プレスリリース
技術情報管理ソフトウェア「Obbligato II R9.1」発売について (2008.10.30)
~情報漏えい対策機能を強化し、中国市場をメインターゲットに拡販~
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NECは、製造業における設計図面や部品表など様々な技術情報を管理するソフトウェア 「Obbligato II (オブリガート ツー)」(注1)を強化し、 「Obbligato II R9.1」として本日より販売活動を開始いたします。
新製品の最大の特長は、情報漏えい対策機能の強化であり、通常利用するデータの印刷や外部ディスクへの複製を制限することなく、機密データの外部への持ち出しを未然に防止できる点にあります。 これにより、システム利用者の利便性を保ちながら、厳重なセキュリティ環境を実現することが可能となっております。
近年、日本の製造業は、現地ニーズに適確に応えるため、生産拠点に加え開発/設計拠点についても海外に移転する動きが高まっています。 そのため、日本と海外設計拠点間の緊密な情報連携が必要となっておりますが、その一方で技術情報の漏えいリスクをいかに低減させるかが大きな課題となっております。
新製品は、優れたセキュリティ機能によりこうした課題を解決し、グローバルで技術情報を安全に共有・活用し、開発効率を大幅に向上するものであります。
当製品は、現在、開発拠点としての重要性を高めている中国市場をメインターゲットとしており、中国に進出している日系企業および現地企業に積極的に拡販を図ります。 出荷は、本年12月31日より日本および中国より開始し、順次、グローバルに展開する計画です。 当社は「Obbligato II」 について、今後3年間でグローバルで100社への導入を目指してまいります。
「Obbligato II R9.1」の主な特長
- 機密データの外部への持ち出しを抑止
- 図面などの機密データに対して、印刷、メール添付、USBメモリなどの各種メディアへのコピー、ネットワークドライブへのコピー、画面キャプチャを権限に応じて厳しく制御し、外部への持ち出しを抑止する。 なお、クライアント環境における機密データの編集やサーバへの登録は可能となっているため、機密データを安全に共有することが可能となっている。
- 通常データ取り扱い時の利便性を保ちながら厳重なセキュリティ環境を実現
- ユーザ・対象データごとにきめ細かい持ち出し制御の設定が可能。 通常データの印刷やコピーを制限することなく、機密データの持ち出しを制限できるため、 利用者の利便性を保持しながら情報漏えい対策が可能となっている。
- アプリケーションに依存せず持ち出し制御が可能
- 従来のセキュリティ対策ソフトは、対応するアプリケーションに制限があったが、「Obbligato II R9.1」は、システム上で動作するアプリケーションの種類に依存することなく 持ち出し制御が可能。
- 暗号化技術を用いずにセキュリティ機能を実現
- 新製品は、暗号化技術を用いずに、ユーザごとのデータアクセス制御によりセキュリティ機能を実現する。
「Obbligato II R9.1」機能イメージ
NECは、今後も「Obbligato II」を継続強化し、製造業における競争力の源泉である技術情報の高度な管理・活用を支援し、顧客企業の価値向上に貢献してまいります。
なお、当社は「Obbligato II R9.1」について、本年11月11日から13日まで東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザフォーラム & iEXPO2008」に出展し、講演を行う予定です。
- (注1)Obbligato II: NECのPDM(Product Data Management:技術情報管理)ソフトウェア。国内で500社以上の導入実績を有し、国内PDMソフトウェア市場でトップシェア(出展:テクノシステムリサーチ「2007年 PDM/PLMビジネス市場分析調査」)を獲得
- *文中に表記されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
NEC 第一製造業ソリューション事業部 CPCソリューショングループ
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