2013年9月26日
日本電気株式会社
NECの子会社NetCracker(以下、ネットクラッカー)社は、フランス通信事業者Hub Telecomから、サービスの運用業務支援システム(OSS、
注1)を受注しました。
Hub Telecomは、パリ近郊の3つの空港(パリ・シャルル・ドゴール、パリ・オルリー、パリ・ルブールジェ)にて、空港内でサービスを提供している事業者や利用者に通信サービスを提供する事業者です。サービスの提供先は、レストランや土産物店をはじめ航空貨物オペレータや航空管制業務を提供する事業者など4,300社に及んでいます。更には空港を利用する旅行客や空港業務を行う従業員が利用する空港内WiFiホットスポットを提供するなど、空港の有線・無線の通信サービスを一手に提供しています。
Hub Telecomは、利用顧客数の増加や通信サービスの適用領域の拡大、新しい通信方式に迅速に適合させるために、ネットワーク構成管理に優れたネットクラッカー社のOSS採用を決定しました。
Hub Telecomの顧客のニーズは、日々変わるとともにさらに高度化しており、通信ネットワークもこれらの新しいソリューションの登場に合わせて対応する必要がでてきています。
ネットクラッカーは、Hub Telecomと連携してOSSシステムの機能を整理・合理化し、新OSSシステムでは、ネットワークとサービスプラットフォームの柔軟な始動・管理やトラブルシューテイングを行うための機能向上を図ります。これにより、Hub Telecomはインターネットや音声サービスなど複数の通信サービスに対する管理能力を向上させ、顧客にネットワークとサービスを迅速に提供することが可能となります。
今回Hub Telecomに導入されるOSS機能は、リソース・インベントリー、サービス・インベントリー、サービス・インフォメーション・マネジメントとサービス・オーダー・マネジメントの4つです。
Hub Telecomは、これらの様々な機能を有するネットクラッカーのOSSを導入することで、顧客のユニークなビジネスニーズに合わせてネットワーク上で幅広いサービスを提供可能となります。また、顧客からの通信サービスの申し込みに対して、ネットワーク資産の選定から通信設備の設定まで迅速かつ自動的に処理できるため、サービスを素早く提供できるとともに、タイムリーな変更・更新も可能となります。
ネットクラッカー社は、これまで世界58カ国、250以上の顧客へOSS、BSS(
注2)およびTOMS(
注3)を提供し、豊富な導入実績を有しています。
NECは今後も、通信サービス事業者向け事業の重点領域の一つとして、OSS、BSSを含めたサービス&マネジメント事業を、グローバルに展開してまいります。
以上
(注1) OSS Operation Support System
(注2) BSS Business Support System,ビジネス支援システム
(注3) TOMS Telecom Operations and Management Solutions,通信運用管理ソリューション
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「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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