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SSLv3プロトコルに暗号化データを解読される脆弱性(POODLE攻撃)
掲載番号:NV15-005
脆弱性情報識別番号:JVNVU#98283300, VU#577193
概要
本件は2014/10/28に公開した重要なお知らせ「弊社製品におけるSSLv3プロトコルに暗号化データを解読される脆弱性(POODLE攻撃)への対応について」の追加情報です。
中間者攻撃により通信プロトコルのバージョンをSSLv3にダウングレードさせて通信内容を解読する攻撃手法が報告されています。
この攻撃手法は"POODLE" (Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption)と呼ばれています。
POODLE攻撃によって、第三者に暗号化された通信内容の一部を解読される可能性があります。
対象
Express5800シリーズ/iStorage NSシリーズ
影響の有無
対象となる製品のバージョン
- EXPRESSSCOPEエンジン
- EXPRESSSCOPEエンジン2
- EXPRESSSCOPEエンジンSP 2
- EXPRESSSCOPEエンジン3
- EXPRESSSCOPEエンジンSP 3
- EXPRESSSCOPEエンジン3 ft
- ESMPRO/ServerManager Ver.5/6 (※ SSL通信に設定変更した場合のみ)
- エクスプレス通報サービス(HTTPS)
- SIGMABLADE 8G FC スイッチ(N8406-040/042)
- SIGMABLADE EMカード(N8405-019/019A/043)
- LTO集合型((N8160-82/83/87/88/89/92)
- ディスクアレイ装置(ST12300/ST12400)
- Express5800/ECOCENTER サーバモジュール(BMC)
- Express5800/E120a(BMC)
- Express5800/E120b-M(BMC)
- Express5800/HR120b-1(BMC)
対処方法
尚、ディスクアレイ装置(ST12300/ST12400)の管理用ソフトStorViewにつきましては、
(1)は実施できませんので(2)を実施してください。
(1) 管理ツールを動作させるクライアント側でSSL3.0を無効化する
詳細は次のURLの【クライアント側でSSL3.0を無効化する方法】を参照ください。
Express5800シリーズ/iStorage NSシリーズにおけるSSL 3.0の脆弱性
(CVE-2014-3566)への対応について
https://support.express.nec.co.jp/care/techinfo/security201411/index.html
(2) ファイアウォール等によるネットワーク側での対策
iStorage NVシリーズ
影響の有無
対象となる製品のバージョン
上記以前のバージョンにつきましては、既にサポートが停止しております。
対処方法
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?NoClear=on&id=9010104104
パッチは保守契約を結んでいただいたお客様に限定して提供させていただいています。
IX1000/IX2000/IX3000シリーズ
影響の有無
次の機能でHTTPSを利用しており、暗号化された通信内容の一部を解読される可能性があります。
- ファームウェアアップデート機能
- ダイナミックDNS機能
- 装置起動時の自動コンフィグダウンロード機能
- 装置起動時の自動ファームウェアアップデート機能
- 証明書のインポート機能
対象となる製品のバージョン
対処方法
- Version:9.0.14A
- Version:8.9.21A
修正ソフトウェアへのバージョンアップ手順につきましては、
装置を購入した営業窓口までお問い合わせください。
PowerChute Business Edition
影響の有無
対象となる製品のバージョン
対処方法
ブラウザでのSSL3.0の使用を無効にしてください。
外部ネットワークに接続した環境では、ファイアウォールで
ポート2161をクローズしてください。
保護(クローズ)して下さい。
UNIVERGE IP8800シリーズ
影響の有無
httpsを使用する機能での暗号化通信内容の漏えいとなります。
なお、対象機種の場合でも該当機能を未使用の場合は、影響はありません。
対象となる製品のバージョン
- IP8800/S6700,S6600,S6300
- IP8800/S4600,S3800,S3650,S3640,S3640 ER,S3630
- IP8800/S2500,S2400,S2200,SS1200
以下の機能をお使いの場合に影響があります。
- WEB認証
- OAN
対処方法
以下のURLの「6.対象製品」を参照ください。
「SSL3.0の脆弱性(POODLE)」に関するご報告
https://jpn.nec.com/ip88n/technical_info/20141028.html
- WEB認証
ことで回避可能です。
TLS1.0:有効 SSL2.0:無効
SSL3.0:無効
(例) Internet Explorerの場合
「ツール」⇒「インターネットオプション」⇒「詳細設定」
- OAN
とすることで回避可能です。
TLS1.0:有効
SSL2.0:無効
SSL3.0:無効
Javaの設定方法
「コントロールパネル」⇒「JAVA」⇒「詳細」
WebSAM JobCenter
影響の有無
対象となる製品のバージョン
CL/Webが影響を受けます。
対処方法
Internet Explorerの設定方法は次のURLの【Internet Explorer で SSL 3.0 を無効にして、TLS 1.0、TLS 1.1、および TLS 1.2 を有効にする】を参照ください。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/3009008.aspx
上記以外の製品
参考情報
https://jvn.jp/vu/JVNVU98283300/index.html
CERT/CC Vulnerability Note VU#577193:
POODLE vulnerability in SSL 3.0
https://www.kb.cert.org/vuls/id/577193
更新情報
- 2015/11/20
- 2015/10/21