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NECは、株式会社ジャパン・モバイルキャスティング(本社:東京都港区、代表取締役社長 永松則行 以下、Jモバ)に、2012年4月1日より放送開始された携帯端末向けマルチメディア放送「モバキャス」用デジタル送信機(注1)と33セグメント連結多重システム(注2)を納入しました。
NECが納入したシステムは、全国の送信所に設置されるデジタル送信機と33セグメント連結多重システム、および、ソフト事業者(注3)からのストリームを多重し、全国各地に設置される送信所からデジタル送信を行う一連の業務を担うものです。
今回、4月から稼動している33セグメント連結多重システムおよび、大阪市・名古屋市・横浜市・北九州市・津市・千葉県佐原市のデジタル送信機に加え、7月1日から広島県 尾道市の放送局に納入した7局目の送信機も稼動しました。
モバキャスは、ISDB-Tmm(注4)という世界初の方式を採用して、放送と通信の双方のメリットを活かした新しいサービスを提供する、携帯端末向けのマルチメディア放送です。同サービスでは、(1)番組などが自動的に携帯端末に蓄積され、場所や時間を選ばずに視聴できる「蓄積型放送サービス」と、(2)ニュースやスポーツ番組などを、高画質かつ高音質で提供する「リアルタイム型放送サービス」が提供されています。
また、NECは本システムの核となる、ISDB-Tmm変調器/パワーアンプ、33セグメント連結多重装置といった新製品を世界に先駆けて開発しました(注5)。これらの装置は、14.5MHz(VHF帯)という広帯域での全国SFN放送(注6)といったモバキャスの特徴の実現に大きく寄与するものです。
NECは、送信機や番組送出システムでは国内トップクラスの納入実績(注5)があり、BSデジタル放送や地上デジタル放送などの新サービスの登場に合わせ、対応するシステムや機器を提供してきました。ISDB-Tmmについても、規格策定の段階から積極的に参画し、同規格に対応した機器の開発にいち早く着手し、製品化を実現しました。
今回のJモバへの納入も、当社の豊富なノウハウや技術力、システム構築力などを活かしたものです。
NECは今後も、ISDB-Tmm規格による放送・サービス事業者の新規サービス開発や世界展開に寄与し、マルチメディアサービス関連の事業について、今後4年間で200億円の売上を目指します。
今回NECが納入したシステムの概要は、別紙をご参照ください。
【別紙】
以上
(注1)全国に設置される送信所から、端末に向けたマルチメディア放送(帯域:207.5~222MHz)の電波を送信する設備。
(注2)各ソフト事業者から出力されたストリーム信号を連結多重し、送信所に送出するシステム。NECが世界に先駆けて実用化した、33セグメント連結多重装置を採用。
(注3)認定基幹放送事業者とも呼ばれる。現在はスマートフォン向け放送局「NOTTV」を運営する株式会社mmbiが該当。
(注4)ISDB-Tmm(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial for mobile multimedia)とは、地上デジタルテレビジョン放送の規格であるISDB-T方式をベースとした規格。携帯端末向けの放送としてリアルタイム型放送サービスと蓄積型放送サービスを組み合わせたサービスを実現。
(注5)2012年3月時点。NEC調べ。
(注6)Single-Frequency Network 同一周波数で構成される送信ネットワーク。周波数有効利用のための重要な技術とされている。
NEC 放送映像事業部 新事業推進部
電話:(03)3798-6366
私たちNECグループは、 「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。 |
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