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Backup Exec 11d for Windows Servers 注意事項/制限事項
【販売停止品】 |
注意: Backup Exec 11d 製品は受注/出荷を停止しております。
- Backup Exec 10d のライセンスの追加について
Backup Exec 10dの出荷停止により、Backup Exec 10dのライセンスの追加購入をすることが出来なくなりました。しかし、Backup Exec 10dを運用中で、オプション / エージェント製品を追加購入したいという場合に限り、購入したBackup Exec 11dのライセンスキーをBackup Exec 10dのライセンスキーとして使用すること(ダウングレード)を認めております。
ただし、本件は以下の制限事項がありますので、注意してください。
- 最終的に現在のお客様の環境をBackup Exec 11dへアップグレードしていただくことを前提としております
- 本件は、Backup Exec 10dの環境で運用中のお客様が、ライセンスを追加したい場合に限らせていただいております。本体製品(メディアサーバー)の追加は出来ません。
新規にBackup Execの環境を構築されるお客様は、Backup Exec 11dでの新規構築をお願いします - Continuous Protection エージェント / Continuous Protection Serverは対象外となっております(11dのライセンスキーを使用することが出来ません)
注意事項
Backup Exec 11d製品をインストールした場合、下記現象が発生することがあります。運用の際は十分注意願います。
- BackupExec11dへのアップグレードについて
BackupExec10dから BackupExec11dへ上書きインストールでアップグレードする場合、「SQLEXPR_JPN.EXE(SQL Express インスタンスの生成に必要なファイル)が BackupExec11d媒体に存在しない」旨のメッセージが表示されることがあります。この場合、以下の手順で手動インストールしてください。1. Microsoft社のWebからMicrosoft SQL Server 2005 ExpressEdition Service Pack 1 ( ファイル名 : SQLEXPR_JPN.EXE )をダウンロードし、アップグレードするサーバのローカルディスクに保存します 2. アップグレードするサーバにBackup Exec 11dインストールCDを挿入します 3. Backup Exec 11d のインストールを実施します 4. [ 設定 ]-[Microsoft SQL Server 2005 Express Editionのセットアップ画面]で[ 参照 ]ボタンをクリックします。手順1でダウンロードしたSQLEXPR_JPN.EXEを選択します 5. インストーラに従いインストールを実施します - ライセンス互換についてBackupExec11dのライセンスキーは BackupExec10dで使用でき、BackupExec10dの機能として動作します。
しかし、BackupExec10dのライセンスキーは、BackupExec11dで使用できません。 - ジョブモニターの表示について
ジョブモニターのカレンダータブにて以下の手順を行うと、表示されている設定と異なった画面表示になることが確認されています。しかし、この事象は表示上の問題ですので再表示させると正しい表示になります。画面の再表示にて回避願います。1. カレンダータブでカスタムフィルタを設定する 2. カスタムフィルタを表示する 3. カスタムフィルタを表示させたままの状態で、カスタムフィルタを削除する 4. カスタムフィルタの表示が"すべてのジョブ"になっているにもかかわらず、画面上は、先ほど削除したカスタムフィルタが有効になっている - 空のアラートが表示される件についてジョブモニターの[システムの概略]を表示させた状態で BackupExecのサービス停止を行うと、通信ダウンのアラートが表示されるのと同じタイミングで、内容が空のアラートが表示されることが確認されております。本件は Backup Exec 11d Build 7170で修正されております。
- IDR(Intelligent Disaster Recovery Option)復旧後の環境について
IDRを用いてシステム復旧したあと、そのサーバに AOFO(Advanced Open File Option)またはSQL Agent(Microsoft SQL Server Agent)を追加インストールすると、BackupExecのサービスが起動しなくなるという現象を確認しております。本件は BackupExec11dの障害であり、Symantec社が調査を行っております。まだ修正されておりませんので、この操作は行わないようお願いします。
尚、この状態になってしまった場合、事前に BackupExecデータベース(BEDB.BAK)を採取してある場合に限って以下の方法で回避することが可能です。1. Backup Execサービスを停止します
インストールフォルダ¥Symantec¥Backup Exec¥bestop.batを実行2. データベースファイル名を変更します
インストールフォルダ¥Symantec¥Backup Exec¥Data¥BEDB_dat_log.LDFのファイル名を変更します。
例): BEDB_dat_log.LDF.old3. Backup Execサービスを開始します
インストールフォルダ¥Symantec¥Backup Exec¥bestart.batを実行4. 以下のファイルを実行します
インストールフォルダ)¥Symantec¥Backup Exec¥BEUtility.exe5. コンピュータビューで復旧するサーバをアクティブにします 6. データベースタスクでデータベースのリカバリをクリックします 7. リカバリ方法で[既存のデータベースをドロップし、バックアップを再ロードする]を選択し、[OK]をクリックします 8. Backup Execサービスを再起動します
インストールフォルダ¥Symantec¥Backup Exec¥bestop.batを実行し、終了した後にインストールフォルダ¥Symantec¥Backup Exec¥bestart.batを実行 - x64環境での Advanced Open File Option(AOFO)アンインストールについて
x64環境において[プログラムの追加と削除]から AOFOをアンインストールすると、Backup Execのサービスが起動できなくなる現象を確認しております。本件は BackupExec11dの障害であり、Symantec社が調査を行っております。まだ修正されておりませんので、x64環境で AOFOをアンインストールしないようお願いします。
尚、この状態になった場合、以下の手順で Backup Exec本体を再インストールし直す必要があります。1. [プログラムの追加と削除]より Backup Exec本体をアンインストール
この段階では、Backup Execのファイルは残ったままとなります。2. Backup ExecのインストールCDを挿入し、[プログラムの管理]-[ローカルインストール]において[修復]を選択
修復時に Installedキーを書き込めないエラーが出力されますが、[無視]を選択していただき次に進みます。3. [プログラムの追加と削除]より、Backup Exec本体をアンインストール 4. Backup ExecのインストールCDを挿入し、setup.exeを起動して再度インストール
制限事項
- Advanced Disk-based Backup オプションのオフホストバックアップ機能についてAdvanced Disk-based Backup オプション(ADBO)のオフホストバックアップ機能を使用するには開発元のシマンテック社で認証を受けているストレージデバイスが必要となります。現在のところ、認証を受けているNEC製ストレージデバイスはありません。このため、オフホストバックアップ機能は当面はNECでのサポートを見送り、NEC製ストレージデバイスが認証され次第サポートを検討します。
なお、ADBOのその他の機能である「合成バックアップ」はサポートを開始しています。 - ユーティリティパーティションの暗号化について
NECの Expressサーバでは Disk上に保守パーティション(ユーティリティパーティション)が存在しています。BackupExec11dからバックアップデータの暗号化機能が搭載されたのですが、この保守パーティションのデータは暗号化することができません。
そのため、暗号化したデータで IDRを行う環境では、事前に採取するフルバックアップで「保守パーティションをバックアップしない」ようにしてください。