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パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意
最近、パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきております。これらのパソコンの中のハードディスクという記憶装置に、お客様の重要なデータが記録されています。
従って、そのパソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。
ところが、このハードディスク内に書き込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単ではありません。
「データを消去する」という場合、一般に
- データを「ゴミ箱」に捨てる
- 「削除」操作を行う
- 「ゴミ箱を空にする」コマンドを使って消す
- ソフトで初期化(フォーマット)する
- 再セットアップを行い、工場出荷状態に戻す
などの作業をすると思いますが、これらのことをしても、ハードディスク内に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際はデータは見えなくなっているという状態なのです。
つまり、一見消去されたように見えますが、Windows®などのOSのもとで、それらのデータを呼び出す処理が出来なくなっただけで、本来のデータは残っているという状態にあるのです。
従いまして、特殊なデータ回復のためのソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。このため、悪意のある人により、このパソコンのハードディスク内の重要なデータが読みとられ、予期しない用途に利用される恐れがあります。
パソコンユーザが、廃棄・譲渡等を行う際に、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、ユーザの責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアあるいはサービス(共に有償)を利用するか、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊して、読めなくすることを推奨します。
なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、アプリケーションソフトなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認を行う必要があります。
(本ご注意はJEITAのガイドラインに即しております。)
- NECグループがご提供するデータ消去に関する専用ソフトウェアとサービス
- 添付ソフトウェア:「ハードディスクデータ消去ツール」 2005年12月よりMate/VersaProシリーズの一部のモデルに添付しているソフトウェアで、PC廃棄時/売却時にお客様が内蔵のHDDのデータを消去するためのツールです。
サービス:「PCデータクリーンサービス」
NECフィールディングが提供するデータ消去サービスです。
- NECの製品リサイクルに対する取り組み
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