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WebOTX Application Server - 3つの製品モデル

まずはExpressを使用した小規模なWebシステムを構築し、機能や規模の拡大に応じて、StandardEnterpriseといったさらに上位のモデルにステップアップすることを考慮した構成となっています。

EnterpriseはV9までの提供となります。V10からはExpress, Standardの2つのエディションを提供いたします。

WebOTX Application Server Express

Expressの定義

Web ベースのシステムを短期間で構築したい。あるいは既存の業務処理をWeb ブラウザから実行できるようにしたい。さらには既存のWeb パッケージ製品を動作させるためにアプリケーションサーバが必要であるといった場合に適しています。

また、Servlet やJSP を用いたWeb アプリケーションベースでのシステムを既に運用しているが、複雑なトランザクション制御処理をアプリケーションサーバが提供する、EJB などのJava EE 技術をベースにした本格的なWeb 業務システムへの拡張を短期間に実施したいといった要件にも適しています。

これらのような場合に最適な製品です。

WebOTX Application Server Expressには合計コア数、同時接続数、セッションレプリケーションの共有台数に関する諸元制限があります。詳しくはこちらをご覧ください。

WebOTX Application Server Standard

Standardの定義

サービス品質を確保できる信頼性のあるシステムを構築したい場合に最適な製品です。

CORBA アプリケーションを WebOTX 上に配備して実行する場合は、Enterprise エディションが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。

WebOTX Application Server Enterprise

Enterpriseの定義

数千から数万、さらにはそれ以上のクライアントからのアクセスが生じるような大規模業務システム、または高い信頼性が要求される基幹業務システムの構築を考えている。そのような場合に最適な製品です。

多数のアプリケーションサーバマシンから構成されるシステムにおいて、各マシン間で負荷を分散・調整を実施します。また、あるサーバがダウンした場合でも処理を別マシンで継続できるようにすることでシステム全体としての停止時間を最小限に食い止めます。

本製品は複数サーバとの連携強化を特徴とするモデルとなっており、以下の機能を有しています。

  • WebOTX Clusterの全機能を統合し、可用性と分散管理機能を強化
  • IRSとの連携機能を提供
  • Oracle Coherenceなどのインメモリデータグリッド製品との連携を強化