの覚書締結について、NECのSOC構築、SOC運用人材育成やインターポールとの連携および中核システム納入完了の実績が高く評価されたものと考えています。
昨今のサイバー攻撃の脅威に対抗するためには、組織間での脅威情報等の共有が非常に重要だと言われております。NECは、今後インドネシアのサイバーセキュリティ情報収集の中枢であるId-SIRTIIと定期的な対面(Face to Face)での情報共有の場を設け、Id-SIRTIIとの持続的な協力関係を持ち、将来的には、今回の覚書を通じて日本及びインドネシア双方の安心・安全なサイバー空間の実現に向けて取り組んでいきます。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ナショナルセキュリティ・ソリューション事業部
事業戦略企画グループ
TEL:03-3456-7798
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