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未来に残すデータ、なぜテープが選ばれるのか?   [iStorage ストレージ]

ペタバイト級の大容量データを低コストでアーカイブ

データの長期保管を取り巻く環境

近年のデジタル変革の進展において、生成AIやビッグデータ処理技術の急速な進化に伴い、企業のデータ量が加速度的に増加しています。 ペタバイト級の大規模データを管理する需要が急増する一方、データの戦略的価値を最大限に活かすためには、長期的なデータ保持が不可欠です。
これに伴い、高度化するサイバー脅威やデータ漏洩に対処するためのリスク対策が重視されています。
このような背景のもと、強固なセキュリティ基盤を維持しつつ、TCO(総所有コスト)を低減できる、大容量データの保管ソリューションが求められています。

データに求められる要件

コストのほかにも、企業は長期データ保管の課題に直面しています。
近年では10年以上のデータ保存が求められるケースもあり、データ移行や維持管理の手間が問題となっています。
さらに、ランサムウェア攻撃などの脅威も増し、セキュリティも重視されています。
管理の手間やセキュリティの観点からクラウドストレージも検討されますが、ランニングコストが継続的に発生するため、予算面で負担となることが少なくありません。

こうした複合的な課題を解決する、データの長期保管に最適なソリューションが「テープストレージ」です。 低コストでデータの長期保管を実現しつつ、強固なセキュリティを備え、物理的なデータ隔離によるランサムウェア対策の効果も期待されるため、現代のデータアーカイブニーズにまさに合致する選択肢と言えます。

データアーカイブに関するお悩み

低コストでペタバイト級データを管理
テープストレージが選ばれる理由

テープストレージは大容量データを低コストで保管することができ、長期アーカイブに最適です。
数百テラバイトからペタバイト級のデータに至るまで、コストを抑えつつ確実な保管を実現します。
コスト重視で、ペタバイトに迫るような大容量データをアーカイブしたいお客様に最適です。

クラウドのような課金がなく、コスト削減

一度購入すれば、追加費用無くアーカイブ運用ができる

テープストレージは、導入時のイニシャルコストはクラウドストレージに比べて高めですが、長期的な運用コストを圧倒的に抑えられる点が最大の魅力です。
特に500TBから数ペタバイト規模の大容量データを長期アーカイブする場合、テープストレージは追加費用が発生せず、TCO(総保有コスト)面で大きく優位です。

クラウドストレージは一見初期費用が安価でデータ書き込み時にコストメリットありますが、データ量や保存期間によって費用が増加し、特に災害発生時などの非常時や監査対応時のデータ復元では、想定外の追加コストを負担することになります。

テープストレージは、大容量データを低コストで運用できるだけでなく、一度購入すればその後は追加費用が発生しないため、長期的なデータ保持戦略において安定した運用を実現できます。
このため、数ペタバイト以上のデータをアーカイブする際は、テープストレージがコスト効率と運用安定性の面で最適な選択となります。

テープストレージとクラウド(AWS)の価格比較

LTOテープの長期利用によるコスト削減

最新LTOを導入することでデータ移行を一度スキップできる

LTOテープは、その長いライフサイクル特性により、データ移行コストを削減できます。
LTO-7の場合、2015年~2025年まで10年ほど販売を継続してきました。
そのため、初期導入時に最新LTOテープを導入することで、5~7年後のシステム更新時(テープドライブの更新時)にはLTOテープは新しいシステムに移設するだけでよく、この場合はデータ移行のために新たなLTOテープの購入が不要となります。
そのため、データ移行が不要となり、データ移行作業の手間やコストを削減することができます。

一方、SSDやHDDなどを搭載したディスクストレージの場合、ディスクの寿命は約5年と短いうえ、ディスクはストレージシステムと一対一で紐づいているため、ディスクの再利用ができません。
そのため、システム更新のたびにデータ移行が必要となり、メンテナンスの負荷やコストが増大する傾向があります。

ディスクストレージと比較して、テープストレージはデータ移行の回数を減らすことができ、データ移行の手間や、コストを削減することができます。

磁気テープによるデジタル情報の長期保存方法

参考:JEITAテープストレージ専門委員会
https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html
~JIS Z 6019 (磁気テープによるデジタル情報の長期保存方法)とは~
「7.磁気テープによるデジタル情報の長期保存方法」

追加費用無しでランサムウェア対策を実現

LTOテープのオフライン保管により簡単にマルウェア対策

テープストレージは、物理的にエアギャップのあるLTOテープにデータを保存するため、ランサムウェアに対する強力な保護を提供します。
ネットワークから切り離された領域にデータを保存するため、たとえPCや業務サーバなどがランサムウェア攻撃されてしまっても、テープのデータは保護されます。

さらに、頻繁にアクセスする必要のないアーカイブデータを格納したLTOテープを外部にオフライン保管することで、アーカイブデータをネットワークから隔離することができます。
オフライン保管されたテープデータはランサムウェアの影響を受けないため、クリーンなデータを保持できます。

LTOテープのオフライン保管により簡単にマルウェア対策

テープストレージは大容量データを低コストでアーカイブします。
データが増え続ける今だからこそ、iStorage Tシリーズの導入をご検討ください。

提案事例:建設業A社様

NECのテープストレージ「iStorage T09A」を導入いただいた映像システムのデータアーカイブ事例をご紹介します。

このシステムは、毎日約10TBのデータ更新がある映像データシステムです。
月に約300TB、年間で3ペタバイト以上の膨大なデータが増加、蓄積されていきます。
特に、重複排除がきかない映像データという特性もあり、ディスクストレージには保管しきれないという課題がありました。
また、将来のデータ解析に利用したいため、データは削除せずに長期保管したいというご要望がございました。

そこで、テープストレージを活用して、保管コストを抑制することができました。
本提案事例の詳細は、ぜひ資料をダウンロードしてご確認ください。

システム構成イメージ

NECのテープストレージ:iStorage Tシリーズ

NECでは、テープストレージとして「iStorage Tシリーズ」をご提供しております。
コスト重視・省スペースのT09Aと、拡張性があり大容量構成に対応できるT280の2種のモデルを展開しており、お客様のニーズに合わせて、最適なモデル、構成でご提供が可能です。

低価格省スペース
オートローダモデル iStorage T09A

省スペース:1Uラックスペース
記憶容量:9巻収納 最大162TB(非圧縮時)
データ転送:300MB/s(非圧縮時)
 

製品画像T09A

拡張性大容量構成
スケーラブルモデル iStorage T280

スケーラビリティ:3U~21Uラックスペース
記憶容量:30~280巻収納
最大5.04PB(非圧縮時)
データ転送:最大6,300MB/s(非圧縮時)

製品画像T280

また、テープストレージには多数のメリットがあり、大容量データを低コストで保管できるだけでなく、環境への配慮、そしてセキュリティの充実を提供するソリューションです。

・大容量・低コスト

テープストレージは、低コストで大容量のデータバックアップを可能にします。
ストレージ容量が増えるほど、その費用対効果はさらに高まり、コスト削減になります。
構成にはよりますが、データ容量が1ペタバイトから5ペタバイトへ増えた場合、ディスク比で1/9で、テープは容量追加ができます。

・省エネ

以下3つを大幅に削減でき、カーボンニュートラル社会に貢献します
1.TCO削減:Total Cost of Ownership(総保有コスト)をディスク比で80~90%削減
2.消費電力:ディスク比で95~98%削減
3.CO2削減:テープストレージとディスクを組み合わせ、CO2排出量86.7%削減

・セキュアなデータ保護

バックアップソフトと連携して暗号鍵管理をし、テープストレージのハードウェア暗号機能を利用することで バックアップサーバに負荷をかけず、高速にデータを暗号化し、貴社の重要なデータを守ります。
また、上書き不可のWORM*テープを使用することで、データ消去やデータの改ざんを防止でき、ランサムウェア対策として有効です。
*WORM=Write Once Read Many

テープストレージは、重要データを安全かつ物理的に分離した環境で保管する、コスト効率に優れた長期アーカイブソリューションを提供します。
ぜひ、データ管理コスト削減にテープストレージの導入をご検討ください。

以下より、資料をダウンロードしてぜひご検討ください。