「製品開発者のためのOSSライセンス・コンプライアンス」セミナー
オープンソースソフトウェア(OSS)は、Linux上で動作させる以外に、Windows, UNIXなどでも動作させるのが当たり前のようになってきました。意外に知られていないことに商用製品、つまり、プロプライエタリなソフトウェア製品、ハードウェア製品にも当たり前のように使用され始めています。
インターネットから手軽にOSSのソースを入手できる現状から、ソース開示のリスクを恐れOSSを全く排除するためには、クリーンルームで製品を開発しなければならない可能性が出来てきました。これはあまり現実的な解とは思えません。OSSとうまく共存し、住み分けていくことにこそ将来が見えてくるのではないでしょうか。そのためには、OSSのライセンスの理解が必須です。
本セミナーでは、OSSライセンス違反の概要と、違反を見つけ出す11のチェックポイントをご紹介すると共に、実際の開発成果物に含まれるOSSを検査するツールprotexIP/developmentをご紹介しました。
ご来場、ありがとうございました。
OSSライセンス違反を見つけ出す11のチェックポイント
OSSプラットフォ
ーム開発本部
エキスパート
姉崎 章博
OSSプラットフォーム開発本部では、OSSの製品への利用を検討しているNECグループの開発部門に対して、様々なアドバイスや指導を行ってきました。こうした対応窓口の運営経験から、OSSライセンス違反を見つけ出す11のチェックポイントを「OSS License Checked!」と命名し、OSSライセンスのコンサルティングサービスを始めました。
講演では、OSSが持つ代表的なライセンス条件の特徴や、商用ソフトウェアのライセンスとの違いついて解説。OSSのライセンス条件に違反した実例の説明を交えて、「OSSライセンス違反を見つけ出す11のチェックポイント」を紹介いたしました。
講演資料(413KB)
OSSコード検出ツール「protexIP/development」のご紹介
OSSプラットフォ
ーム開発本部
エキスパート
山本 勝之
protexIP/developmentは、OSSの適切な利用を支援するライセンスマネジメントツールです。自社開発ソフト中の思わぬOSSコード混入を出荷前に検出し、意図しない自社コード開示義務や風評リスクを未然に抑止します。
講演では、protexIP/developmentの機能と特長について紹介し、サンプルのソースコードを用いたコードチェックの実機デモを行いました。
講演資料(1,278KB)
セミナー概要
日時 | 2008年8月29日(金) 13:30~16:45 |
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会場 | NEC プラットフォームイノベーションセンター(NEC春日ビル1F) セミナールーム |
講演風景(1)
講演風景(2)
講演風景(3)
講演風景(4)