2012年12月3日
日本電気株式会社
NECは本日、企業のクラウド環境の導入に際し柔軟に対応できるサービス・運用・ファシリティを備えた「NEC東京第三データセンター」でのサービス提供を開始しました。
昨今、クラウドサービスの導入が進むにつれて、クラウドサービスの標準化された環境と、企業固有の環境を柔軟かつ安心・安全に組合せて運用するニーズが増加しています。本データセンターは、そのニーズに応える高機能な設備を備え、クラウドサービスとハウジングサービスのハイブリッドな環境を提供します。
また、本データセンターを含むNECの主力データセンターをネットワークで接続させ、統合運用監視センターから一元的に運用・監視することにより、安心・安全なサービス提供を実現します。
NEC東京第三データセンターの主な特長は次の通りです。
- クラウドとハウジングのハイブリッドな環境を提供
- クラウドサービスに加え、企業システムのお預かりにも対応し、クラウドとハウジングのハイブリッドな環境を提供。
- クラウドの基盤としては、多くの実績をもつNECのクラウドプラットフォームサービス「RIACUBE-V」を用意。企業のクラウド環境の迅速かつ柔軟な導入を支援。
- NECの各種業務やビッグデータの分析等のアプリケーションもRIACUBE-V上に搭載し、クラウドのアプリケーションサービス(SaaS)として提供予定。
- 独自の高い運用力により、安心・安全なサービス提供を実現
- データセンター間ネットワークを用い、主力データセンターをー元的に運用・監視する「統合運用監視センター」から、高いスキルを有する専門要員が、24時間365日の運用・監視を実施。
- サービス受託会社の内部統制に関する国際保証業務基準「ISAE3402」(注1)および米国保証業務基準「SSAE16」(注2)に準拠した、受託業務(設備管理、入退室管理、システム運用等)の内部統制保証報告書を取得予定。企業はこの報告書を活用することにより、自社の内部統制対応業務の効率化を図ることが可能。
- 高機能データセンターを都内に整備
- 高集積:高い床耐荷重・電力供給能力・冷却能力により、NECの「Express5800/SIGMABLADE」をはじめとする最新のサーバや「iStorage Mシリーズ、HSシリーズ」などの多様なストレージ、ネットワーク製品を、高密度で実装・設置することが可能。
- 事業継続性:災害リスクが極めて低い立地であり、かつ、災害発生時に都心から容易にアクセスが可能。また停電時には、冷却設備も含め無給油で72時間以上給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化された電源設備を設置。
- セキュリティ:サークルゲートや生体認証、ICカード認証、建物内外の各所に設置された監視カメラや24時間365日の有人警備により、厳重な入退室管理を実施。これらのセキュリティへの取り組みは、FISC(注3)発行の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準に準拠。
- エコ:最新の冷却システムの採用により、建物全体で最大限のエコ対応を実施。このような取り組みにより、都内で最高クラスのPUE(注4)1.4以下を実現予定。
なお、データセンターのネットワークには、自社の強みであるProgrammableFlowを実装した「UNIVERGE PFシリーズ」(ネットワーク制御技術「OpenFlow」に世界で初めて対応した製品)を使用することで、柔軟、迅速で効率のよいネットワーク運用を実現する予定です。
NECは、本センターを含めクラウドサービス提供の中核となる全国で12箇所の「主力データセンター」と、地域密着型の45箇所の「地域データセンター」を強化・拡充し、これからも企業のさまざまなニーズに応えていきます。
以上
(注1) 2009年12月に国際会計士連盟(IFAC)が定めたもの
(注2) 2010年4月に米国公認会計士協会(AICPA)が定めたもの
(注3) FISC
公益財団法人 金融情報システムセンター
(FISC:The Center for Financial Industry Information Systems)
(注4) PUE(Power Usage Effectiveness)電力使用効率の指標
本件に関する情報
本件に関するお客さまからのお問い合わせ先
NEC サービス事業本部 インフォメーションデスク
TEL:0120-78-0962
9:00~12:00、13:00~17:00
(土日祝日、NEC所定の休日を除く)
E-Mail:info@ebiz.jp.nec.com
私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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