NEC、テレフォニカグループのクラウドサービス基盤を統合
~ 単一のクラウドサービス基盤からグローバルにSaaSを提供 ~
2015年4月16日
日本電気株式会社
NECは、固定通信・移動通信・インターネットサービス事業を世界24ヶ国で展開するテレフォニカ(CEO:César Alierta Izuel、本社:スペイン・マドリッド)から、同社傘下の通信事業者が運用している複数のクラウドサービス基盤を一つに統合するプロジェクトを受注しました。
テレフォニカは、単一のクラウドサービス基盤から、Software as a Service(SaaS)をグローバルに提供できるようにすることで、サービス品質の均一化や、クラウドサービス基盤の運用・保守費用の削減につなげます。
NECは、「社会ソリューション事業」に注力しており、今後も付加価値の高いソリューションをグローバルに提供し、通信事業者の競争力向上に貢献すると共に、新ビジネスの創出に寄与していきます。
NECとテレフォニカは、2009年にクラウド分野におけるパートナーシップを確立して以来、スペイン、アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア等で、同社傘下の通信事業者向けにクラウドサービス基盤を構築してきました。テレフォニカグループの事業者は、この基盤を通じて、主に中小企業向けにCRMやオフィスソフトなどの業務アプリケーションをSaaS型で提供しています。
今回のプロジェクトでは、今後4年をかけて世界に分散しているクラウドサービス基盤を一つに統合し、テレフォニカ傘下の通信事業者が共通で利用するSaaS基盤として再構築します。NECは、統合の中核システムとして、SaaSの配信、課金、管理を効率化する「NEC Cloud Brokerage Suite(NCBS)」を提供するほか、基盤の統合に伴うSIやNCBSの保守・メンテナンスも担当します。
本プロジェクトにより、テレフォニカは傘下の通信事業者が提供するSaaSのサービス品質をグローバルで一元管理しやすくなるほか、クラウドサービス基盤の運用・保守に関する費用をグループ横断で効率化できます。また、今後傘下の通信事業者が新たにSaaS事業に参入する際、共通のクラウドサービス基盤を利用することで、迅速なサービス立ち上げが可能になります。
さらに、テレフォニカは今回の統合にあわせてクラウドサービス基盤の機能を強化し、SaaSと他の通信サービスをバンドルして、ワンストップで顧客に販売できる仕組みをグローバルに整備する計画です。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
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