2013年2月27日
日本電気株式会社
蓄電システム設置写真
(株式会社マルト SC窪田店 蓄電容量50kWh)
NECは、太陽光発電システムと、リチウムイオン蓄電システムを用いた、分散型エネルギー管理・制御システムを開発しました。
本システムは、クラウド型のリモート管理・制御システムと、クラウドから配信される運転スケジュールに従って充放電動作を行うリチウムイオン蓄電システムから構成され、店舗やビルに分散配置した複数台のリチウムイオン蓄電システムをクラウドと接続することで、各蓄電システムの電力計測データ(充放電)の収集ができるとともに、一括で管理・制御できます。
これにより、将来のデマンドレスポンス(需要応答)などに向けて、個々の蓄電システムの充放電量のバランスを考慮しながら、エネルギー需給の最適化を実現できます。
本システムは、NECがオリックス株式会社(以下、オリックス)と共同で行ってきた、経済産業省の「平成23年度補正予算IT融合による新産業創出のための研究開発事業」(産学官IT融合コンソーシアム拠点の整備)として、開発を進めてきたものです。
両社は、本システムを、東北の被災地3県(岩手、宮城、福島)の店舗(飲食チェーン、スーパーマーケットなど)やスポーツアリーナおよび事務所建物に設置し、電力のデマンドレスポンス(需要応答)の実証実験を2月27日より順次開始します(詳細、
別紙参照)。
NECは、今後、オリックスと導入したシステムを用いた実証事業を進めると共に、製品化やビジネス展開の可能性を探り、蓄電池を使ったピークカットやデマンドレスポンスによる電気料金の低減および、太陽光発電システムと蓄電池を連携したエネルギーの地産地消に向けた貢献を進めてまいります。
NECは、蓄電システム、エネルギーマネジメントシステム、EV・PHV充電インフラとICTを連携したスマートエネルギー事業を、グローバルに展開しています。今後も、スマートハウス、スマートシティなど電力を貯めて賢く使う社会の実現に貢献してまいります。
なお、NECは本システムを、本年2月27日から3月1日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第3回 国際 スマートグリッド EXPO」にて展示します。
【別紙】 実証実験場所およびシステム構成など
以上
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「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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