2012年11月5日
東芝機械株式会社
日本電気株式会社
日本電気株式会社(以下「NEC」、
注1)は、製造業向けM2M活用ソリューション(
注2)を東芝機械株式会社(以下「東芝機械」、
注3)に提供します。東芝機械は、本ソリューションを活用し、自社製の工作機械などの製品の予防保守や部品・消耗品販売などのサービスを強化することで、お客様へのサービス向上や自社の保守業務の効率化、部品・消耗品の売上拡大を図ります。
東芝機械が提供する新サービスは、工作機械などの稼動情報や障害情報、部品・消耗品の状態の情報などを、ネットワークを介してNECのM2Mソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」のサービスプラットフォーム上へ収集し、分析することで、製品の保守作業の効率化や、製品のお客様への予防保守提案、部品・消耗品の販売提案につなげるものです。東芝機械は、今後国内で新規納品する工作機械などのお客様に対し、サービスの提供を予定しています。
当サービスの導入により、お客様は、製品の休止のタイミングで計画的に予防保守作業を実施することや、部品・消耗品を適正時期に補充・交換することが可能となります。
また、東芝機械は、製品の稼働情報や障害情報を常時把握することで、瞬時に障害発生を知ることができ、迅速な原因究明・障害復旧を実現します。
さらに、今後これらのデータを蓄積していくことで、故障等の原因の分析から、対応策へと結びつけることも可能です。
NECと東芝機械は、本サービス提供に向け、今後フィールドテストを行い、実用化に向けた検証を進めていきます。また、サービス開始後は、段階的に対象機や地域を拡大していく予定です。
今後開始予定のサービス概要は次のとおりです。
- 計画的な予防保守の提案
- 製品の稼動情報(総稼動時間、回転数など)および障害情報をもとに保守計画を作成し、部品交換などの予防保守提案を計画的に実施。
- お客様は、予防保守作業により不意の故障による業務停止を防止可能。また機械の計画停止時間や非繁忙期に保守作業を実施することで、機械の稼働率向上を実現可能。
- 消耗品のタイムリーな提供と安定確保
- 製品の稼動情報および消耗品の状態に関する情報を収集することで、故障/障害が発生する前に消耗品の補充/購入提案を実施可能。
- お客様は、消耗品の交換時期を適正化し無駄な交換を減らすとともに、消耗品の安定確保を実現。
- 迅速な障害対応
- 製品の稼動情報および障害情報をリアルタイムで収集し、その情報を基に障害の発生を関係者へメールで自動通報。迅速な障害復旧を実現し、お客様満足度を向上。
- 収集された情報をもとに、障害の原因究明や再発防止にも役立てることが可能。
なお、東芝機械は新サービスを、「日本国際工作機械見本市」(JIMTOF2012、会期11/1(木)~11/6(火)、会場:東京ビッグサイト)に参考展示しています。
http://www.jimtof.org/jap/また、NECは本取り組みを、「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」(会期:11/8(木)~9(金)、会場:東京国際フォーラム(千代田区丸の内))に展示します。
http://jpn.nec.com/uf-iexpo/index.html
以上
(注1) 本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤信博
(注3) 本社:静岡県沼津市、代表取締役社長:飯村幸生
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