2015年2月24日
日本電気株式会社
NetCracker Technology
NECと当社の子会社であるNetCracker Technology(ネットクラッカー)社は、グローバルマーケットにおいて通信キャリアに最適なSDN/NFV(
注1)ソリューションを提供するため事業体制を強化しました。
NECはSDN/NFVを注力領域と位置づけ、仮想化技術をネットワーク領域に展開・適用するシンプルで柔軟な次世代のネットワークインフラ構築・提供に取り組んでいます。SDN コントローラ /スイッチにおける世界初の製品化を始め、vEPC(
注2)、vMVNO(
注3)、vCPE (
注4)SDN/NFVソリューションを提供しており、商用稼働の実績も含め、他社に先行しています。
一方、ネットクラッカーは通信キャリア向けの統合運用支援ソリューションTOMS(
注5) をグローバルに展開し、これまで20年間にわたって200社以上の顧客への納入実績があり、SDN/NFVを統合運用するソリューションMANO(
注6)の開発ノウハウを有しています。
両社はこのたびSDN/NFV領域におけるさらなる事業拡大を目的に、当領域に携わる開発、営業、マーケティングなどのリソースをグローバルに最適配置し、通信キャリアの高度なニーズに的確に対応するソリューション/サービスを提供する体制を構築しました。新体制のもと、両社はSDN/NFVとMANOの連携促進、クロスセル、マーケティングの実施、さらに保守サポートの一層の充実などを推進していきます。両社は、グローバル通信キャリアに最適かつ迅速にSDN/NFVソリューションを提供し、お客様と共に新たなビジネスモデルを創出していきます。
なお、先般、両社の連携によりオーストリアの大手通信事業者であるテレコムオーストリアグループとvCPEの実証実験を成功させています。
また、このたびの体制強化に合わせ、両社共同で取り組むソリューションメニューとして「NEC/NetCracker SDN/NFV solutions」を新たに定義し、本年3月2日からスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress2015」より使用します。
以上
(注1) SDN: Software-Defined Networking、NFV: Network Functions Virtualization
(注2) vEPC: virtualized Evolved Packet Core
(注3) vMVNO: virtualized Mobile Virtual Network Operator
(注4) vCPE: virtualized Customer Premises Equipment
(注5) TOMS: Telecom Operation and Management Solution
(注6) MANO: Management and Network Orchestration
本件に関するお客様からの問い合わせ先
NEC テレコムキャリア企画本部
TEL:03-3798-6141