2013年7月22日
日本電気株式会社
ヒューレット・パッカード株式会社
日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博、以下NEC)とヒューレット・パッカードカンパニー(本社: 米国カリフォルニア州パロアルト、CEO :メグ・ホイットマン、以下HP)は、ミッションクリティカルコンピューティングやブレード分野における技術開発を促進するために戦略的なグローバル・アライアンスを拡張し、エンタープライズ領域のシステムを利用するユーザに革新的なソリューションを提供していきます。
NECとHPは、1995年に戦略的なパートナーシップを締結し、NECが、HPのUnixベースの基本ソフトであるHP-UXをベースとした大規模なミッションクリティカルITシステムやソリューションを提供してきました。
これまで両社は、HP-UX、HP Integrityサーバー、そしてNEC NX7700iシリーズにおける協業体制から多くの実績を積み上げてきました。今般、その協業領域を、次世代のミッションクリティカルx86サーバーの領域に拡張いたします。これにより、ソーシャルネットワーク、モバイルコンピューティング、クラウド、ビッグデータといった新たなITの潮流の中で求められる最高水準のシステム可用性を提供することとなります。
今回の協業領域の拡張により、HP のSuperdome2とブレードテクノロジーを基盤とする高拡張性のサーバー・システムであるDragonHawk(開発コードネーム)を含め、多様なミッションクリティカル・プラットフォームに先進技術の開発が加速されます。また、NECとHPは、共同開発したソリューションを世界市場で展開することを計画しています。それによりHP Project Odysseyとの一貫性を維持しつつ、柔軟性に優れ、エンタープライズ領域におけるユーザ固有のニーズに対応するソリューションの選択肢を拡大し、ミッションクリティカル環境での投資の保護を実現していきます。
<エンタープライズシステムの選択肢を広げる協業領域の拡張>
この度の戦略提携の拡張の一つとして、技術協業を一層広げ、HP-UXの将来的な機能拡張を推進するとともに、LinuxおよびMicrosoft Windowsベースのミッションクリティカルソリューション提供のため、ミッションクリティカルx86プラットフォームの品質保証のためのテスト・検証を含む技術協業を推進します。
“ミッションクリティカル・コンピューティングのユーザと、そのユーザが来るべき今後の10年の間に展開を計画する基幹業務において、コンピューティング性能および信頼性というのは、欠かすことのできないものであり、本日の発表は、HPが、HP Integrityプラットフォームに対し、業界をリードする革新の提供を継続するというコミットメントを裏付けるものです。両社の優位性を合わせることで、NECとHPはエンタープライズ・サーバーの技術を前進させ、両社共通の大切な顧客に対し、現在から将来にわたる投資を促し、また同時にそれを保護します。”とHPのサーバー事業 上級副社長兼ゼネラルマネージャーのマーク・ポッターは言及しています。
“コンピューティングシステムに対する需要が増加しているため、ユーザは、より簡便かつ迅速に、最新のサーバー技術を活用できる環境を求めています。ミッションクリティカル領域ユーザからのニーズに適応すべく推進してきた、1995年からの両社の協業をベースに、互いの経営資源を組み合わせ、エンタープライズ領域のユーザに新たな革新的な技術を提供してまいります。”とNEC執行役員常務の庄司信一は言及しています。
以上