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RHEL6の対応について

2011年8月5日 更新

レッドハット社(日本法人)は2010年11月16日にRed Hat Enterprise Linux v.6 (RHEL6)の提供を開始しました。
NECが開発に貢献した、ext4ファイルシステムやリソース管理機能(cgroup)がRHEL6に採用されています
これに伴い、NECでもRHEL6のサポートを開始しました。
RHEL6に対応する環境・機種については動作環境をご参照ください。
また、ご購入につきましては、弊社担当営業までお問い合わせください。

RHEL6の特長とNECの貢献

RHEL6では、ファイルシステム、リソース管理機能、省電力機能、仮想化機能、スケーラビリティなどが強化されました。

  • ファイルシステム
    • デフォルトのファイルシステムがext3 からext4 に変更、大きなファイルシステムサイズの処理が高速化

  • リソース管理機能
    • プロセスをグループに分けてCPUやメモリ、I/Oなどのリソースを管理するリソース管理機能(cgroup)を搭載

  • 省電力機能
    • アイドル時の消費電力を削減可能

  • 仮想化機能
    • 仮想化基盤技術を、KVMに一本化
    • 仮想環境での性能向上、管理機能の向上

  • スケーラビリティ
    • 最大CPUコア数を255個から4096個(理論値)に拡大
    • 最大物理メモリを1TBから64TB(理論値)に拡大

NECは、RHEL6に採用された多くの機能の開発に貢献しました。

  • RHEL6から標準ファイルシステムとして採用されたext4の開発に貢献
  • Linuxのリソース管理機能(cgroup)のメモリリソース管理機能の開発に貢献
  • Device Mapperマルチパスのダイナミックロードバランス機能の開発に貢献
  • Nehalem-EXで強化されたXeonのRAS機能の評価、安定化に貢献
  • SystemTap 機能(挙動トレース機能)の評価、安定化に貢献