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鹿島建設株式会社 様

先進的な社員寮へのリニューアルを支えるNECの顔認証
複数エリアをシームレスにつなぎ、「快適性」と「安全性」を両立
- 業種:
-
- 建設・不動産
- 業務:
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- その他業務
- 製品:
-
- その他
- ソリューション・サービス:
-
- 生体認証/顔認証
- サービス/その他
事例のポイント
課題・背景
- 多様なライフスタイルに対応するため、老朽化した寮・社宅のリニューアルを段階的に推進している
- リニューアルのテーマである「交流促進」に向けて多様な利用者を想定し、施設利用にかかる手間を減らす必要があった
- セキュリティの中核となる顔認証には、高い精度と運用性が求められた
成果
安全性と利便性を両立し、交流しやすい環境づくりを後押し
顔認証により複数の施設や設備を利用できるようになり、複数の鍵を持ち歩く必要がなくなった。居住者や社員、家族など多様な利用者に対しても、適切な権限管理によるスムーズな入館が可能となり、施設利用の手間や心理的負担を軽減。交流促進にも寄与している。
高い認証精度(※)と管理のしやすさで運用負荷を軽減
マスクや眼鏡着用時でも高精度な認証が可能で、写真によるなりすましも防止。さらに、アプリによるスムーズな顔登録と、管理用Webシステムによる入館権限の一元管理により、運用管理の負担を軽減した。
“社員を大切にする会社”という実感が、意欲向上にも寄与
新しい住環境と先進的な仕組みの提供により、社員の安心感と満足度が向上。会社への信頼感やエンゲージメント向上にもつながっている。
導入ソリューション

コワーキングスペース入口。鍵を持ち歩くことなく、顔認証でスムーズに入室できます。
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事例の詳細
導入前の背景や課題

開発事業本部
資産運用部
管財グループ 兼 資産活用グループ
主任
難波 洸子氏
社員寮のリニューアルで目指したのは、QOL向上と交流を生む住環境
日本を代表する総合建設業の鹿島建設様。「人々が安全・安心で快適に暮らすことができる社会」を目指し、土木、建築を中心に開発事業、海外事業、エンジニアリング事業、環境事業などを手掛け、産業や経済の発展に貢献しています。
現在、同社は「高いエンゲージメントのもと多様な人材が個性を発揮する」「一人ひとりが主体性をもって新しいことに挑戦し続ける」ことを重要な価値観に掲げています。その一環として積極的に取り組んでいるのが、社員の住環境に対する投資です。築年数の経過した寮や社宅については、大規模なリニューアルを段階的に進めています。
「今回の社員寮リニューアルにあたっては、単に施設内を新しくするだけでなく、コワーキングスペースやカフェ、託児所、ジムやシミュレーションゴルフなどの共用施設を併設し、社員同士の交流促進と生活の質(QOL)向上をコンセプトとしています」と鹿島の難波 洸子氏は話します。
また、本プロジェクトは、企画段階から若手社員も中心となって推進しました。「入寮者の多くが若手社員であることもあり、若手目線での計画を意識しました。社内プロジェクトなので、失敗を恐れずさまざまなことにも挑戦できる。若手が経験を積む良い機会でした」と難波氏は話します。
本プロジェクトの大きなテーマの1つが、開かれた住環境における「セキュリティと利便性の両立」です。
この寮は、周辺の社宅などとも一体的に運用されており、エリアによっては社員本人だけでなく家族も利用します。リニューアル前は、入寮者以外は自室とは別の鍵やカードキーを持ち、場合によっては管理人による入館管理を行うなど、複雑なセキュリティ設計となっていました。「施設を利用する際に煩雑な手間がかかっては、コンセプトである『交流促進』の思いに合いません。利便性を犠牲にしないセキュリティを実現できないかと考えていました」と難波氏は言います。
選択のポイント

総合事務センター
施設グループ
主任
宮嶋 隼司氏
世界トップクラス(※)の実績を支える「認証精度」と、複雑な運用に応える「管理のしやすさ」
そこで同社が採用したのが顔認証を活用した「NEC次世代マンションサービス」です。複数の鍵を使い分けたり、管理人が常駐して管理したりする手間を省き、「顔をかざすだけ」で本人を確認。それぞれの権限に応じて寮や共用施設へスムーズに入れる環境を目指したのです。
採用の決め手となった第一のポイントは、高い認証精度と豊富な実績です(※)。「NECの顔認証は、マスクや眼鏡をつけていても認証できる上、写真などによるなりすましなども防ぐことができ、確かな安心感がありました」と難波氏。想定されるどのような利用シーンにおいても、安心して使えることが重要だったと言います。
第二のポイントは、運用管理のしやすさです。 NEC次世代マンションサービスは、専用アプリを通じて、利用者が自身のスマートフォンから簡単に顔登録を行えます。また、管理者側もWebシステムを通じて、ユーザーに応じた権限を簡単な操作で設定することが可能です。「既製のアプリと管理システムを活用できたため、独自開発なしでスムーズに導入できました。複雑な権限設定にも柔軟に対応でき、将来的な運用面での負担を抑えられると感じました」と運営管理を担当している宮嶋 隼司氏は評価します。
導入後の成果

開発事業本部
企画管理部 管理グループ
主任
若原 歩花氏
スマートなライフスタイルが、若手社員のモチベーションと会社への信頼につながる
リニューアルした寮は、NEC次世代マンションサービスによって安全性と利便性を両立したセキュリティを実現。居住者や施設を利用する社員、家族に“スマートなライフスタイル”を提供しています。
実際に寮で暮らす若原 歩花氏は、その暮らしを次のように語ります。「自分の部屋の鍵だけ持っていれば、そのほかの施設や設備は顔認証で入ることができます。認証速度も期待以上に速く、軽く立ち止まるくらいで通過できます。会社が私たちの生活を本気で考え、新しい技術を導入してくれたことが伝わり、“もっと仕事をがんばろう”という気持ちにつながっています」。
選定時に重視した管理のしやすさも期待通りの成果を上げています。「アプリも管理用Webシステムも使いやすく、社員の家族も含めてスムーズに顔登録を終えました。複雑な入館権限もクラウド上で一元管理でき、私たちが設計したエリア制御の要件に沿って、顔認証システムを容易に実装することができました」と宮嶋氏は話します。
また、セキュリティの観点からも、顔認証は鍵やカードと異なり、紛失や盗難、不正な貸し借りの心配がありません。「システム上に蓄積される入館ログは、万が一トラブルが発生した際の迅速な調査にも役立つと考えています」(宮嶋氏)。
導入時には、NEC担当者が現地で西日や朝の採光条件、夜間の照明環境や利用者の生活動線を綿密に調査しながら、顔認証端末の最適な位置を丁寧に検討するなど、確実な運用をサポートしました。無事に稼働を開始した現在もNECは、顔認証を活用した次の価値創出に向けた提案を行っています。「カフェや食堂での手ぶら決済など、顔認証にはまだまだ多くのポテンシャルがあると感じています。ぜひ前向きに検討していきたいですね」と難波氏は言います。
自社施設を最新技術の実証フィールドと位置付けた今回の経験は同社のビジネスにも良い影響を与えそうです。「多くの人が出入りする建設の現場事務所でも顔認証を活用しはじめていますが、この寮のように交流促進の視点も加えれば、新しい現場事務所のスタイルを確立できるのではないかと考えています」と若原氏。自社での実証を契機として、鹿島の顔認証活用はさらなる広がりを見せそうです。

NEC担当者の声

第二製造ソリューション統括部
第八インテグレーショングループ
主任
笠井 世布

デジタルコマース統括部
コンシューマーエクスペリエンスグループ
森 美乃莉
顔認証で街全体のサービスをつなぎたい
顔認証の導入は、単に認証技術を設置するだけでなく、用途や場所に応じた設計が重要です。例えば、認証スピードは速ければ良いわけではありません。通りがかっただけで扉が開いてしまっては、セキュリティとして成り立ちません。一方、オフィスビルのゲートのように、朝の混雑・渋滞を避けるためにスピードを重視すべきケースもあります。今回は社員寮という生活空間でのご利用でしたので「意図して立ち止まり、入室しようとした人だけが確実に通過できる」という安心感に配慮した設計を行いました。
加えて、今回のプロジェクトでは、単に入館管理に顔認証を活用するだけでなく、複数の属性の利用者が共存する複合施設全体を、安全かつ便利に運用する仕組みの構築を強く意識しました。居住者様、社員様、ご家族様、それぞれが利用できるエリアや条件をきめ細かく制御するには、NECの技術力に加えて、現場に即した運用ルールの整理が欠かせません。鹿島様と打ち合わせや現地確認を重ねながら丁寧に対話し、スムーズな導入と現場への定着を実現しました。
近年、顔認証を取り巻く環境は大きく変化しています。かつては空港やオフィスなど高セキュリティな場所向けの技術という印象が強かった顔認証ですが、今は住宅や店舗、イベントなど、日常の利便性や顧客体験を高める技術へとその役割を急速に広げています。NECの顔認証は世界No.1の精度を誇っています。この圧倒的な精度と安全性を活かし、私たちは「一度の顔登録で、買い物、飲食、レジャー、教育、ビジネスなど、さまざまなサービスをシームレスに利用できる環境」の実現を目指しています。住宅・マンション分野においても、顔認証は単なるドア解錠の仕組みにとどまらず、周辺施設や地域サービスとデジタルにつながることで居住者の安心・安全と圧倒的な利便性を提供する、新たなインフラとしての活用の幅がさらに広がっていくと確信しています。
- (※)米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得
<URL>https://jpn.nec.com/biometrics/evaluation/index.html
※NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
お客様プロフィール
鹿島建設株式会社
| 本社 | 東京都港区元赤坂1-3-1 |
|---|---|
| 創業 | 1840年(天保11年) |
| 従業員数 | 8,854名(2025年3月末現在) |
| 事業内容 | 社会インフラなどの国土開発や超高層ビルなど、各時代の先駆的なプロジェクトを手掛けながら、産業・経済の発展に貢献してきた。現在は「脱炭素」「資源循環」「自然再興」、そして「防災・減災対策」による社会・企業のサステナビリティの確保にも注力している。 |
| URL | https://www.kajima.co.jp/ |

この事例の製品・ソリューション
NEC次世代マンションサービスのアプリと管理用Webシステム。
利用者向けアプリと管理者向けWebシステムを提供。利用者はアプリを通じてスムーズに顔登録などの操作を行え、管理者は管理用Webシステムを通じて施設ごとの入館権限などをクラウド上で一元管理できる。
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(2026年6月29日)
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