2012年11月8日
日本電気株式会社
NECは、滋賀県庁内のシステム統合を実現するプライベートクラウド基盤を構築し、本基盤が10月から稼動しました。本基盤は、事前に設計・検証済のNECのクラウド共通基盤パッケージ「Cloud Platform Suite」(クラウドプラットフォームスイート)を使用して、2ヶ月で構築しました。自治体がパッケージ製品を用いてプライベートクラウド基盤を構築するのは先進的な例となります。
滋賀県は、「滋賀県行政情報化指針」に基づき、サーバやストレージなどのシステム機器の利用効率向上、業務の効率化とコスト削減、システム稼動環境の適正化を目的として、CIO体制により各部局を横断する全庁的な視野で、各部門のシステム統合や再構築を進めています。
現状のシステム環境や運用では、システム整備および運用管理が各課に委ねられていたため、各課の機器リソースの利用状況や、業務の効率化・コスト削減、システム機器の設置環境やセキュリティ、障害対策レベルにばらつきがある、といった課題がありました。
滋賀県はNECと共同でプライベートクラウド基盤を構築し、職員給与・財務会計・公共工事・グループウェアなど24の業務システムを、プライベートクラウド基盤上に平成28年度までに段階的に移行していきます。これにより、従来、各部局で個別に運用していた業務システムの約91台のサーバを22台に集約します。また、業務システム以外の基盤部分は、情報政策課が一元管理することで、業務システムごとにばらつきがあったセキュリティやバックアップ、障害対策のレベルを均質化するとともに、運用コスト削減を実現します。
今後、滋賀県は、更なる運用業務の合理化・高度化、事業継続強化を実現し、県民サービスの一層の向上を目指します。
なお、NECは「Cloud Platform Suite」を「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」(会期:11/8(木)~9(金)、会場:東京国際フォーラム(千代田区丸の内))において展示する予定です。
http://jpn.nec.com/uf-iexpo/NECは今後も製品・サービスの拡充を図り、お客様の業務改革やサービス向上に貢献していきます。
以上
「Cloud Platform Suite」に関する情報
本件に関するお客様からの問い合わせ先
私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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