当サイトでは、サービス向上、アクセス状況計測、広告配信などのためにクッキーを使用しています。個人情報保護について

OK

Please note that JavaScript and style sheet are used in this website,
Due to unadaptability of the style sheet with the browser used in your computer, pages may not look as original.
Even in such a case, however, the contents can be used safely.

  1. ホーム
  2. プレスリリース
  3. NEC、データセンター間ネットワークのSDN化によりクラウド環境の災害・障害運用を自動化するソリューションを発売

NEC、データセンター間ネットワークのSDN化によりクラウド環境の災害・障害運用を自動化するソリューションを発売

2014年5月28日
日本電気株式会社




NECは、SDN(注1)によりクラウド運用を自動化する「IaaS運用自動化ソリューション」の災害・障害対策機能を強化し、本日から販売開始します。

本ソリューションは、これまでデータセンター(以下、DC)内ネットワークに適用していたSDNを、異なる地域にある複数DC間のネットワークにまで拡大することで、複数DCを統合したクラウド運用の自動化を可能にします。さらに、万が一の災害・障害時でも、動的に他地域のDCリソースを活用して、業務システム単位にワンクリックで再稼働させることを実現し、システム復旧措置(ディザスタリカバリ)の人手による設定作業のミス防止や構築時間短縮を可能にします。

NECは、クラウド環境へのSDN活用を加速させることで、社会や企業活動を支えるICTインフラの安全・安心な利用に貢献します。

背景


クラウド事業者やプライベートクラウドの導入を進めている企業においては、災害対策・事業継続などの観点から一極集中を避けて、DCを分散配置するケースが増加しています。しかし、DCの広域・分散設置を行った場合は、DCごとに個別にネットワーク管理を行う必要があるなど、運用コストに大きな課題がありました。また、クラウド事業者においては、競争力を高めるためにDCの設備投資や運用コストの抑制に対する要求が、ますます高くなっています。

今回の強化は、複数DCの運用コストを大幅に削減、最適化するとともに、DC間でのディザスタリカバリの導入を容易にするものです。



価格


製品名希望
小売価格
備考
IaaS運用自動化ソリューション
(WebSAM +UNIVERGE PFシリーズ)
882万円~ ITリソースとネットワークリソースのオーケストレーション、
監視機能
IaaS運用自動化ソリューション
(WebSAM +UNIVERGE PFシリーズ)

ネットワークオーケストレーション
782万円~ ネットワークオーケストレーションのみ
※価格には、SI費用、保守料は含みません



特長


  1. DC間連携によるクラウド運用の自動化
    1. リソース逼迫時のDC間リソース融通の自動化
      複数のSDNコントローラを統合管理する「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator」とクラウド基盤ソフト「WebSAM vDC Automation」の連携により、複数拠点をまたがるネットワークの統合管理が可能となり、異なる地域にある複数のDCを1つの仮想DCとして運用できるようになります。
      これにより、DC内でリソースが逼迫した場合も、自動的に地域を超えたDC間でリソースを融通することが可能で、無駄な機器コストを削減できます。

    2. 業務システム単位での複数DC間のディザスタリカバリを自動化
      業務システムが必要とするサーバ、ストレージだけでなく、ネットワークも含めて移動可能なリソースとしてプロファイル(注2)に定義できるようにしました。これらを事前に、管理画面(ポータル)から物理環境に割り当てておくことで、災害発生時にも離れた地域のDCリソースを使ってワンクリックで再稼働が可能になります。
      これにより、バックアップを行うDC側に同一構成のリソースを用意し設定する必要がなくなり、機器や運用コストを削減できます。さらに、SDNにより動的にネットワーク設定を行うため、煩雑なネットワーク設定作業も不要となり、人手によるミス防止・構築時間短縮が可能となります。

  2. ネットワークオーケストレーションに限定したライセンスの提供
    ネットワークリソースのプール管理とプロビジョニング機能に限定したライセンスを新たに提供開始します。これにより、マルチベンダ環境で既にITリソースの運用を行っているシステムにも、ネットワークオーケストレーション機能を導入することが可能となり、SDN環境の導入が容易になります。

本ソリューションを実現しているクラウド基盤ソフト「WebSAM vDC Automation」とSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」は、4月28日より提供開始したクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」に採用されています。

なお、NECは本ソリューションを、「Interop Tokyo 2014」(会期:6/11(水)~13(金)、会場:幕張メッセ(千葉市))に出展いたします。

SDNは、NECが注力する社会ソリューション事業の中核領域の1つです。NEC独自の技術・製品・サービスやパートナーの製品等を組み合わせた「NEC SDN Solutions」を軸として、企業・官公庁・通信事業者・データセンター事業者向けにソリューション提案を行い、ビジネスや暮らし、社会に貢献するICTシステムを実現します。

NECグループは、「2015中期経営計画」をもとに、人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・公平な社会の実現に向け、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進し、「社会価値創造型企業」として、社会の様々な課題解決に貢献していきます。



以上



(注1) SDN(Software-Defined Networking):ネットワークをソフトウェアで制御する概念

(注2) プロファイル:リソースの属性や設定(プロビジョニング手順など)をまとめた定義情報


新製品に関する情報


本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC SDN戦略本部
E-mail:inquiry@sdn.jp.nec.com

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

Share: