2014年4月25日
日本電気株式会社
NECは、高いコストパフォーマンス・高性能・高信頼を実現したクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を、本年4月28日から提供開始します。
本サービスは、「OpenStack」をはじめとするOSS(Open Source Software)の全面的な利用に加え、NECのデータセンター専用の省電力・高集積サーバ、独自の冷却装置の利用などで国内トップクラスのコストパフォーマンスを実現した「NEC Cloud IaaS (スタンダード:STD)」と、基幹業務で長年にわたり実績を有する自社製品を利用し、高性能・高信頼を実現した「NEC Cloud IaaS (ハイアベイラビリティ:HA)」の2種のサービスを用意しています。
NECは、社会ソリューション事業に注力しており、その中核領域の一つとしてクラウド基盤事業の強化を進めています。NECは本サービスを含むクラウド基盤事業について、2017年度に1,200億円の売上を目指します。 |
「NEC Cloud IaaS」は、サーバやストレージなどのICT資源をサービスとして提供するもので、本年1月に開設した「NEC神奈川データセンター」を活用します。
「NEC Cloud IaaS」の2種のサービスを組み合わせて使うだけでなく「NEC神奈川データセンター」で提供しているハウジングサービスも含めて密連携させることで、顧客システム全体を柔軟かつ容易にクラウド環境へ移行し、運用することが可能になります。
さらに、顧客構築システム(オンプレミス)や他のクラウド基盤サービスも併せて統合運用管理が可能なセルフサービスポータルの提供により、ハイブリッドクラウド環境での運用最適化を実現します。
本サービスの価格は次のとおりであり、当社販売店などパートナー経由での販売活動も開始します。
- NEC Cloud IaaS (STD):月額6,700円~(税別、最小構成:注1)
- NEC Cloud IaaS (HA) :月額10,900円~(税別、最小構成:注2)
本サービスでは、性能や可用性を向上させるために複数の仮想サーバを異なる物理サーバに配置することが可能です。また、仮想化せずに物理サーバのまま利用可能なサービスや、複数のサーバを筐体単位で占有可能なサービスも提供する予定です。
さらに、「NEC Cloud IaaS」の導入・運用を支援する以下の手段の提供を予定しています。
- 「NEC Cloud IaaS」利用時におけるシステム構成の設計パターン集をWeb上で公開。これにより、容易かつ迅速なシステム構成の検討を実現。
- 性能評価シミュレーションに基づきシステム構成の作成を自動化するツールと、「NEC Cloud IaaS」のICT資源の調達(プロビジョニング)機能や運用管理機能を連携。これにより、最適なシステム構成での導入・維持を実現。
NECは今後、クラウド基盤事業の拡大に向けて、顧客構築システムでも利用可能なクラウド基盤の製品化、PaaSなどのサービスメニュー拡充、海外を含むサービス提供拠点の拡大などに取り組み、顧客の企業価値向上に貢献していきます。
NECグループは、「2015年中期経営計画」をもとに、人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・公平な社会の実現に向け、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進し、「社会価値創造型企業」として、社会の様々な課題解決に貢献していきます。
【別紙1】 「NEC Cloud IaaS」の特長【別紙2】 「NEC Cloud IaaS」の全体像
以上
(注1) 1.4NCU x 1vCPU x 4GB Memory x 100GBシステムディスク
(注2) 2NCU x 2vCPU x 2GB Memory x 100GBシステムディスク
※ NCU(NEC Cloud IaaS Compute Unit):
NEC Cloud IaaS のCPU性能を表す指標(1NCUはXeon 1コア(2013年基準)の1/4に相当)。
※ vCPU(Virtual CPU):仮想OSから見えるシングルコアのCPU数。
クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」について
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC C&Cクラウド基盤戦略本部
TEL:03-3798-6529
私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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