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社員のスキルを活用したプロボノプログラム「NECプロボノイニシアティブ」2015年度の支援団体決定

2015年5月29日
日本電気株式会社

NECは、NPO法人サービスグラント(注1)と協働し、NECグループ社員のプロフェッショナルスキルを社会起業家の抱える課題解決に役立てる社会貢献プログラム「NECプロボノイニシアティブ」(注2) 2015年度(第6期)における支援団体(3団体)を決定しました。

2015年度の支援内容は、「ビジネスプラン作成」「マーケティング基礎調査」「ITコンサルティング」等であり、支援期間は2015年7月からの約5ヶ月間を予定しています。

2010年度から開始した本プログラムは、今年度で6年目を迎え、新たなステージへと入りました。そこで新たな仕組みとして、過去にプロボノを経験した社員が指導役(メンター)となり、新たに本プログラムに参加する社員のサポートを行うメンター制を導入することで、社員の参画の拡大や相互のスキル向上につなげていきます。

NECは、本プログラムを通して、NECグループ社員の持つプロフェッショナルスキルがさらに広く社会に役立つことを目指します。

今年度支援団体の概要は次のとおりです。

  1. 支援団体(3団体、順不同)
    1. NPO法人ICT救助隊 (http://www.rescue-ict.com/wp/
      難病や重病を抱える方々にとってなによりも怖いのは、コミュニケーションが取れなくなることです。ICT救助隊はそういった方々にコミュニケーションの支援をしています。患者の声の代わりになるPCや操作スイッチなどのICTを活用することで、他者とのコミュニケーションが可能となります。そこで、患者を支える方々を対象に「難病コミュニケーション講座」を全国各地で開催し、誰もが希望を持って生きていくことができる社会の実現を目指しています。

      代表者のコメント 理事長 今井啓二氏
      「まだまだ世間に知られていない難病・重度障害者へのコミュニケーション支援。社会への認知活動や、活動環境の整備・構築のノウハウ、知識・技術のある人材の育成とその費用や技術伝達講座を開催するためのビジネスプランニングを各分野の知識と技術を総合的に有機化した形で、魅力あるビジネスプランニングの作成を協力頂けることをプロボノへ期待しています。」


    2. 株式会社ロッツ (http://lots.co.jp/
      ロッツは、東日本大震災直後から被災地全域にボランティア派遣、お笑い慰問活動、医療物資支援などの支援活動を行ってきました。復旧が進む中、被災者の健康状態を悪化させないために、訪問投薬と訪問リハビリを事業化しています。2012年6月に被災地復興特区第一号として、訪問リハビリ単独事業「訪問リハビリステーションさんぽ」を展開しました。在宅での投薬やリハビリはコミュニケーションから始まり、心と身体の健康を回復させるのに非常に効果的です。被災地の方々の命と健康を守り続ける活動を目指しています。

      代表者のコメント 代表取締役 富山泰庸 (トミヤマヨシノブ)氏
      「岩手県陸前高田市と大船渡市に焦点を絞って在宅医療介護を推進していますが、元々医療過疎地域である被災地ということもあり、医療介護従事者を採用することが困難を極めています。現在、他県からの採用で事業を繋いでいますが、長期的に安定した採用経路が必須です。人材採用のための広報および戦略的なマーケティングにご支援頂き、被災地の健康維持にお力添えを頂ければ幸いです。」


    3. 一般社団法人南三陸町観光協会 (http://www.m-kankou.jp/
      震災から4年が経過しましたが、まだまだ復興の途中である南三陸町。南三陸町観光協会は「未来に伝えたい南三陸」に向かって、地域の有する文化的・社会的特性を活かした誘致促進を図るとともに、観光地及び観光物産などの宣伝、観光施設の整備促進、観光関係者の資質の向上を図りながら、地域の生活文化の向上および産業経済の発展を目指しています。

      代表者のコメント 代表理事 及川吉則氏
      「NECには震災後より福興市をはじめ様々な活動において継続的にご支援頂き、有難うございます。南三陸町はこれまで大変多くのボランティア・観光客の皆様に訪れて頂き、その支えもあり、少しずつではありますが着実に復興に向かって前進しています。しかし、震災・復興特需がすでに終了し、震災以前の入込数に戻すことを目指している中、これからは本来の地域が持つ資源を活用した観光事業を展開することが必要です。観光業は町の産業の柱の一つですので、これまでのボランティア・観光客の皆様がどのようにして町のファンであり続けて頂けるか、さらに新たなファンを獲得していけるかは、非常に大きな課題であり可能性と捉えています。是非、NECと一緒になって、この課題の解決に取り組んでいければ幸いです。」


  2. 今後のスケジュール(予定)
    • 7月~12月 プロジェクト活動
      (7~8月:戦略構築フェーズ、9~11月:計画構築フェーズ)
    • 12月末 フォローアップ、成果報告

尚、本プログラムを協働で運営する NPO法人サービスグラント 代表理事 嵯峨生馬氏より、以下のコメントを頂いております。
「日本企業として初めて本格的なプロボノ活動に取り組んだNECのプロボノが、6年目を迎える今年、新たなステージに入りました。プロボノを通じて、様々な社会課題に取り組む意欲的な社会起業家と出会うことはもちろん、社内の多様な部署の人たちとの連携やネットワークが生まれており、こうした社内外における波及効果の高い活動として展開していくことを期待しています。」

NECは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

  • (注1) NPO法人サービスグラント http://www.servicegrant.or.jp/
    主にビジネスパーソン等を対象に、自身のスキルをつかってNPOを応援したいと考えるボランティアのメンバーを募集し、こうしたボランティアのメンバーを5~6人のチームとして編成し、NPOとのマッチングを行い、NPOに対して、WEBサイトやパンフレット等の成果物を提供するまでのコーディネイトをしています。
    2005年以来、現在進行中も含めて143件のプロボノプロジェクトを実施。
    現在、民間企業等に勤めるビジネスパーソン約1,882人が登録しています。
  • (注2) NECプロボノイニシアティブ
    社員の持つプロフェッショナルスキルを、社会起業家の抱える課題解決に役立てるプログラム。2010年度より、NPO法人サービスグラントと協働で国内企業としては初めてプロボノを開始。今年度6年目を迎え新たなステージに入ることから、プログラム名称を変更。旧名称「NEC社会起業塾ビジネスサポーター」

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC コーポレートコミュニケーション部
CSR・社会貢献室 田井中
TEL:03-3798-9555 
E-mail:sco@csr.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
http://jpn.nec.com/profile/solutionsforsociety/index.html
Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来へつなげる。

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