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NECのサステナビリティ経営におけるサステナビリティ関連のリスクと機会について

※本ダイアログは2025年9月に実施しました。

NECは、社外有識者との定期的な対話をとおして自らのサステナビリティ経営の方向性を確認し、取り組みの改善につなげることを目的として、2022年から「NECサステナビリティ・アドバイザリ・コミッティ」を開催しています。
8回目となる今回は、当社にとって重要度の高いサステナビリティ関連リスクと機会について、サステナビリティ推進を担当するCFOの藤川、CRCOの爲房、経営企画・サステナビリティ推進部門長の菅原が有識者の皆さまと対話しました。

次期中期経営計画に向けたサステナビリティの考え方

冒頭、藤川より、次期中期経営計画期間では、災害や気候変動などに対するレジリエントな社会の実現に向け、NECはAIやセキュリティといった技術を強みに、変革をリードしていくというビジョンをご説明しました。
これを受け、ピーター氏から「日本の高い倫理観や信頼性は、分断が進む時代において世界で活かせる強みである。分断する世界は政治だけでなく、人口減少あるいは増大によるものなど、様々だ。環境課題、社会課題双方で、NECにはグローバルで新たな価値創造を生み出すチャンスがある」とのコメントがありました。また、堀井氏からは「NECならではのAI活用による成長ストーリーや具体的な強み・事例を、投資家目線でより分かりやすく打ち出すことが重要」との指摘がありました。

ビジョンの発信とエンゲージメント向上に向けた取り組み

ビジョンの社内外への発信についても議論がありました。菅原から「経営計画の達成に向け、ビジョンは経営陣と社員との対話がベースとなるが、これ自体が従業員エンゲージメントの向上にもつながると考えている」とのコメントに対し、永井氏はじめ、有識者の皆さまから、誰もが納得し自分事化できるように、海外子会社含め、多様な従業員が共感できるようなグローバルを意識した表現の工夫が重要なのではないか、とのアドバイスがありました。

次期中期経営計画の発信にあたって

次期中期経営計画の策定および発信に向け、爲房からは「自分たちの現在地、目指す姿、そこに行くために何をもって何をするか、それを物語としてわかりやすく伝えることが重要だとよく分かった」とのコメントがありました。藤川からは「数値目標を示すことにとどまらず、社内に対するコミュニケーションも意識し、目指すビジョンを、より具体的に示していきたい」との決意が述べられました。

全体写真
(後列左から)CRO爲房、CFO藤川、菅原
(前列左から)永井氏、ピーダーセン氏、堀井氏