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SORTKIT/Enterprise for Linux V2.4 リリース

「SORTKIT/Enterprise for Linux V2.4」

2019年07月08日 発売
2022年03月31日 販売終了
2034年05月31日 サポート終了

SORTKIT/Enterprise for Linux V2.4強化概要

SORTKIT/Enterprise for Linux V2.3から以下の内容を強化し、V2.4にバージョンアップしました。

  • 新機能として、以下の機能強化を行いました。

    • フィールド定義
      ディレクティブファイルに固定長キーやテストフィールドなど固定長フィールドの情報を記述する際に、フィールド名での指定を可能とする機能を追加しました。
      フィールド名は、レコードレイアウトファイルと呼ぶ外部ファイルに、長さやデータタイプと共に定義します。
      従来の開始位置、長さ、データタイプを指定する方法に比べ、可読性が向上します。またレコードレイアウトファイルは複数のパラメータファイルから参照することが可能なため、フィールドの情報を一元管理することが可能となります。
      フィールド定義の使用例を以下に示します。
      フィールド定義サンプル
    • データタイプにBUB、BSBを追加
      データタイプにビッグエンディアンの固定小数点2進数(BSB)およびビッグエンディアンの符号なし2進数(BUB)を扱えるようになりました。
    • WKDIRE優先度改善
      SGファイルに、作業ファイル作成ディレクトリの優先設定を指定できるようになりました。
  • Windows版との互換維持の為、以下の機能強化を行いました。

    • 入力ファイルのレコードをソートせずに出力ファイルに出力する機能を追加
      マージ機能のオプションとして、ソートされていないファイルを入力ファイルとして指定することができるコピー機能を追加しました。コピー機能では入出力レコードの再編成指定、入出力レコードの選択/削除指定を行なうことができます。
    • 実行情報メッセージの出力に簡易出力モードを追加
      処理件数などのみを出力する簡易出力の指定を追加しました。
    • エラーメッセージにおいて、エラー箇所の特定を行いやすくする改善
      コマンドラインおよび外部ファイルに記述した指定に誤りがあった場合のエラーメッセージに、エラー箇所の行位置および桁位置の出力を追加し、エラー箇所の特定を行いやすくする改善を行いました。
    • 諸元拡大
      入出力レコードの選択/削除指定の選択指定数の上限をを256個から512個に拡大しました。
      入出力レコードの再編成指定の構成要素数の上限を256個から512個に拡大しました。
      同値キーレコード集計指定の集計フィールド数の上限を256個から512個に拡大しました。
      入出力レコードの累計指定の累計フィールド数の上限を256個から512個に拡大しました。

製品体系・ライセンスについて

製品名はV2.2以降で変更になっております。Ver2.1以前の製品名との対応は次の通りです。


  • SORTKIT(x64版) → SORTKIT/Enterprise for Linux
  • SORTKIT(x64版) CPUライセンス → SORTKIT/Enterprise for Linux (追加CPUライセンス)

製品体系やライセンスについては「製品体系(Linux版 Ver2.0以降)」をご覧ください(Ver1.0/1.1はサーバライセンスでしたが、Ver2.0以降はCPUライセンスに変更になっております)。

製品価格はV2.2以降とVer2.0/2.1で異なります。製品価格はこちらをご覧ください。

 

注意・制限事項

  • 64bit版のみです。そのため、32bit OSをサポートしていません。
  • C言語インタフェース用のライブラリは、共有ライブラリのみをサポートしています。
  • 64bit用のC言語インタフェース用のライブラリのみをサポートしています。Ver2.0までサポートしていた32bit用ライブラリは含まれていません。
  • RAFファイルを扱う場合、refam VX、または、refam/Eのインストールが必要です。 refamの世代ファイルを扱う場合、 世代ファイル機能をサポートしているrefam/Eを使用する必要があります。 なお、SORTKIT/Enterprise for Linux V2.4がサポートしているrefamは、 Red Hat Enterprise Linux 5をサポートしていないため、 Red Hat Enterprise Linux 5でRAFファイルを扱うことはできません。 本バージョンに対応したrefamは、 refamとの組み合わせ可能なバージョンに関するFAQをご覧ください。
  • ISAMファイルを扱う場合、ISAMのインストールが必要です。
  • C-ISAMには対応していません。
  • 固定小数点2進数、浮動小数点2進数はUNIX版と異なり、リトルエンディアン形式をサポートしています。
    対応するデータ形式の詳細は、こちらをご覧ください。