2013年4月12日
日本電気株式会社
NECは、ブラジルでサッカースタジアムを中心としたスマートシティ開発やスタジアムのICT化に関するプロジェクトを相次ぎ受注し、着実に構築を進めています。このほど、サルバドール市のフォンテノバスタジアムのICT構築を受注しました。本受注は、2012年5月のポルトアレグレ市(グレミオスタジアム)、9月のレシフェ市(ペルナンブッコスタジアム)に続いてブラジルで3件目となります。
本プロジェクトでNECは、音声、データ、映像を取り扱えるIPネットワーク、と無線ネットワーク等のICTインフラや大型スクリーン等の全体的なシステム構築を担当しています。これらのICTインフラを利用してスタジアム内の必要な情報伝達や表示、監視カメラを集中制御するセキュリティシステム、スタジアム管理システムや防災システムなどが実現される予定です。更に同スタジアムでは、大型のスクリーンや数十台規模のデジタルサイネージを配備し、屋外広告や様々な情報表示に使用されます。
ブラジルでは2013年6月にコンフェデレーションカップ、2014年6月にワールドカップが開催されます。これらに向けてサッカースタジアムの建設が進められていますが、周辺施設を含めた都市開発、都市整備も順次計画されています。
NECは、2011年6月に、建築・石油・エネルギー・不動産・環境エンジニアリング等を手がけるブラジル大手企業グループ「オーデブレヒト」と協力し、レシフェ市で計画されている、スマートシティ開発プロジェクトに参画する覚書を締結、同市のスマートシティ構想に携わっており、その中核となるスタジアムの建設を進めています。今後、クラウドを活用した電子政府」「スマートエネルギーシステム」「様々な大規模イベントに耐えるICTインフラの構築」などをテーマに、観光、物流の中核拠点として継続的に発展できるICTを駆使した次世代都市インフラの提案をしていきます。
また2012年5月に受注したポルトアレグレ市(グレミオ)のプロジェクトでは、中南米地域の大手ゼネコンOASグループと協業し、グレミオスタジアムのICTインフラ整備プロジェクトに参画。ネットワーク、監視カメラ246台によるセキュリソリューション、ビル管理システム等と、これらを総合的に管理する統合ICTインフラの設計・構築を担当しています。
NECは世界30ヶ国に導入実績のあるパブリックセーフティの他、RFIDなどのセンシングデバイス活用ソリューション、国内外で実証中のスマートハウスや蓄電等の環境・エネルギーソリューションなどのソリューションを有しています。これらを活用し現在、日本、ブラジルのみならず、世界各地でスマートエネルギー・スマートシティの構築に取り組んでいます。
今後もNECは、新興国を中心に構想が進んでいるスマートシティに対し、地域ニーズに即した提案活動を展開します。
以上
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グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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