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YKKビジネスサポート株式会社様

氾濫するバックアップ環境をNetBackupで統合
運用の効率化とデータ保全レベルの向上を実現

業種:
  • その他業種
業務:
  • 共通業務
  • その他業務
製品:
  • ソフトウェア/運用管理

YKKグループの管理系業務全般を受託するYKKビジネスサポート様は、バックアップ業務全般の一元化と運用負荷の軽減を目的に2007年、バックアップソフトウェア「NetBackup」を導入しています。しかし、データの増加やサーバの追加により日々のバックアップが長時間化。運用スケジュールに余裕がなくなりバックアップ対象が追加できないなどの課題に直面しました。そこで最新版の「NetBackup7.5」にバージョンアップし、バックアップ時間の短縮に成功しました。

事例のポイント

課題

  • バックアップ構成が業務システムごとに異なり、運用もそれぞれの担当者が行っていたため、データ保全のレベルや万一の際の対応レベルに差が出ていました。
  • 災害対策のためにバックアップテープの外部保管を行っていたものの、手順やテープの管理が煩雑で、運用も円滑とは言い難い状況でした。
  • 2007年のバックアップ統合以降は、グループからの受託業務の拡大によってバックアップ対象が増加し、バックアップが長時間化するという課題に直面していました。
矢印

成果

  • NetBackupによるバックアップ統合で、データ保全のレベルを統一。バックアップ業務が一元化されたことで、運用負荷の大幅な軽減を実現しました。
  • Vault オプションを活用した運用の見える化により、テープの外部保管運用まで含む、全社的なバックアッププロセスの円滑・効率化を実現しました。
  • バックアップにかかる時間は、段階的に導入されているクライアント重複排除やアクセラレータによって短縮され、朝7時までに完了するようになりました。

導入前の背景

バックアップ統合で運用効率化とデータ保全レベルの統一を実現するも近年はバックアップの長時間化が課題に

YKKビジネスサポート株式会社 業務推進室 IT基盤グループ長 高橋 聡一郎 氏
YKKビジネスサポート株式会社
業務推進室 IT基盤グループ長
高橋 聡一郎 氏

YKKビジネスサポート(以下YKK BSI)様は、YKKグループの管理系業務全般を受託している企業です。同社の業務推進室 IT基盤グループでは、総務・人事・経理システムなどを支える情報インフラの企画・開発・運用を担っています。

同社では、2000年ごろからのオープン化の流れに伴い、Windowsのサーバが徐々に導入されていました。それまで使用していたメインフレームのバックアップとは異なり、各システムのバックアップ構成はそれぞれの担当者の裁量によって決定され、運用方法もまちまちでした。「テープバックアップや外部保管用テープの作成、搬出・返却など、運用は煩雑ですし、担当者のスキルレベルも違います。日々のテープ交換やバックアップ結果の確認すら困難な状態でした」と、業務推進室 IT基盤グループ長 高橋聡一郎氏は当時を振り返ります。

YKKビジネスサポート株式会社 業務推進室 IT基盤グループ 主事 吉川 巧一 氏
YKKビジネスサポート株式会社
業務推進室 IT基盤グループ
主事 吉川 巧一 氏

2007年、NECは同社に対して、バックアップソフトウェア「NetBackup」による統合バックアップで、バックアップ運用全般を一元管理する提案を行っています。「NetBackupなら、WindowsやHP-UXといった物理サーバだけでなく、その当時、導入を開始したVMware仮想化環境も含めて、バックアップをシングルウインドウで管理できるので、運用負荷を大幅に軽減できると考え、採用を決定しました」と、同 主事 吉川巧一氏は話します。「全サーバのバックアップとリストアが確実に実施でき、限られた人員での運用・保守が可能になり、属人的な仕事のやり方を極力減らすことができました」と、吉川氏は評価します。以来、YKK BSI様ではほとんどの業務サーバのバックアップをNetBackupに統合しています。

しかし近年は、保護対象となるサーバの追加やデータの増加に伴い、バックアップが時間通りに終わらないという、新たな課題に直面していました。

選択のポイント

運用管理に割く工数を減らし、「本業にフォーカスする」ための提案が評価される

YKK BSI様が運用する基幹業務システムは日次/週次/月次のグループ分けを行ったうえで、フルバックアップで運用されています。NetBackupによる統合バックアップの導入で、運用の効率化は図れていたものの、年月が経つにつれ、新たな課題に直面していました。「バックアップ対象のデータ増加による影響などから、近年ではバックアップが時間通りに完了しないなどの問題がでていました」と高橋氏は言います。また、バックアップの長時間化に伴い「バックアップ対象のサーバやクライアントを追加したくても、スケジュールに余裕がなくなっていました」と、吉川氏は述懐します。

2012年夏、同社が実施したバックアップサーバの更新を機に、NECはNetBackup7.5へのバージョンアップと重複排除バックアップを用いたソリューション提案を行っています。「NetBackupの重複排除機能(*1)と新機能のアクセラレータ(*2)を利用することで、バックアップ時間の短縮が図れると思いました。加えて運用スケジュールにも余裕が生まれ、バックアップ対象サーバを増やせると考えたのです」。吉川氏はNetBackup7.5へのバージョンアップの理由をこう話します。また、高橋氏は「私たちは、日々のシステムサポートや運用管理に割く工数をなるべく減らし、YKKグループの本業にフォーカスした働き方を志向しています。NECグループからの提案は、この方向性にマッチした内容であった点も、高く評価しました」と強調します。

  • (*1)
    重複排除機能・・・バックアップの際に対象データを解析し、過去に取得したバックアップ内のデータと重複しない、新しいデータパターンだけをバックアップする機能。YKK BSI様では、業務サーバ側での重複排除処理によりバックアップサーバに最小のデータのみを転送するクライアント重複排除を使用し、バックアップ時間の短縮を実現している。
  • (*2)
    アクセラレータ(NetBackup Accelerator)・・・NetBackup7.5より実装された、重複排除と組み合わせることで高速にフルバックアップが取得できる機能。フルバックアップと増分(または差分)バックアップの組み合わせが不要で、毎回フルバックアップというシンプルな運用となる。2度目以降のフルバックアップにおいては、処理される量が前回バックアップからの変化分のみとなり、バックアップに要する時間を短縮できる。YKK BSI様では、アクセラレータにおいてもクライアント重複排除を選択され、バックアップ時間の短縮効果を高めている。

導入ソリューション

業務サーバ側の重複排除で、最小のデータ部品のみをLAN転送し、バックアップ時間を短縮

現在のYKK BSI様における業務サーバ/ファイルサーバ群のバックアップは、図のように運用されています。かつて130台以上あった物理サーバは、VMware仮想化の活用などで、物理サーバ82台となりました。各業務サーバからはLAN経由でバックアップされており、バックアップ時間短縮のための重複排除とアクセラレータが段階的に導入されています。外部保管用テープの作成と搬出・返却には、Vault オプションを活用しており、外部保管運用の効率化を図っています。

導入後の成果

バックアップ運用が効率化され、データ保全全般のレベルが向上。長時間化していたバックアップも時間通りに完了

YKKビジネスサポート株式会社 業務推進室 IT基盤グループ 開沢 実咲 氏
YKKビジネスサポート株式会社
業務推進室 IT基盤グループ
開沢 実咲 氏

2012年10月より、YKK BSI様はNetBackup7.5を活用した運用を開始しています。バックアップにかかる時間は、重複排除機能とアクセラレータの導入によって短縮され、朝7時までに完了するようになりました。

高橋氏は「システム規模が拡大し、運用が複雑化する中で、データ保全全般のレベルが上がり、確実性が向上しました。NetBackupを活用しているからこそ、こうした成果が得られたという認識です」と評価します。

テープの外部保管運用については、同社ならではの工夫も見られます。Vault オプションによって出力されるテープの一覧表(Vaultレポート)を活用し、外部保管用テープの状況が視覚的にわかるよう独自の[Vaultテープ管理表]を作成しているのです。業務推進室 IT基盤グループ 開沢実咲氏が、次のように話します。「その日に搬出したテープのナンバーを記録し、遠隔地保管が完了したという確認結果を、このシートに記載します。今、どのテープが遠隔地に保管されており、いつ戻ってくるのかを見える化したわけです。担当者が不在や休みの時でも、別の担当者がこのシートを見れば、今日何をすべきかがすぐに把握できます」。同社における、全社的なバックアッププロセスの効率化と、データ保全の確実性向上は、最新ソフトウェアの活用に加え、現場でのこのような業務改善の積み重ねによって、達成されているのです。

今後の展望

BCP強化 ― より高度なデータ保全のしくみづくりに注力

同社は今後、YKKグループが展開する海外事業の管理系業務を受託する事業が拡大することから、高橋氏は「今後は夜間バックアップという概念が通用しなくなります。人手を介在せず、より短時間でバックアップが完了できるソリューションを検討していきたいのです」と語ります。

また、2011年の東日本大震災を機に、事業継続のためのより高度なデータ保全のしくみが求められるようになってきていることから、遠隔バックアップをはじめ、次々に登場するICTサービスの動向を注視しつつ、YKK BSI様は、BCP強化につながるより高度なデータ保全のしくみづくりに注力しています。

NECスタッフの声

より安全なデータ保全と事業継続のしくみづくりに貢献したい

YKK BSI様に長年ご活用いただいている「NetBackup」の導入効果を評価されたうえで、長年バックアップ運用を支援してきた弊社の提案を採用いただけたことを、率直にうれしく思っています。 今後はBCPの観点を重視し、遠隔地にバックアップデータを置いて迅速に業務再開を実施できるソリューションとして、NetBackupのAIR(*)機能をご提案したいと考えます。広域災害などで本番環境に甚大なトラブルが起きたことを想定して、予備系統へのデータリストアによる可用性の高度化と、YKKグループ様のBCP強化に寄与できるからです。仮想化技術を活用した災害対策とも組み合せ、より安全なデータ保全と事業継続のしくみづくりに、今後も関与していければと思っています。

私たちはこれからも、バックアップの統合化や高速化などのお客様のニーズにお応えできるソリューション提案を、NECとシマンテックの協業に基づき行ってまいります。

  • (*)
    AIR (Automatic Image Replication)機能・・・バックアップデータを、遠隔地に設けたバックアップサイトに複製する機能。
集合写真
写真左から、
NEC 富山支店 主任 犬飼 佳樹
北陸日本電気ソフトウェア株式会社 第三ソリューション事業部 マネージャ 能澤 亨
北陸日本電気ソフトウェア株式会社 第三ソリューション事業部 中田 大五郎

お客様プロフィール

YKKビジネスサポート株式会社

所在地 富山県黒部市吉田200
設立 2003年4月
資本金 1億円
売上高 18.3億円(2011年度実績)
従業員数 180人(2012年3月末現在)
事業概要 総務・人事・経理・情報システムの業務委託
URL new windowhttps://ykkbsi.co.jp/

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