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WebOTX Application Server - 特長/機能
WebOTX Application Serverは、さらなる安定稼働、最新オープン技術への対応、開発生産性の向上を追求しています。
小規模から大規模まで2万5千システムを超える豊富な導入実績
小規模システムから、24時間365日稼働の大規模基幹システムまで、システム規模に合わせて選べるエディションをそろえています。
また、数多くのお客様の基幹システムを支え、高い評価をいただくと共に、各種パッケージソフトの基盤としても多数採用されています。
安心の長期サポートと優れたコストパフォーマンスをお約束
お客様が利用している限り、新規パッチ提供を含めた製品サポートを行います。迅速かつ高品質な回答を行うよう努め、お客様から高い評価をいただいているWebOTXならではの万全のサポート体制により、安心して長期間ご利用いただけます。
また、長期サポートの場合も年間保守費用は均一であり、お客様の負担が増えることはありません。一定期間ののちにWebOTXに関するパッチ提供を停止するといったこともありません。
最新のオープン技術との親和性を強化 ~ 迅速な対応には訳が ~
Java EEやWebサービス、.Netなど、世界で広く採用されている標準的な仕様を積極的に導入しています。
標準仕様に対応する利点として、他ベンダ製品で構築されたシステムとの相互接続性に優れるとことがあげられます。特にアプリケーションサーバは、その需要の高さ、利用局面の多さから、たくさんのベンダがしのぎを削っている製品分野の一つです。
そのため、あるアプリケーションサーバを使って稼働しているシステムにおいて、別のアプリケーションサーバに乗り換えるケースも多く存在します。それは、システムの機能拡張を検討する場合に、元々利用しているアプリケーションサーバが対応できないことからくるもの、ベンダによるサポート体制の不安からくるもの、あるいはお客様の意向からくるものなどさまざまです。
また、どのアプリケーションサーバを導入するか決定していない段階で、ひとまずシステムのプロトタイプを開発するケースもよくあります。この場合、まずは無料で使えるオープンソースソフトウェア(OSS)として公開されているアプリケーションサーバで動作確認を行い、保守サポート面で高い評価をいただいているWebOTXを選定・乗りかえを行う手順をふみます。
加えて、Web業務向けに開発・販売されている多くのパッケージ製品と連携するためにも標準仕様への対応が重要です。WebOTXはこれらとの親和性が高く・多数の連携実績があります。
さらに、標準仕様への対応は、独自仕様で動いている既存システムを有効活用するのにも重要な要素です。WebOTXは、既存システムと、標準仕様を用いて接続するためのアダプタ製品を出荷しています。
生産性の高い開発環境を提供
Javaを使ってプログラムを開発するために、世界で多く使われているものとして「Eclipse」が知られていますが、これをベースとした開発環境を提供しています。Webサービス、Webアプリケーション、EJBなどの開発、および各種業務を連携させるための設定をスムーズに行うことが可能です。
また、作成したアプリケーションのデバッグ、評価のために必要となるテスト用のアプリケーションサーバ環境も開発環境で提供しています。そのためEclipse上で開発からテスト、性能チューニングまでひととおりのことを行うことができ、開発効率を大幅に向上します。
業務システムの構築において、開発速度の重要性がますます重要視されています。市場の変化が激しい現在において、業務システムを市場や企業戦略に合わせてスピーディに変更・強化していく必要があるからです。WeOTXが提供する開発環境ではそれをサポートします。
高信頼性・高可用性を実現
「WebOTX ASとは」でも重点的に述べてきたように、WebOTX ASの強みの一つがこれです。
WebOTX ASは、メインフレームで実績を積んだオンライントランザクション管理(OLTP)技術を随所に取り入れ、障害が発生した際にもその影響を最小限に食い止め、システムを安定稼働させるための機能を数多く組み込んでいます。
また、クラスタやホットスタンバイといったシステムの多重化・冗長化構成にも対応しており、障害発生によってあるサーバが停止しても、他のサーバで即座に処理を引き継、システム停止時間を極力短くすることが可能です。
インターネット技術の進化によるユビキタス化、企業競争のグローバル化が進む中、「止まらないシステム」が要件としてどんどん重要視されています。たとえ一瞬のシステム停止でも、結果として大きなビジネス損失につながることを企業のトップやシステム管理部門の方々は最も恐れるからです。
ACOSやTPBASEとの接続機能を提供
WebOTXでは、OLF/TP-UTプロトコル、およびOLF/TP-UWプロトコルを利用して、ACOS-2 VIS、ACOS-4 VIS II、ACOS-6 TDS-AF、TPBASEなどのEIS(Enterprise Information System)と通信するための製品である、WebOTX OLF/TP Adapterを提供しています。OLF/TP-UWプロトコルにより、ホスト上の会話型トランザクションプログラム(TPP)をそのまま活用できます。また、COBOL で記述されたアプリケーションを簡単に活用できるよう通信に必要な電文作成・解析ロジックを、COBOL COPY原文ファイルから自動生成するOLF/TP Adapter開発環境を提供しています。 WebOTX OLF/TP AdapterはJCAに準拠しています。図のように、EJBコンテナからアダプタへのアクセスは最新のJCA仕様のCommon Client Interface(CCI)を使うので、ビジネスロジックの再利用性が向上します。
また、WebOTX OLF/TP Adapterには、あらかじめコネクションをプーリングする機能があります。そのためトランザクション実行時にはセッション開設など時間がかかる処理をスキップでき、高性能なシステムを構築できます。
さらに、WebOTX OLF/TP Adapterは、WebOTX ESBと組み合わせて利用することができます。これにより、端末を対象に動作していたACOSをバックエンドサーバの1つとして捉えて社内の様々なシステムと連携させることができるようになります。
大量データの一括処理に適した高性能を実現
そして、「高信頼性・高可用性」と並ぶ、WebOTX ASの強みとして「高性能」があります。
WebOTX ASの提供するOLTP機能が、不特定多数のアクセスによる負荷向上にも柔軟に対応、高い性能を維持することは「WebOTX Application Server の役割」でも述べたとおりです。
WebOTXでは、さらにそれを進化させた製品である、「WebOTX Parallel Stream Monitor」を出荷しています。
次世代ネットワーク(NGN)により実現されるユビキタス社会におけるサービスは、個人中心のサービス領域を越えて、コミュニティや社会レベルのインフラサービスへと拡大し、それに付随して発生する情報も急拡大すること考えられます。
それに伴って、システムが処理する規模も数万件/秒を超えると見込まれています。大量イベント情報をリアルタイムに処理する巨大システムには、従来のバッチ処理、オンライン処理とは異なる処理方式を持つ、新しいシステムアーキテクチャが求められております。
WebOTX Parallel Stream Monitorは、大量データの高速処理を実現するトランザクションモニタです。複数データの一括入力、一括コミット(更新確定)により、処理のオーバヘッドを低減、業務システムのスループットを向上します。