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Red Hat Satellite
Red Hat SatelliteはRHELの運用管理ソフトウェアです。
単一のコンソールから多数のRHELを一括管理することができ、効率よくアップデートすることが可能になります。
また、システム全体のセキュリティの脆弱性に関するリスクを低減することができます。
これにより運用コストの削減やセキュリティ管理の迅速化を図ることができます。
特長/機能
Red Hat Satelliteを導入することで、Red Hat社が提供するリポジトリ(ソフトウェアパッケージ情報)をローカルに保存し、Satelliteサーバからイントラネット内のサーバに対し修正物件を提供することができます。
これにより、例えば下記のようなメリットが得られます。
大規模環境での効率的なアップデート
個々のRHELサーバごとにアップデート(修正物件の適用)をおこなっていくのは、大きな手間がかかります。
Satelliteでは単一のコンソールから複数の管理対象サーバに対してアップデートを実施することが可能です。また開発環境、本番環境のようにサーバをグループ化し、それぞれを別にアップデートすることも可能です。
インターネット非接続(オフライン)のノードもアップデート可能
Satelliteを導入した環境では、各RHELサーバはRed Hatカスタマーポータルの代わりにSatelliteサーバから修正物件を適用することができます。
Satelliteサーバに定期的に修正物件を取得し最新化しておくことで、Red Hat カスタマーポータルがメンテナンス等で利用できない状況下でも影響を受けず修正適用することができるようになります。
管理対象各ノードのバージョン情報を一覧で表示
Red Hat Satellite から、管理対象サーバの修正物件の適用状況を把握することができます。
これにより修正適用の必要なサーバを容易に特定し、脆弱性への対応を迅速に行うことができます。
コンテンツ管理機能とライフサイクル管理機能
コンテンツ管理機能を利用することで、問題ないことを確認できた修正物件のみを配布しシステム動作への影響を低減することができます。
修正物件を配布する際は、対象ホストの未適用修正物件一覧から選択して修正物件を配布する事も可能です。
また、ライフサイクル管理機能を利用することで、対象ごとに段階的にアップデート可能な範囲を決めることができます。
例えば、開発→テスト→リリースの流れでプログラム開発を行っていた場合、開発部門から全社へ順番に公開(適用可能)範囲を広げていきます。これにより、前段階(開発)で不具合などを確認し対応することが可能になります。
ライフサイクル管理機能は、開発業務だけでなく、修正物件などの事前評価が必要で適用範囲を限定するなど段階的に公開範囲を広げていくような運用も可能です。
製品体系/価格
管理対象のRHELサーバの種類/数量を満たすようSatellite製品をご購入ください。
管理対象のRHEL | Satellite製品の選択 | Satellite製品の数量 |
---|---|---|
物理環境(2ソケットまで) | 2 ソケット or 2 ゲスト | 物理サーバ1台(2ソケットまで)につき1本 |
仮想化環境(ゲスト単位) | 2 ソケット or 2 ゲスト | ゲスト2つにつき1本(端数切り上げ) |
仮想化環境(仮想環境無制限ゲスト) | 仮想環境無制限ゲスト | 仮想化環境を構成する物理サーバ(2ソケットまで)1台につき1本 |
構成例
管理対象のRHELの種類 | RHELの数量 | Satellite製品の選択 | Satellite製品の数量 |
---|---|---|---|
物理環境(2ソケットまで) | 3 | 2 ソケット or 2 ゲスト | 3 |
仮想化環境(ゲスト単位) | 12 | 2 ソケット or 2 ゲスト | 6 |
仮想化環境(仮想環境無制限ゲスト) | 5 | 仮想環境無制限ゲスト | 5 |
この例では、2 ソケット or 2 ゲスト×9本、仮想環境無制限ゲスト×5本のSatellite製品が必要になります。
Satellite Server(Red Hat Satelliteをインストールした管理サーバ)やCapsule Server(Satellite Serverのミラーサーバ)の数量に制限はありません。お客様の環境や運用に応じて柔軟に立てることが可能です。
初回導入用の製品
型番 | 製品名 |
---|---|
ULA4300-J211S-I | Red Hat Satellite -EX- (2ソケット or 2ゲスト)(1年)(24H) |
ULA4300-J231S-I | Red Hat Satellite -EX- (2ソケット or 2ゲスト)(3年)(24H) |
ULA4300-J251S-I | Red Hat Satellite -EX- (2ソケット or 2ゲスト)(5年)(24H) |
ULA4300-J212S-I | Red Hat Satellite -EX- (仮想環境無制限ゲスト)(2ソケット)(1年)(24H) |
ULA4300-J232S-I | Red Hat Satellite -EX- (仮想環境無制限ゲスト)(2ソケット)(3年)(24H) |
ULA4300-J252S-I | Red Hat Satellite -EX- (仮想環境無制限ゲスト)(2ソケット)(5年)(24H) |
更新用の製品
型番 | 製品名 |
---|---|
ULH1F-4300111-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(2ソケット or 2ゲスト)(1年)(時間延長サービス) |
ULH3F-4300111-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(2ソケット or 2ゲスト)(3年)(時間延長サービス) |
ULH5F-4300111-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(2ソケット or 2ゲスト)(5年)(時間延長サービス) |
ULH1F-4300112-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(仮想環境無制限ゲスト/2ソケット)(1年)(時間延長サービス) |
ULH3F-4300112-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(仮想環境無制限ゲスト/2ソケット)(3年)(時間延長サービス) |
ULH5F-4300112-I | PPSupportPack(Red Hat Satellite -EX-)(仮想環境無制限ゲスト/2ソケット)(5年)(時間延長サービス) |
動作環境
- Red Hat Satellite:6.15.3.1以降の6.x
- Red Hat Satelliteの動作環境:RHEL8.10 (*1)
- 管理対象サーバー:RHEL7~9 (*2)(*3)
- (*1)Linuxサービスセット等、NECサポートのRHELであることが必要です。
- (*2)NECがサポートする範囲のバージョンが対象です。
- (*3)管理対象にはNEC製/他社製を問いませんが、IT環境全体をNECで統一することで、サーバ及びRHELの製品部門と連携した柔軟かつ迅速なサポート対応が可能となるため、可能な限りNEC製で統一することを推奨します。
運用・保守
Satellite本体に関する部分がサポート範囲となります。
またRed Hat社のサポート期間終了後も、NECの保有するスキル・ナレッジにより”特別延長サポート”を提供します。
技術問合せ | 設定、操作、機能に関する問合せへの対応 | ○ |
---|---|---|
障害対応 | ログ情報や現象からの調査 | ○ |
過去の対応事例やディストリビューターの公開情報を調査し、障害原因と回避策/対応策を提示 | ○ | |
既知事例に無い現象の、ディストリビューターへのエスカレーション | ○ | |
NECのLinux技術者による独自の問題調査・解析の実施 | ○ | |
ディストリビューターから得られた回答内容とNECの独自調査・解析の結果を併せ、より確度の高い障害原因を報告、回避策・対応策を提案 | ○ | |
性能問題の調査 | - | |
問合せ受付時間 | 24時間365日 | |
問合せ方法 | 電話/Fax/電子メール | ○ |
問合せ回数 | インシデント数 | 制限無し |
特別延長サポート | Red Hat社のサポート期間終了後、NECの保有するスキル・ナレッジによりサポートを提供 | ○ |
情報提供 | 検証・評価に関する情報やFAQのWebでの公開,電子メールによる通知 | ○ |
セキュリティ情報メールの配信 | 〇 | |
アップデート手順の提供 | ○ | |
セキュリティアップデート,バグ修正 | ○ | |
サブスクリプション | Satelliteのサブスクリプション | ○ |