Japan
サイト内の現在位置を表示しています。
WebSAM Rakuform - FAQ(Rakuform spoolernet(UNIX) )
システム導入
- Q1FTP接続プリンタで検出できるプリンタ障害は何ですか?
- A1
検出できる主なプリンタ障害は以下のとおりです。
- 用紙詰まり
- トナーなし
- 用紙なし
- インターロック
- オフライン
- オペレータコール
- 電源OFF
- ハード障害
- 停止中
- Q2仮想プリンタ定義ファイルを25ファイル作成しています。この状態でdpdを起動しようとすると下記のエラーとなります。
ERROR: daemon: remote connected max count exceeds (remote connected max count 10)
ファイル数を10以下にするとエラーは発生しません。 ファイル数を減らさずにエラーが発生しなくなるような対処はできないでしょうか? - A2
仮想プリンタ定義ファイル数が、接続ライセンス数を超過したために発生しています。
Rakuform spoolernet (UNIX) 本体には、接続ライセンスが10ライセンス付いています。
25の仮想プリンタ定義が必要な場合、残り15ライセンス分足りませんので「Rakuform spoolernet 接続先10ライセンス」が2本必要となります。
ライセンス登録は、『ソフトウェア使用認定証』に記載されている「シリアル番号」を/etc/dpss/add_licコマンドで登録します。
システム運用
- Q1出力するログファイルはありますか?
- A1
以下のログファイルがあります。
syslog.log/messages 出力先 syslogdが出力するファイル。 出力内容 印刷要求時や処理要求時のワーニング、エラーログ。 出力指示 syslogdの設定に依存します。 ローテート syslogdの動作に依存します。 dplog.tsv 出力先 <spoolernetスプールディレクトリ>/log/dplog.tsv (*) 出力内容 操作履歴のログ。 出力指示 無条件で出力します。 ローテート コンフィグレーションファイル(/etc/dpss/dp.conf)に指定した値でローテーションを実行します。初期値は、5000行です。2世代分のファイルが作成されます。 - Q2常駐プロセスはありますか?
- A2
以下の常駐プロセスがあります。
- dpd
→ 分散プリンタデーモン。プリントジョブの管理を行うデーモン。 - dplogd
→ 運転履歴ログ出力デーモン。プリントジョブのログを書き込むデーモン。 - dprexd
→ システム運用管理機能デーモン。GUI機能を提供するデーモン。 - dpalertd
→ プリンタ障害監視デーモン。プリンタ障害を検出し、通知するデーモン。 - dpd.wrap (WebSAM PrintManagerと連携している場合のみ)
→ WebSAM PrintManager連携機能デーモン。WebSAM PrintManagerからの要求を受け付けるデーモン。
- dpd
- Q3syslogに以下のメッセージが出力されます。
「dpr[<pid>]: WARNING: <username>: Connect to dplogd by communication was failed[<XXX>]」 - A3
dplogd(運転履歴ログを出力するプロセス)が起動していないことが原因で出力されているログです。
dplogdのプロセスを確認し、起動していなければrootで以下を実行してください。
# /sbin/init.d/dpss stop
# /sbin/init.d/dpss start - Q4syslogに以下のメッセージが出力されます。
「ERROR:daemon:To get ID of shared memory was failed」 - A4
/etc/dpss/dp.conf内のMAXSPOOLJOB(最大キューイングジョブ数)の設定値が大きく、メモリが確保できないためdplogdが起動エラーとなっています。
MAXSPOOLJOBの値を調整してください。初期値は200です。
設定値の変更後は、dpdデーモンの再起動が必要です。 - Q5dprコマンドでcsvファイルを印刷しようとしたところ下記のエラーが発生しました。
「dpr:ERROR:File size of CSVファイル名 is over against. Maximmam size 1000 KB」 - A5
既定値では、印刷できるCSVファイルのファイルサイズは1MBまでです。
ファイルサイズが1MBを超えるCSVファイルを印刷する場合は、以下の項目を変更した新しいシステム限定ファイルとジョブ定義ファイルを作成し、印刷要求時に-Dオプションを指定します。
システム限定ファイル(/etc/dpss/perm/任意ファイル名) 変数名 設定値 BS_PCAP_mx 1ジョブでの印刷を許可するCSVファイルサイズ ジョブ定義ファイル(/etc/dpss/jobdef/任意ファイル名) 変数名 設定値 BS_PERM 作成したシステム限定ファイル名(絶対パス指定) - Q6問い合わせをするときに必要な情報はありますか?
- A6
お問い合わせ時には、早期解決のため以下の情報を採取してください。
- 製品名と製品バージョン
- OS名とバージョン
- 帳票の種類(固定帳票、可変帳票)
- syslogファイル
- 発生している現象の内容、メッセージなど
- 発行したコマンドライン
- 再現性の有無と再現手順
- 帳票ファイルと現象が再現するお客様情報を含まないCSVファイル
- Q7インストールしているspoolernet(UNIX)のバージョンはどこで確認できますか?
- A7
以下のコマンドの実行で確認することができます。
[HP-UX]
/usr/sbin/swlist NES_dpr_bs
S
[Solaris]
/usr/bin/pkginfo -l dpr - Q8FTP接続プリンタへの印刷時に、syslogに以下のログが出力され、タイムアウトが発生しています。
dpd: ERROR: timeout: timeout occured.
dpd: WARNING: root: Connection with remote ftp_host 仮想プリンタ名
failed(Interrupted system call)
タイムアウト値を変更することは可能ですか。 - A8
プリンタの電源が入っていない場合や、プリンタとのコネクションに時間がかかる場合などに発生します。
分散プリンタデーモン(dpd)の起動オプションに-tオプション(タイムアウト時間指定)を指定してデーモンを再起動してください。
(タイムアウト時間を指定しない場合は、デフォルト20秒となっております。)
【起動シェルから指定する場合】
-
/sbin/init.d/dpd ファイルをエディタで開きます。
- Start_dpd()ルーチンが記述されている箇所の”/etc/dpss/lib/dpd -V $HOSTNAME”を以下のように修正します。
/etc/dpss/lib/dpd -V $HOSTNAME
↓
/etc/dpss/lib/dpd -t 300 -V $HOSTNAME
【コマンドで指定する場合】-
分散プリンタデーモンの停止を行う。
>/etc/dpss/bin/dpc shut - 分散プリンタデーモンの起動(FTP接続タイムアウトを5分(300秒)に設定)
>/etc/dpss/lib/dpd -t 300
-
- Q9Windows連携時以外の場合において、フォームファイルとオーバレイ印刷要求を行った時、印字不正またはジョブがEHOLDになり、syslogに以下のログが出力される。
dpd: WARNING: Output not by filter(詳細メッセージ)
または、
dpd: WARNING: Job filter 'FILETER' abort - A9
仮想プリンタ定義ファイル(/etc/dpss/vprinter/*)内の項目(FL_PCAP_if)に指定した標準テキスト フィルタ内の指定内容が正しく設定されているか確認してください。
また、フィルタオプションの指定方法に関しては使用されるフィルタ製品のマニュアルを参照ください。 - Q10ジョブ参照コマンド(dpq -d -a -l)にてジョブ詳細情報を表示した時、参照タイミングによって、他のプリンタ接続形態と異なる情報が表示される。
- A10
LPD接続プリンタのジョブ参照では、プリンタ装置に依存したジョブ情報も出力されます。 ローカルホスト内のキューにジョブが存在する時点までは、製品付属マニュアルのご利用の手引き 「spoolernet情報表示(dpq) 」の表示内容となります。
プリンタ装置側にジョブを送信した後は、プリンタ固有のジョブ情報が出力されます。 - Q11spoolernet(Windows)へのジョブ転送が失敗するが、何を確認すればよいですか?
- A11
spoolernet(UNIX)からspoolernet(Windows)への出力時、下記のログが出力され転送ができない場合は、1、2、3の確認をしてください。
WARNING: root: Error (8) occurs on remote host(Contents of requestment invalid) reqtype=0x02 retcode=0x0a
-
Windowsの以下のディレクトリに、dprコマンドで指定した帳票ファイル(*.rkp、*.rku)が配置してあるか確認してください。
[spoolernetインストールディレクトリ]¥FM File - dprコマンドで指定した仮想プリンタが、spoolernet(Windows)に登録されているか確認してください。
- dprコマンドで指定した帳票ファイルの「リンク名」が正しいか確認してください。
-
- Q12syslogに以下のログが出力されdpdが起動しません。
dpr[<pid>]:: ERROR: Did not registration package - A12
ライセンスが登録されていないかシリアル番号に誤りがある可能性がございます。
ライセンス登録は、『ソフトウェア使用認定証』に記載されている「シリアル番号」を/etc/dpss/add_licコマンドで登録します。
対話形式でライセンスを登録可能です。
参考:『インストールの手引き』2.2.ライセンスの登録 - Q13dprコマンドにて出力すると、Windows側のイベントログにフォームオーバーレイ失敗のイベントログが出力されます。
リモートホスト(XXX.XXX.XXX.XXX)からのジョブを受け付けませんでした。
原因は、フォームオーバーレイに失敗したためです。
[20B0100E]関数異常(SpwAccessFile::SpwCreateDfFile) ErrCode=-2 SysCode=0 - A13
内部コード[20B0100E]における[ErrCode=-2]は、リンク情報名が正しくない可能性があります。
該当する帳票をFormEditorで開き、リンク情報名を確認し、dprコマンドの-Mオプションの指定(FORM_NAME=リンク情報名,帳票ファイル名)と一致するかご確認ください。