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Case1 自動車部品メーカーが取り組んだ「BOPマネジメント」とは?
解決策
海外工場のものづくりの管理が必要だと考えたK氏は、Webサイトで、工程や設備などの製造プロセス情報(BOP:Bill of Process)を管理する機能を持つNECのPLMソリューション「Obbligato III」の記事を見つけ、さっそく紹介を受けました。
予想効果
- 海外での新生産拠点の立ち上げや生産移管の迅速化
- 設備を意識した製品設計促進による生産設備の共通化と固定費削減
- 上流・下流双方からの品質トレーサビリティ担保
製造プロセス情報をグローバルレベルで統合管理
K氏が評価したのは、工程情報だけではなく、海外工場に散在する生産設備の情報も合わせて一元管理できる点でした。
「海外工場の工程や設備の情報を日本で集約して管理しておけば、新しい生産拠点を立ち上げたり、他の拠点に生産移管をする際に、既存の情報を有効に活用して迅速に対応できると思いました。当社が目指している『グローバルで一貫した高品質なものづくり』を実現することにつながります。さらに、コスト面でも、設計段階から設備の情報も参照できるようになれば、設備の共通化が進み、固定費も大幅に削減できるはずです。」(K氏)
部品/工程/設備をまたがって変更の影響範囲を特定
「Obbligato III」は、従来、BOM(部品表)の管理に定評があるパッケージソフトでしたが、このBOMとBOPを統合管理できる点についてもN社のニーズに合致していました。
「BOMとBOPをつなげて管理しておけば、問題が起きたときに、部品から関連する工程や設備がたどれるし、逆方向にももちろん可能です。」
ただし、BOPの考え方を導入するには、業務や役割分担の見直し、データの持ち方の再整備などが必要となります。
「グローバルものづくりで勝ち続けるためには避けては通れない改革だと考え、導入を決断しました。いきなりすべての製品を対象とするのは大変なので、まずは、ある製品シリーズをモデルケースにして取り組んでおり、その後、段階的に対応製品を拡げていく予定です。」(K氏)
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