SCSK株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役会長兼CEO：中井戸 信英、以下SCSK）と日本電気株式会社（本社：東京都港区、代表取締役執行役員社長：遠藤 信博、以下NEC）は、SCSKが開発したERPパッケージ「ProActive E²（プロアクティブ イーツー）」をNECの垂直統合製品「Application Platform for Partners」（以下APP）にプリインストールし、2014年5月19日からシステム統合モデルとしてアプライアンス提供を開始します。また、本製品の販売を機にSCSKは、NECのAPPのパートナープログラムに参画します。

近年、事業環境の変化はめまぐるしく、M&Aや既存事業の拡大、新規事業への参入などの経営判断に素早く対応するため、基幹業務システムをより短期間で構築したいとのニーズが高まっています。このニーズに応える一つの手段として、SCSKとNECは今回のERPパッケージのシステム統合モデルとしてのアプライアンス提供を決定しました。

SCSKの「ProActive」シリーズは、会計、販売管理、資産管理、生産管理、人事・給与・人材マネジメントまで、基幹業務全般をカバーしており、発売開始から20年間で4,900社、210グループの導入実績があります。また、NECは18年連続国内シェアNo.1のIAサーバー※1上にアプリケーション環境を構築した数多くの実績があります。両社の特長を活かすべく、「ProActive」シリーズとAPPを組み合わせてアプライアンス提供することで、システムの早期構築を実現します。
NECのAPP上に、「ProActive」シリーズの最新版であるSCSKの「ProActive E²」を、お客様からの受注後にインストール済みの状態でBTO（build to order：受注生産方式）出荷するため、セットアップ作業を必要最小限に抑えることができます。従来の「ProActive E²」のシステム構築時間と比較して、3日要していた構築作業時間を3時間へと、大幅短縮※2を実現します。また、事前評価済みで都度検証の必要がないことから、常に安定した品質での稼働環境を提供します。

今後、SCSKとNECは、3年間で300社への販売を目指し、共同でマーケティング活動および営業活動を通じ、より一層の拡販を進めます。具体的には、SCSKは今回のシステム統合モデルを、ビジネスパートナーへも展開して拡販に取り組むとともに、NECはハードウェア面における環境構築のさらなる効率化を図り、両社にてお客様の支援強化につとめていきます。