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WebSAM DeploymentManager - FAQ(動作環境)
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動作環境に関する質問
DPM動作環境について
- Q1サポートしているOS(オペレーティングシステム)は何ですか?
- A1
サポートOSについては、こちらを参照してください。
- Q2サポートしている装置はなんですか?
- A2
サポート対象装置については、対象装置一覧を参照してください。
- Q3他社機の装置もサポートしていますか?
- A3
他社機についてもご利用は可能ですが、以下の点に注意する必要があります。
- Intel準拠のCPUである事。
- PXE準拠のNICを搭載している事。
- DPMがサポートしているファイルシステムである事。
- デバイス(ディスク/NIC)が対応している事。
対応装置については対応装置一覧より確認ください。 - 電源ON機能を利用する場合は対象機種がWake On Lanに対応している事。
- Q4デュアルブート構成の装置はサポートしていますか?
- A4
管理対象としてはサポートしておりません。
- Q5DHCPサーバは必要ですか?
- A5
DHCPサーバはネットワークブートやディスク複製中、一時的にIPアドレスを払い出すために使用しており、以下の機能を使用する場合はDHCPサーバが必要になります。
- バックアップ/リストア/ディスク構成チェック(※)
- ディスク複製OSインストール
- OSクリアインストール
- BIOS/ファームウェアのアップデート
- (※)DPM Ver4.0 以降では、管理対象マシンをブータブルCDからブートさせることでDHCPサーバを使用しない運用もできます。
ただし、DHCPサーバを使用しない場合は、DPMで使用できる機能に制限があります。
DHCPサーバを使用しない場合の機能対応については以下を参照してください。
- DPM Ver6.xの場合、ファーストステップガイド「付録B DHCP サーバの導入が困難なお客様へ」
- DPM Ver5.x以前の場合、ユーザーズガイド「応用編」-「X.DHCPサーバを設置しない運用」
なお、DHCPサーバはネットワークブートやディスク複製中に一時的に使用するIPアドレスを払い出すために使用しますが、各管理対象マシンのOS稼働時は、IPアドレスをDHCPサーバによる動的IPアドレス取得にする必要はなく、固定IPアドレスを使用することができます。 - Q6サードパーティ製のDHCPサービスは使用できますか?
- A6
「DPMサーバ(DPM Ver5.x以前の場合は管理サーバ for DPM)」とサードパーティ製DHCPサービスを同じ装置にインストールして使用することはできません。
別々の装置に設定される場合は、お使いになるDHCPサービスがネットワークブート(PXEブート)に対してIPアドレスを正しくリースすることが可能なら使用できます。 - Q7複数のNICを搭載した装置をDPMで管理することは可能ですか?
- A7
可能です。
DHCPサーバを設置する運用を行う場合には、BIOSの起動順位の設定はDPMで管理を行うLANボードのみHDDより上位に設定してください。
ただし、以下の注意事項があります。- DPMクライアントで認識できるLANボードには、上限があります。
- DPM Ver6.2以降の場合
ファーストステップガイドの「管理対象マシン(物理マシン)」-「注意事項」を参照してください。 - DPM Ver6.1、DPM Ver6.0(REVISION:003以降)の場合
ファーストステップガイド「3.8.2 注意事項」を参照してください。
なお、ディスク複製OSインストール機能を使用する場合は、リファレンスガイド「5.4セットアップパラメータファイルの作成」も参照してください。 - DPM Ver6.0(REVISION:001,002)、DPM Ver5.x以前の場合
・DPMクライアント(DPM Ver5.x以前の場合はクライアントサービス for DPM)は認識できる10個までのLANボードの情報を管理サーバに送付します。
物理MACアドレス、仮想MACアドレスを含めて10個以内にするか、ネットワークブートするLANボードのみ管理サーバと接続するようにしてください。
なお、ディスク複製OSインストール機能を使用する場合は、ネットワークの設定が可能なLANボードの数に上限があります。
(Windowsの場合、4個。Linuxの場合、7個。)
・ディスク複製OSインストール機能を使用する場合は、
ネットワークの設定が可能なLANボードの数に上限があります。
(Windowsの場合、4個。Linuxの場合、7個。)
- DPM Ver6.2以降の場合
- ディスク複製OSインストールを行う場合、PXEブートするLANボードをOS上で有効にしてください。無効の場合は、パラメータファイルの取得に失敗するため、エラーになります。
- IntelのPROSet、またはBroadcomのBACS(Broadcom Advanced Control Suite)を 使用してLAN二重化を構成している装置で、バックアップを行ったコンピュータと リストア先のコンピュータが異なる場合は、バックアップの実行前に一旦LAN二重化を解除し、リストア後にLAN二重化の設定を行ってください。詳細は、オペレーションガイドの「3.3.1.3. マスタイメージ作成の準備をする」を参照してください。
- DPMクライアントで認識できるLANボードには、上限があります。
- Q8VLANでネットワークを区分けした場合、DPMは使用可能でしょうか?また、その際に注意事項等はありますか?
- A8
VLAN構成であっても、管理サーバと管理対象マシン間の通信が行え、DPMの対応機種をお使いであれば、問題なくバックアップが可能です。セグメントが異なるマシンをバックアップする場合についての説明も参照してください。
- Q9セグメントが異なるマシンをバックアップ対象とすることは可能ですか?
- A9
可能です。対応バージョンのファーストステップガイド 「2.2.1. ネットワーク環境について」-「管理サーバがネットワークセグメントを越えて管理対象マシンを管理する場合について」(DPM Ver5.Xの場合はユーザーズガイド「導入編」-「1.11 ネットワーク環境の設定について」-「■ ルータを越えた複数のサブネットのコンピュータをDPM で管理するには、あらかじめルータかスイッチに以下の設定をしてください。」)を参照ください。
- Q10同一ネットワークに管理サーバを複数台設置することは可能ですか?
- A10
管理サーバにはDPMサーバ(DPM Ver5.x以前の場合は管理サーバ for DPM)のインストールを行い、DPMサーバではDHCPサーバを使用するかを設定します。DPMサーバで「DHCPサーバを使用する」設定をしている場合は、同一ネットワーク内に複数台の管理サーバを動作させることはできません。
動作させる1台以外のDPMのサービスおよびDHCPサービスを停止する必要があります。
DPMサーバで「DHCPサーバを使用しない」設定をしている場合 や、「DHCPサーバを使用する設定」と「DHCPサーバを使用しない設定」の組み合わせであれば、複数台設置することが可能です。
DPMサーバでのDHCPサーバの設定方法については、DPM6.xのオペレーションガイド「付録 A DHCP サーバを使用しない場合の運用をする」を参照してください。- ※DPM Ver4.0、4.1の場合はユーザーズガイド「導入編」-「3.3 DHCPサーバの変更」を、DPM Ver4.2~5.xの場合はユーザーズガイド「導入編」-「3.3 DHCPサーバの設定」を参照してください。
- Q11LANの「Link Speed」,「Duplex」の設定を固定値で運用することは可能ですか?
- A11
管理サーバや管理対象マシンのLAN設定、LANスイッチのポート設定では、「Link Speed」、「Duplex」をAutoにしてください。Auto以外の場合、バックアップ/リストアの速度低下やエラーが起きたり、Wake On LANが行えない場合があります。
- Q12バックアップ/リストア可能なディスクの最大サイズはいくつですか?
- A12
30TByteまでになります。理論上は8EByteとなりますが、動作の確認ができているサイズが30TByteとなります。
なお、機種によっては、最大ディスクサイズが2TByteとなる場合があります。詳細は、「対応装置一覧」を参照してください。
DPM6.8までの最大ディスクサイズは、8TByteになります。
DPM5.1/5.2までの最大ディスクサイズは、1TByteになります。
バックアップ対象となるディスクの先頭から最大サイズを超える位置にパーティションが存在すると、正しくバックアップ/リストアできないことがあります。 - Q13NAT環境で動作させることは可能ですか?
- A13
NAT環境には対応していません。
- Q14JRE(Java 実行環境)のバージョンがユーザーズガイドに記載のバージョンと異なっていても、動作可能ですか?
- A14
サポート方針については、JREアップデートについてを参照してください。
- Q15Tag VLANの環境で動作させることは可能ですか?
- A15
管理対象マシンとスイッチ(※)/ルータ間のネットワークでTagIDを使用した環境では、 ネットワークブートまたは、CDブートを行う機能(バックアップ/リストア、ディスク複製OSインストール等)が使用できません。
この場合、以下のように管理対象マシンとスイッチ(※)/ルータ間のネットワークのみTagIDを使用しないように構成することで、ネットワークブート、または、CDブートを行う機能が使用できるようになります。- Default VLANを使用して通信できるようにネットワークの設定を行う。
- ポートグループ設定機能などを使用して、管理対象マシンを含むVLANにTagIDを含むパケットが流れないよう設定する。
ネットワークブートまたは、CDブートを行わない場合には、TagIDを使用した環境であってもサービスパック/HotFix/アプリケーションの配信は可能です。
※ 仮想環境における仮想スイッチも含みます。 - Q16管理対象マシンをドメイン参加させる場合の注意事項はありますか?
- A16
管理対象マシンをドメイン参加させる場合は以下の注意事項があります。
- DPMのバックアップ/リストア機能を使用して、ドメインに参加しているサーバをリストア後、ドメインに参加できない場合があります。
詳細は、注意事項の「ドメイン参加について」を参照してください。 - Windows Server 2008/Windows Vistaの管理対象マシンをドメインに参加させる場合は、ファイアウォールの設定が初期化(有効に設定)されます。
詳細は、こちらを参照してください。 - 管理対象マシンのOSが以下のいずれかの場合、DPMクライアントのインストール時に使用されているネットワークの状況により、以下のようにポート/プログラムが開放されます。
- Windows Server 2008/Windows Vistaの場合
Windowsファイアウォールのパブリックプロファイル、プライベートプロファイル、ドメインプロファイルのいずれかに対して、ポート/プログラムが開放されます。 - Windows Server 2008 R2/Windows 7以降の場合
- DeploymentManager(DepAgent.exe)、DeploymentManager(rupdsvc.exe)については、Windowsファイアウォールのアクティブなパブリックプロファイル、プライベートプロファイル、ドメインプロファイルに対して、ポート/プログラムが開放されます。
- ファイルとプリンターの共有(エコー要求- ICMPv4 受信)については、Windowsファイアウォールのパブリックプロファイル、プライベートプロファイル、ドメインプロファイルのいずれかに対して、ポート/プログラムが開放されます。
- Windows Server 2008/Windows Vistaの場合
- DPMのバックアップ/リストア機能を使用して、ドメインに参加しているサーバをリストア後、ドメインに参加できない場合があります。
- Q17DPMが通信に使用するポート番号についての注意事項はありますか?
- A17
DPMが使用するポート番号と他のサービスやアプリケーションで使用するポート番号が競合するとDPMのサービスが起動できない場合があります。
DPMが使用する既定のポート番号については、リファレンスガイド(DPM6.4以降の場合は注意事項、トラブルシューティング編)の 「ネットワークポートとプロトコル一覧」を参照してください。
DPMで使用するポート番号の変更方法ついては、リファレンスガイド(DPM6.4以降の場合は注意事項、トラブルシューティング編)の「DPMで使用するポート変更手順」を参照してください。 - Q18他のソフトウェアと共存する場合の注意点はありますか?
- A18
DPMサーバ等のサーバ側のコンポーネントが他のソフトウェアと共存する場合は以下に注意してください。
- 他のソフトウェアで使用しているJREのバージョンが、DPMのサポート対象と異なる場合は、正常に動作しない場合があります。DPMで使用するJRE以外が動作しない構成にしてください。
- DPMサーバは、PXEサービス、TFTPサービスを使用しています。
同一ネットワークセグメント上に他のPXEサービスを持つソフトウェアが動作していると、PXEサービスが競合して、正常に動作しない場合があります。
同一ネットワークセグメント上では、DPM以外のPXEサービスを同時実行しないようにしてください。
また、DPMサーバと同一サーバ上にTFTPサービス機能を持つソフトウェア(NEC製NetvisorPro V)が動作していると、TFTPサービスが競合し、互いのTFTPサービスが正常に動作しない場合があります。
NetvisorPro VのTFTPサービスと、DPMのTFTPサービスとの競合を回避する手順については、インストレーションガイドの 「付録F DPMサーバとNetvisorPro Vを同一マシン上に構築する」を参照してください。 - マルチキャストIPアドレスが、競合しないようにしてください。(DPMでは使用するマルチキャストIPアドレスを任意で指定可能です。)
- DPMで使用するポートが、他のソフトウェアで使用するポートと重複しないようにしてください。
詳細は「DPMが通信に使用するポート番号についての注意事項はありますか?」を参照してください。
- Q19DPMの管理サーバを仮想マシン(ゲストOS)上で動作させることは可能ですか?
- A19
可能です。
また、管理サーバに限らずDPMのすべてのコンポーネントは仮想マシン上でも動作可能です。
動作要件は以下を参照してください。
動作環境
→「DPMサーバ」項目 - Q20ActiveDirectoryサーバ(ドメインコントローラ)にDPMサーバをインストールできますか?
- A20
ドメインコントローラ上にDPMサーバをインストールすることはできますが、Microsoft 社は、SQL ServerおよびPostgresqlをドメインコントローラへインストールすることを推奨していないため、データベース(SQL Serverおよびpostgresql)については、別のマシンに構築してください。
なお、別マシンへのデータベース構築はDPM Ver6.2以降で対応しています。