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PostgreSQL

PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)

PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)(以降「PostgreSQLパッチサービス」とします)は、コミュニティから修正物件が出ないときにNECで独自にパッチを作成するサービスです。
また、後続のバージョンでセキュリティに関する情報が出た際にバックポート対応します。

  • 修正内容によってはパッチ作成ができない場合があります。
  • PostgreSQLパッチサービスは、PostgreSQL保守サポートサービスの追加オプションのため、別途契約が必要となります。
  • PostgreSQLパッチサービスの提供期間はNECのPostgreSQLサポートもしくはNECのOSのサポートの終了時点までを限度とします。
  • NECでの延長サポート期間以降のサポートについては個別にご相談ください。延長サポート期間はPostgreSQL保守サポートサービスのサポートポリシーをご覧ください。

サービス内容

お客様の長期運用に対する不安を解消するため、PostgreSQLサポートサービスに対するオプションサービスとして、パッチに関するサービスを提供しサポート内容を強化します。

サービス提供項目 内容

パッチ適用物件の提供
(コミュニティサポート期間内)

・コミュニティサポート期間中のバージョンに対して、障害調査で新規不具合が検出されコミュニティに報告(パッチ作成含む)したが、コミュニティが修正として取り込まなかった場合、NECにてパッチ作成・パッチ適用物件の提供を行う
・コミュニティが修正を取り込んだ場合でも、当該修正を含むマイナーバージョンがリリースされる前に、要望に応じてNECにて物件を先行提供を可能とする
・障害調査によりコミュニティが修正済みと判明したパッチについては、リリース済みの場合は原則としてマイナーバージョンアップを依頼する

パッチ適用物件の提供
(コミュニティサポート終了後)

・コミュニティによるサポートが終了したバージョンに対して、障害調査により当該バージョンで未修正の不具合が検出された場合、NECにてパッチ作成・パッチ適用物件の提供を行う

バックポート

・コミュニティによるサポートが終了したバージョンに対して、後継バージョンで取り込まれたセキュリティ脆弱性(CVE)が該当する場合、要望に応じてバックポートパッチの作成・パッチ適用物件の提供を行う 
※修正内容によってはパッチ作成できない場合もあり
セキュリティ情報発信 ・コミュニティによるサポートが終了したバージョンに対して、後継バージョンで取り込まれたセキュリティ脆弱性(CVE)が該当するかを確認し、報告する
・情報提供期間はサポート契約開始からPostgreSQLのサポート期間、もしくはPostgreSQLを運用するOSサポートの終了まで

PostgreSQLパッチサービスでは、下記の3種類のサービスメニューを用意しており、要望に応じて必要なサービスメニューを選択することが可能です。

コミュニティサポート期間内・終了後のバージョンに対して、不具合への根本的対処が可能となり、サポート終了後のバージョンが脆弱性に該当する場合は脆弱性への根本的対処ができます。
本サービスメニューでは以下のサービスを提供します。

コミュニティサポート期間内 ・バグ修正パッチ適用物件の提供
コミュニティサポート終了後 ・バグ修正パッチ適用物件の提供
・セキュリティ情報発信
・セキュリティ脆弱性修正パッチ適用物件の提供

なお、コミュニティサポート期間内のバグ修正において、修正を含んだバージョンがリリースされる前に要望に応じて NEC にて物件の先行提供が可能となります。

コミュニティサポート期間内・終了後のバージョンに対して、不具合への根本的対処が可能となり、サポート終了後のバージョンが脆弱性に該当するか確認できます。
本サービスメニューでは以下のサービスを提供します。

コミュニティサポート期間内 ・バグ修正パッチ適用物件の提供
コミュニティサポート終了後 ・バグ修正パッチ適用物件の提供
・セキュリティ情報発信

コミュニティサポート終了後のバージョンに対して、不具合への根本的対処が可能となります。
本サービスメニューでは以下のサービスを提供します。

コミュニティサポート終了後 バグ修正パッチ適用物件の提供

サービス提供の流れ・サービス概要

コミュニティサポート期間内
コミュニティにより修正が見送られた場合には、NECにて個別パッチを作成し、パッチ適用物件をお客様にご提供いたします。コミュニティが修正を取り込むと判断した場合にも、コミュニティからのリリースを待たずにNECからパッチ適用物件を提供することが可能です。
コミュニティサポート終了後
コミュニティのサポートを終了し、取り込まれなくなった不具合や脆弱性の修正に幅広く対応することで、サポート終了後のメジャーバージョンでも安心して運用いただけます。

PostgreSQL保守サポートレベルによるサービス提供の差異

PostgreSQLパッチサービスはPostgreSQL保守サポートサービスの追加オプションとなり、PostgreSQL保守サポートサービスのStandard以上の契約が必要となります。

サービス提供項目 Light Standard/Enterprise Advanced
バグ修正パッチ適用物件の提供
(コミュニティサポート期間内)
× △※1
バグ修正パッチ適用物件の提供
(コミュニティサポート終了後)
×
セキュリティ脆弱性修正パッチ適用物件の提供 ×
セキュリティ情報発信 ×

※1 最新のマイナーバージョンのみ

サポート対象環境

サポート対象OS Red Hat Enterprise Linux 8
コンポーネント PostgreSQL本体
※保守サポートサービスでサポートしているAPIや関連OSSツールはサービス対象外です
PostgreSQL対象バージョン

16、15、14、13、12、11

導入方法

・開発コミュニティが提供するソースを改変せずにコンパイル
・開発コミュニティが提供するRPM
※保守サポートサービスでサポートしているLinuxディストリビュータが提供するRPMは対象外です

サービス提供期間

PostgreSQLパッチサービスの提供期間はNECのPostgreSQLサポートもしくはNECのOSサポートの終了時点までを限度とします。
NECのPostgreSQLサポートの期間はこちらをご参照ください。

サービス時間とお問い合わせ方法

サービス時間

月曜日から金曜日 8:30~17:30 (土日、祝祭日及び弊社の休日は除く)

お問い合わせ方法

電話(無料通話)、FAX、電子メール、Webサイト

FAX、電子メール、Webサイトについては、上記サービス時間外でも、問い合わせをお寄せいただけます。