2012年7月20日
日本電気株式会社
NECは、製造業がM2M(機器間通信、
注1)を活用したビジネスを新たに開始するためのコンサルティングからトライアル環境、M2Mサービス基盤、業務アプリケーションまでを一貫して提供するソリューションをM2Mソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」のメニューの一つとして発売します。
M2Mを活用した新規ビジネスを展開する際、企業はビジネスモデルの検討、トライアル、商用化と段階的に実用化を進めます。NECは検討段階におけるコンサルティングサービス提供、トライアル段階における環境の提供、商用化段階におけるシステム構築、商用サービスにおける業務アプリケーション、M2Mサービス基盤の提供など、各段階において必要なサービスをワンストップで提供し、企業のM2Mを活用したビジネス展開をトータルに支援します(
別紙参照)。
昨今、製造業においては、製品販売だけでなく、リペアパーツや消耗品等の販売や提案型営業などによる、付加価値の高いサービス提供や顧客との関係性強化が課題となっています。また、グローバルに事業展開をしている製造業では、新興国を中心に、販売した機械・装置の状況把握や保守に多くの工数を要しています。NECは、これらの企業にM2Mを活用したソリューションを提案し、企業の製品付加価値の向上、新サービスの創出、経営の効率化や売上拡大に貢献します。
製造業向けM2M活用ソリューションの主な特長は次のとおりです。
- M2Mを活用した新たなビジネスモデル策定を支援するコンサルティングサービスを提供
- M2Mサービスの導入・事業化に向け、エンドユーザや自社、パートナー企業にとってのサービスの価値、ニーズ、課題を明確化。
- サービス提供によるエンドユーザおよび自社にとっての定性・定量効果を明確化。多数の製造業に実績のあるコンサルティング手法を活用。
- サービス提供に必要なシステム機能、実現方式、解決すべき技術課題を明確化すると共にビジネスプランを立案。グローバル向けサービスの場合には、各国の規制や法制度に対応した実現方法を提示。
- トライアル環境の構築から検証、課題整理までをワンストップで行う「M2Mトライアルサービス」を提供
- データの収集、送信、蓄積などを行うM2Mサービス基盤、モバイル回線や3Gルータなど、トライアルを行うために必要な環境をワンストップで提供。企業はトライアルのために新たにハードウェアなどを購入する必要がなく(注2)、自社でのトライアル環境構築に比べ、半分の期間で、またコストを1/3に抑えながらビジネスや技術の検証が実現。
- トライアルを通して得られた課題から、アクションアイテムを整理し、ビジネスの実現に向けてビジネスモデルの構築を支援。
- 製造業に特化した業務アプリケーションサービスを順次提供
- 機械・装置の稼動監視や予防保守、ソフトウェア更新など、製造業に特化したアプリケーションサービスを順次提供。共通的な機能を用意することで、早期のビジネス立ち上げを実現。
- M2Mを活用し機械・装置の稼動状況を常時監視することなどで得られるビッグデータを分析し、製造業での障害予兆分析等に利活用するサービスも今後提供予定。
製造業向けM2M活用ソリューションのうち、コンサルティングサービスの価格は個別見積であり、M2Mトライアルサービスは、100万円(税別)からです。NECは、製造業向けM2M活用ソリューションについて、今後3年間で50社への提供を目指します。
なお、NECは本ソリューションを本年7月25日~26日に、リーガロイヤルホテル(大阪)で開催する「NEC iEXPO関西2012」に出展します。
http://www.nec.co.jp/event/detail/kansai/【別紙】 NECのM2M活用ソリューション全体図
以上
(注1) Machine to Machineの略。センサ、自動車、家電製品、製造装置などの機械をネットワークに接続し、通信を行うことで情報の収集や装置の制御を行う技術
(注2) お客様機械から収集したデータを蓄積する為のパソコンやLANケーブル等の準備は必要
本件に関する情報
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私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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