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NECが公開するオープンソース
OSS貢献活動Exastro IT Automation
Exastro IT Automation (以下、Exastro ITA) は、システム設定をデジタル化して一元管理するためのオープンソースのフレームワークです。
Exastro ITA とは
システム構築という業務は年間に何度も実施している企業は多くありますが、まったく同じパラメータを使った構築作業することは殆どありません。そこに自動化の難しさと、ヒューマンエラーのリスクがあります。
Exastro ITA は、自動化ツールに設定するパラメータを一元管理します。これにより、一つのインターフェイスで複数の自動化ツールを管理することを実現し、人に依存しがちなパラメータの管理や、自動化ツールの操作手順などが自動化できます。
7つの特徴
Exastro ITA には、システム設定の一元管理を容易にする、7つの特徴があります。
【特徴1】マルチテナントの実現
各メニューやレコード単位の RBAC を活用することで、マルチテナントとして活用いただくことが可能です。パラメータシートや JobFlow の1つ1つに対して権限付与が可能です。
【特徴2】パラメータシートを簡易に作成
パラメータシートをグラフィカルに定義可能で、作成したパラメータシートの関連性を可視化できます。
【特徴3】パラメータのライフサイクルを管理
収集⇒変更⇒収集⇒比較を一連のライフサイクルとして整備することで、変更すべき箇所が正しく変更できていることを確認することができます。
【特徴4】IaC の CI/CD を実現
CI/CD (Continuous Integration/Continuous Delivery) はアプリ領域では発展していますが、IaC(Infrastructure as Code) 領域では同じ Code であるにもかかわらず、検討されていないことが少なくありません。IaC も同様に CI/CD するべきですが、その実現には仕組みが必要です。Exastro ITA は、Playbook や TF ファイル等の IaC の CI/CD を実現する機能を具備しています。これにより、Git に IaC をコミットすることで Movement 実行までを自動化することができます。
【特徴5】IaCをモジュール管理して再利用性を向上
作成する IaC はなるべく使いまわせる粒度で作成することが IaC 作成コストを低減させることにつながります。
【特徴6】複数の自動化ソフトウェアを繋げて実行
複数の自動化ソフトウェアを繋げて実行できます。
【特徴7】実行状況をリアルタイムでモニタリング
手動作業と比較して遜色なく実行状況をリアルタイム把握することを重視しています。また実行記録 (作業エビデンス) を管理し欲しい時にダウンロードできます。