2013年5月23日
日本電気株式会社
NECは、公共図書館向けのクラウドサービス「GPRIME for SaaS / 図書館(ジープライムフォーサース)」を用いて、東京都立図書館のデジタルアーカイブシステム「TOKYOアーカイブ」を新たに構築しました。東京都立図書館は、「TOKYOアーカイブ」を本日から公開します
(
http://archive.library.metro.tokyo.jp/)。
東京都は、「2020年の東京」計画(
注)に係る事業の一環で、東京の歴史と文化の魅力を情報発信する仕組みとして、東京都立図書館が所蔵する江戸期からの浮世絵や江戸城造営関係資料(国指定重要文化財)などをデジタル化し、図書館利用者が容易に検索・閲覧できる「TOKYOアーカイブ」を新たに構築しました。
「TOKYOアーカイブ」は、東京都立図書館が所蔵するデジタル化資料、約1万6千点を一元管理し、カテゴリごとに公開することで、利用者にとって検索・活用しやすく、職員にとっては、資料データの登録・更新・削除を容易に行えるシステムとなっています。
NECは、「GPRIME for SaaS/図書館」を利用し、NECのデータセンターに全ての資料を登録、一元管理を行います。これにより、セキュリティの確保と、万一の災害の際の事業継続性を実現しています。
また、クラウドサービスのため、図書館に設置するサーバ台数を削減できるとともに、システム管理者の管理・運用負担を軽減します。
「GPRIME for SaaS/図書館」を利用した「TOKYOアーカイブ」の特長は次のとおりです。
- 利用者が検索・閲覧しやすいデジタルアーカイブ
- 浮世絵や江戸城造営関係資料(国指定重要文化財)、近代の地図、江戸・東京の災害記録などデジタル化された約1万6千点の資料をカテゴリごとに公開することで、利用者の調査・研究活動へ貢献。
- フリーワード、カテゴリ、タイトル、作者、刊行年、出版社など多数の検索条件に加え、検索結果のさらなる絞込みなど、きめ細かい検索機能により、効率的な検索が可能。
- 検索結果は、一覧表示とサムネイル形式表示の切り替えができ、利用者の環境や好みに合わせた閲覧環境を提供。
- 資料データの一元管理により職員の業務を効率化
- 東京都立図書館所蔵のデジタル化資料を一元管理。職員による資料データの登録・更新・削除が容易に実施可能。
- NECのデータセンターで管理するため、図書館に設置するサーバ台数を削減できるとともに、システムの管理・運用負担を軽減。
NECは、今回の実績をもとに、「GPRIME for SaaS/図書館」の更なる拡販を行っていきます。
「TOKYOアーカイブ」のシステム概要図は、
別紙をご参照ください。
【別紙】「TO K Y O アーカイブ」のシステム概要図
以上
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