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WebSAM ClientManager - FAQ詳細(動作環境/インストール)
動作環境/インストール
- Q1ClientManagerの中継エージェントはいくつまで設置可能ですか。
- A1ライセンス的には、1マネージャ配下に複数台設置して問題ありません。 
 諸元的には、中継エージェントの台数は32bit符号付き整数の最大値の台数となります。
- Q2中継エージェントには、DBやWebSAM関連ソフトは不要なのでしょうか。
- A2不要です。 
- Q3DBは、SQL ServerとOracleのどちらを使えばよいですか。
- A3どちらの製品をご利用いただいても結構です。 
 お客様のスキルや好みに合わせて選択していただいて問題ありません。
- Q4WANで運用した場合、実運用に耐えられるのですか。また、トラフィックを最小限に押さえる方法はありますか。
- A4ClientManagerでは、インストール直後以外は、差分情報のみを送信するようになっています。そのため、ネットワーク上のトラフィックを抑えるような仕組みになっております。 
- Q5 INS回線での使用は可能ですか。
- A5可能ではありますが、お奨めはいたしません。 
 初回の構成情報のサイズは数100KB程度あるため、低速回線の場合、マネージャへの情報転送に時間を要し、登録完了までに20~30分ほどかかる場合があります。
 また、WinShareによるリモート操作を利用される場合、低速回線の場合には画面更新に遅延が発生しやすくなります。
 最低128bps以上、快適に利用される場合1Mbps以上の回線速度の回線にてご利用されることが望ましいです。
- Q6ハードディスクのコピーにてクライアントを展開することは可能ですか?
- A6可能です。 
 一旦CMクライアントをインストールしたハードディスクをコピーして別のクライアントPCで利用する場合には、CMクライアントを初期化した状態にしてコピーする必要があります。
 これを行わない場合には、CMマネージャからは同一のCMクライアントの認識になります。CMクライアントのステータスの初期化手順は以下のとおりです。
 
 【準備作業】
 以下の破線内の内容をバッチファイルにし、 <CMクライアントインストールフォルダ>\BIN フォルダに置いてください。
 -----------------------------------
 START /Wait STOPCLNT
 START /Wait CMCLCTRL /SetStatus:10
 CMCDISP
 -----------------------------------
 【初期化手順】
 初期化を行なうCMクライアントマシンにおいて以下の作業を実施してください。- 
                                                                            以下のフォルダをカレントフォルダにして バッチファイルを実行してください。
 <CMクライアントインストールフォルダ>\BIN
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                                                                            実行後、「ClientManager-クライアント情報」が起動し、その画面で「状態」が10である事を確認してください。
 確認後、[OK]ボタンを押して終了してください。
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                                                                            以下のフォルダ配下にファイルが存在しないことを確認してください。もし存在すればファイルを削除してください。
 <CMクライアントインストールフォルダ>\INF\INV
 ※状態の初期化はサービスの停止を伴いますので、必ずAdministrator権限のユーザにて実施していただくようお願いいたします。 以上で初期化は完了です。OSを停止しHDDを取り外してマスタとしてください。
 初期化の実施後にそのマシンは起動し直しますとクライアントで個別IDが再度生成されてしまいます。その場合、再度上記の方法で初期化を行なってください。
 また、ハードディスクコピーによるクライアントの展開をされる場合のクライアントのライセンス数の管理は、お客様ご自身の責任において実施していただくようお願いたします。
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- Q7ClientManagerで使用するポート番号を教えてください。
- A7ClientManager ユーザーズマニュアル「付録E」にポート番号一覧を記載しています。 
 https://jpn.nec.com/websam/clientmanager/download_manual_41.html
- Q8中継エージェントをおくメリットについて教えてください。
- A8※「Magic Packet」はAMD社の商標です。- 
                                                                            マネージャへの通信発生頻度を低減クライアントは通常の設定では起動後に構成情報を収集し、そのままマネージャに情報を転送します。
 中継エージェントをクライアントのネットワーク毎に配置しますと、各クライアントはまず中継エージェントに情報を転送します。中継エージェントは集まった各クライアントからの情報を任意の定期的なインターバルでマネージャに一括して転送させることができます。
 つまり、マネージャへの通信発生頻度を低減することで、通信費が時間課金の場合にその費用を節約することができます。
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                                                                            ネットワーク環境によらずクライアントの電源ONが可能 ClientManagerの電源ON機能は、「Magic Packet※」と呼ばれる信号を利用した「Wake On Lan」という一般的な技術を使用しています。
 Magic Packetの送信はUDPのダイレクトブロードキャストで行いますが、クライアントまでの通信経路中のルータにダイレクトブロードキャストを通す設定がない場合には、Magic Packetはクライアントのネットワークに到達することができず、その結果クライアントの電源ONを行うこと ができません。
 クライアントのネットワーク毎に中継エージェントを設置しますと、 マネージャ→中継エージェント間は、UDPではなくTCP/IPの独自電文で電源指示を行いますので、上記のような制限を回避することができます。つまりネットワーク環境によらずクライアントの電源ONを行うことができます。
 
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- Q9クラスタ構成の場合の、ライセンス体系を教えてください。
- A9ClientManagerは CLUSTERPRO 製品により構築されたクラスタ環境に導入いただけます。 
 片方向スタンバイ([運用系]-[待機系]構成)にのみ対応しており、CMマネージャのライセンスはサーバ台数分(稼動系、待機系ともに)必要です。
- Q10WinShareはTerminal Serverとの共存は可能ですか?
- A10CMクライアントの同梱するWinShare(リモート)は、Windows Server 2003 のTerminal Serverサービスと共存する場合に問題があります。Windows Server 2003 にCMクライアントをインストールした場合、リモートデスクトップおよびTerminal Serverサービスの被接続側の機能は使用することができなくなります。Windows2000のTerminal Serverサービスとの共存は可能です。 
 上記の制限はESS RL2006/03 4.0B以降の製品では改善しています。
- Q11ClientManagerクライアントをインストールする際、ClientManager マネージャと回線上接続されている必要がありますか?
- A11インストール時にはClientManagerマネージャと接続されている必要はありません。 
 インストール後の再起動後にマネージャと接続され次第マネージャに登録されます。再起動後にネットワークに接続されていないとしても、接続のリトライを繰り返しますので、その後の接続時に問題なくマネージャに登録されます。
 
 ただ、クライアントのインスール時に、設定するマネージャ名を名前解決しますので、マネージャ名をホスト名を指定する場合には、DNSやHOSTSなど名前解決環境が必要になります。
 つまりDNSを利用の場合にはオンラインである必要があります。マネージャ名をIPアドレスで指定する場合にはこのとおりではありません。
- Q12ClientManagerでSQL Server を使用する場合必要なライセンスは?
- A12SQL Server 2000, 2005には2つのライセンスモデルがあります。 - 
                                                                            プロセッサライセンス
 SQL Server が稼動する環境のプロセッサごとにライセンスが必要となります。
 クライアントからのアクセスに制限はありません。
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                                                                            サーバー/クライアント アクセス ライセンス(CAL)
 サーバーごとにライセンスが必要となります。また、アクセスするクライアントごとに CAL が必要となります。
 ClientManagerで必要なCALの数は以下のとおりです。
 CALの数 = ClientManagerクライアントの台数+GUIの設置台数×2
 ※なお、それ以前のバージョンのSQL Serverにおきましても、CALの算出方法は上記のとおりです。 
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- Q13ClientManagerでORACLEを使用する場合必要なライセンスは?
- A13ORACLEには2つのライセンス方式があります。ClientManagerで使用する 場合必要なライセンスは以下のとおりです。 - 
                                                                            Processorライセンスの場合
 ClientManagerマネージャをインストールするマシンに搭載されている、CPU数分のライセンスが必要です。
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                                                                            Named User Plusライセンスの場合
 ClientManagerマネージャ操作者数 + CMGUIの操作者数 のライセンス数が必要です。
 
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- Q14DBサーバは、ClientManagerマネージャをインストールするマシンとは別に設置してもよいのでしょうか?
- A14設置可能です。 
- Q155クライアントライセンスと20クライアントライセンスを購入後、5クライアントライセンスの保守契約だけでもClientManagerの保守を受けられますか?
- A15システム内の全クライアントのライセンスの保守契約が必要です。 
- Q16中継エージェントとCMクライアントを同一PCに搭載することは、可能でしょうか?
- A16可能です。 
 ただし、中継エージェントはその役割から24時間起動させておくことが望ましく、設置されるマシンの運用にはご注意いただきたいと思います。
 
 中継エージェントの主な役割は以下の2点です。- マネージャからのクライアント電源ON指示を中継する
- クライアントの構成情報を束ねてマネージャに転送する
 このため、中継エージェントを設置しているマシンが停止していると、以下の問題が発生することになります。- エージェント配下のクライアントの電源ONができない
- クライアントの構成情報の差分の連続性が失われる。そして、回復のため、次回転送時にクライアントから構成情報の全情報の転送が行なわれる。(つまりネットワークに流れる情報量が増える)
 
- Q17ClientManagerで発生する通信の種類やサイズおよび契機について教えてください。
- A17ClientManagerで発生する通信は以下のとおりです。 
 1. クライアント → マネージャ の通信 通信の内容 サイズ 契機 AGを経由 
 ※1クライアントID払い出し要求 数10B 初回起動時 ○ 構成情報(初回) 数100KB 初回起動後のログオン時 ○ 構成情報(2回目以降差分) 数KB 毎起動後のログオン時 ○ 起動通知 数10B クライアント起動時 ※2 ○ 停止通知 数10B クライアント停止時 ※2 ○ アラート通知 数10B イベント発生時 - 2. マネージャ → クライアント の通信 通信の内容 サイズ 契機 AGを経由 
 ※1クライアント機能設定 数10B 設定時 - 性能監視しきい値設定 数10B 設定時 - 電源OFF/リブート通知 数10B 電源OFF/リブート指示の実行時 - WinShare起動通知 数10B WinShare接続時 - WSFT起動通知 数10B WSFT接続開始時 - 死活監視 数10B デフォルトでは60分毎 ※3 
 (設定により変更可能)- WSFT接続 不定 WSFTでのファイル転送時 - WinShare接続 不定 WinShare操作時 - 電源ON指示 数10B 電源ON指示を行なったとき ○ ※1. AGは「CM中継エージェント」の意。AGを設置した場合にAGを経由する通信に○を付けています。 ※2. 死活監視/稼動管理の設定をした場合にのみ発生 ※3. 死活監視の設定をした場合にのみ発生 
- Q18ClientManagerの4.0 の付属データベースとNetvisorPro のデータベースは共存可能でしょうか?
- A18ClientManager4.0の付属データベースでは、MSDE2000を「既定のインスタンス」というインスタンス名にてインストールします。 
 一方、NetvisorProでは「nvpro」という名前つきインスタンスにて インストールします。インスタンス名が違いますので基本的には共存は可能ということが言えます。
 ただし、RL2006/06 よりも前のESSに収録のClientManger 4.0では、両者の持つMSDE2000のサービスパックの違いが原因となり、インストールの順序によってはMSDE2000のインストール時にエラーが発生する場合がありましたが、RL2006/06 以降のESSに収録のClientManger 4.0 ではこの問題を解消しています。
- Q19ClientManagerの4.1 の付属データベースとNetvisorPro およびNetvisorPro V のデータベースは共存可能でしょうか?
- A192008/04にリリースのClientManager4.1の付属データベースはSQL Server 2005 Express Editionを「既定のインスタンス」にてインストールします。 
 NetvisorProではMSDE2000をインストールしますので、ClientManager4.1 付属のデータベースと同じマシンに共存させる場合には、古いバージョンのSQL Server を持つNetvisorProを先にインストールしていただくようにしてください。
 
 逆に、NetvisorPro V では SQL Server 2005 Express Edition (SP2)をインストールしますが、ClientManager4.1の付属データベースはSQL Server 2005 Express Edition(SPなし)ですので、共存させる場合には、古いSQLServerのバージョンである、ClientManager4.1の付属データベースを先にインストールするようにしてください。
- Q20製品の保守期限を教えて頂けませんでしょうか。
- A20NEC製オープンソフトウェアの「PP・サポートサービス」対象製品(OEM製品除く)のサポートポリシーでは、出荷停止から5年間の標準サポートを含む最大10年間のサポートを提供致します。 
 https://jpn.nec.com/service/support/maintenance/service/policy.html
- Q21Oracle 11g に対応していますか?
- A21Ver4.0 およびVer4.1 にて対応しています。 
- Q22Windows XP SP3 に対応していますか?
- A22Ver3.5 以降のバージョンで対応しています。 
- Q23NEC製以外のサーバでも動作可能ですか?
- A23ClientManagerは機種に依存するソフトウェアではありませんので、他社機につきましても、一般的なWindowsの動作するAT互換機であればサポートいたします。 
- Q24Windows Server 2008 に対応していますか?
- A242010年4月 ClientManager Ver4.2 にて対応しました。 
- Q25CMGUIに費用はかかりますか?
- A25CMGUI はマネージャに同梱されており、インストールする際にも別途ライセンスは必要はありません。また、設置する台数にも制限はありません。 
- Q26DBを別途購入する必要がありますか?
- A26Ver4.3以降は別途購入する必要があります。 Ver4.0 ではMSDE2000 , Ver4.1ではSQL Server 2005 Expresss Edition、Ver4.2ではSQL Server 2008 Expresss Edition をベースとする専用のデータベースが付属していますので、管理するクライアントの台数およびその運用方法によっては別途購入の必要はありません。 
 MSDE2000にデータベースサイズは2GBに制限され、SQL Server 2005 Expresss EditionとSQL Server 2008 Expresss Edition では4GBに制限されますので、ClientManagerが必要とするデータベース容量を超えない場合にのみご利用ください。
 
 ClientManagerが必要とするデータベース容量の算出方法は、以下ClientManagerの動作環境のページに記載があります。
 https://jpn.nec.com/websam/clientmanager/dousa.html
- Q27Windows Server 2008 Service Pack 2 および Windows Vista Service Pack 2 に対応していますか?
- A272010年4月26日リリースの ClientManager Ver4.2 にて対応しました。 
- Q28Windows Server 2008 R2 および Windows 7 に対応していますか?
- A282010年4月26日リリースの ClientManager Ver4.2 にて対応しました。 
- Q29ClientManagerの4.2 の付属データベースとNetvisorPro およびNetvisorPro V のデータベースは共存可能か?
- A292010/04にリリースのClientManager4.2の付属データベースは「SQL Server 2008 Express Edition」を「SQLExpress」のインスタンスにてインストールします。 
 
 NetvisorProではMSDE2000をインストールしますので、ClientManager4.2 付属のデータベースと同じマシンに共存させる場合には、古いバージョンの SQL Server を持つ NetvisorPro を先にインストールしてください。
 
 NetvisorPro V 1.0, 1.1 では 付属のデータベース SQL Server 2005 Express Edition (SP2)をインストールしますが、ClientManager4.2の付属データベースと共存させる場合には、古いバージョンのSQL Server を持つ NetvisorProを先にインストールしてください。
 
 同様に、NetvisorPro V(バージョン問わず)で付属のデータベース以外ではなく、SQL Serverで、「SQL Server 2008 Express Edition」よりも古いバージョンのものをご利用の場合には、そちらを先にインストールしていただくようお願いいたします。
- Q30マネージャの階層化を行う場合、親マネージャと子マネージャのバージョンを混在させることは可能ですか?
- A30バージョンの組み合わせによっては動作可能です。詳細は以下の通りです。 
 ※Ver3.5以前の情報についてはお問い合わせください。
 ○:動作可能子マネージャ 親マネージャ Ver4.0 Ver4.1 Ver4.2 Ver4.3 Ver4.0 ○ ○ ○ ○ Ver4.1 - ○ ○ ○ Ver4.2 - - ○ ○ Ver4.3 - - ○ ○ 
 -:動作保証外
- Q31マネージャとクライアントのバージョンを混在させることは可能ですか?
- A31バージョンの組み合わせによっては動作可能ですが、非推奨の組み合わせ(動作可能だが上位バージョンの機能が利用できない等)も存在します。詳細は以下の通りです。 
 ※Ver3.5以前の情報についてはお問い合わせください。
 ○:動作可能クライアント マネージャ Ver4.0 Ver4.1 Ver4.2 Ver4.3 Ver4.0 ○ ● ● ● Ver4.1 ○ ○ ● ● Ver4.2 - ○ ○ ● Ver4.3 - ○ ○ ○ 
 -:動作保証外
 ●:動作保証内だが非推奨
- Q32ClientManagerがSQL Serverへの接続に利用するユーザは、Windows認証のユーザも利用可能ですか?  
- A32Windows認証のユーザは利用できません。SQL Server認証のユーザをご利用ください。 
- Q33ClientManagerが通信に使用するポート番号を教えてください。 
- A33ClientManager マニュアル 「付録E ポート番号一覧」を参照してください。 
 資料のダウンロードはこちら
- Q34ClientManager と ESMPRO/ServerManager Ver6 以降との共存は可能でしょうか?  
- A34ESMPRO/ServerManager Ver6 以降との共存はできません。 
 共存すると、ClientManager側の統合ビューアの操作によりServerManager側の管理情報に不整合が発生し、ServerManager側でサーバが正しく管理できなくなる場合があります。
 ESMPRO/ServerManagerと共存する場合は、ServerManager 3.1~5.xのバージョンをご使用ください。
