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NEC、コロンビアの電力系通信インフラ事業者に光伝送用100Gbpsトランスポンダを納入

2014年3月17日
日本電気株式会社




NECは、コロンビアの通信インフラ事業者であるInternexa(インターネクサ社、本社:メデジン市、CEO:Genaro Garcia)に、光伝送用100Gbps対応トランスポンダ(中継器)を納入しました。

Internexaは、コロンビア電力公社(ISA)の系列会社で、通信インフラを構築して他の通信事業者に回線を提供する事業(Carrier's carrier)を行っています。同社は、コロンビア等ラテンアメリカ(中南米)9ケ国で光通信網整備計画を推進中であり、NECがInternexaに初めて納入したトランスポンダはこの敷設プロジェクトの一環として導入され、既にコロンビアにて商用運用が始まっています。
今回のトランスポンダの納入は、NECの持つ通信技術やノウハウが高く評価されたものであり、NECはこの機器納入を通して、ラテンアメリカの通信環境向上に貢献します。



背景


今日、スマートフォンやタブレット端末の普及、LTEサービスの開始により通信トラフィックが急増しています。ラテンアメリカにおいても、ブロードバンド回線の整備が急がれており、携帯電話加入者数の急増に伴うアクセスポイントの増設や、トラフィックの増加に伴う光通信網の拡張など、通信ネットワークの強化が進められています。
Internexaでは、コロンビアをはじめベネズエラ、エクアドル、ペルー、ブラジル、チリ、アルゼンチンなどラテンアメリカ9ケ国、28,000kmにおよぶ光ファイバー網整備計画を推進中であり、今回、NEC製トランスポンダはこの敷設プロジェクトの一環として導入されました。


トランスポンダについて


今回納入したトランスポンダは、NECが開発した100Gbps用デジタルコヒーレント技術(注1)及びDP-QPSK変調方式(注2)を採用し、最大96波までの大容量伝送を実現します。導入に当たっては、Internexaが現在使用している他社製の光伝送装置にNECのトランスポンダを追加接続する試験を実施し、信号特性や実装効率、及び省エネルギー性能で他社装置を上回る高い評価をInternexaから受けました。また、製品の技術的優位性に加え、トランスポンダのフィールドファイバー(実使用回線)への適用に際しての、NECの綿密及び効率的な回線設計能力が高く評価され導入が実現しました。

NECは、「2015中期経営計画」をもとに、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」に注力しています。今後も当社は、強みであるITとネットワークのアセットにより、更に高まる情報ネットワーク需要に応え、通信事業者を中心としたグローバル顧客のネットワークインフラ整備に貢献していきます。



以上



(注1) デジタルコヒーレント技術:高信頼な長距離大容量伝送を実現する技術。伝送データを光位相を使用して送受信する光伝送技術。受信の際は、信号光にローカル光を混合して信号復調し、さらにこれをデジタル信号処理することによって伝送による信号劣化を補償し、元の伝送データを再生する。

(注2) DP-QPSK変調方式:偏波直交4位相偏移変調方式。Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keyingの略。直交するそれぞれの偏波に対し、変調された4つの光位相(0°、90°、180°、270°)に、それぞれ2ビットによる信号で4種類の情報を割り当てる変調方式。


本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 米州・グローバルプラットフォーム本部
TEL:03-3798-9984

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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