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Springサポート - コラム

バージョンアップ vs 有償サポート、どちらを選ぶ?

〜Spring Boot 3.5.x / Framework 6.2.x / Security 6.5.x のサポート期限への対応策〜

2026年6月に迎えたOSSサポート期限

2026年6月、Spring Boot 3.5.x、Spring Framework 6.2.x、Spring Security 6.5.xのOSSサポート期間が終了しました。これにより、コミュニティからセキュリティパッチなどのサポートを受けられない状態となっています。
企業を標的としたサイバー攻撃は依然として大きな脅威であり、大手企業におけるセキュリティインシデントも相次いで報告されています。特に近年は、生成AIの活用によって脆弱性(CVE)の発見スピードが飛躍的に高まっており、Spring関連の脆弱性だけでも、従来の約10倍の頻度で公開されています。
サポート期間が終了し、保守されていない状態でシステムの運用を継続することは、情報漏洩やサイバー攻撃、監査での指摘など、重大なリスクにつながります。こうしたリスクを回避するには、「最新版へのバージョンアップ」と「有償サポートの利用」という2つのアプローチを正しく理解し、自社に最適な対応策を比較・検討することが不可欠です。

選択肢①:最新版へのバージョンアップ

最新のメジャーバージョン(Spring Boot 4系、Framework 7系、Security 7系等)へ移行すれば、再びコミュニティの無償サポート期間内で最新パッチを利用できます。
しかし、メジャーバージョンアップには依存ライブラリの調整やコード改修、全件検証テストなど、膨大な工数と費用がかかります。さらに、改修や検証を行っている期間中、システムが無防備な状態にさらされるリスクも考慮しなければなりません。

選択肢②:有償サポートの利用

ベンダーの有償サポートを活用し、現行バージョンをそのまま安全に維持するアプローチです。
有償サポートを利用することで、アプリケーションの大幅な改修や大規模な検証テストを直ちに実施することなく、脆弱性の回避策やセキュリティパッチの入手、技術問い合わせが可能になります。有償サポートの費用は発生するものの、短期的コストや開発負荷を抑え、サポート期限後も業務停止リスクを回避しながらシステムの安定稼働を継続できるのが最大のメリットです。

どちらを選ぶべきか?4つの判断基準

自社に最適な選択を下すための判断軸は以下の4点です。

①対応リソース:即座にバージョンアップ改修やテストを実施できる体制があるか?
②システムの寿命:近い将来にリプレイスが予定されているか、長期稼働前提か?
③周辺の互換性:利用中のサードパーティ製ライブラリが最新版Springに対応しているか?
④セキュリティ・運用要件:脆弱性の公表時に、パッチを入手・適用できる運用体制を確保できているか?

具体的な判断の流れについては、以下のフローチャートもあわせてご参照ください。

まとめ:自社に合わせた最適な選択と「ハイブリッド戦略」

ここまで、Springのサポート期限到来に伴うリスク、2つの対応アプローチ(バージョンアップ/有償サポート)、そして自社で検討すべき判断基準を整理してきました。
これらを踏まえた有効な戦略の1つとして、まずは有償サポートを導入して足元のセキュリティを確保し、その上で計画的に最新バージョンへの移行を進める「ハイブリッド戦略」が挙げられます。
NECでは、お客様のシステム規模やご予算感に合わせて選べるサポートプランを提供しています。

NECサポート

・小規模~中規模環境で、主要プロジェクトを対象に、脆弱性対応をご希望のお客様向け
・よく利用されるプロジェクト(Spring Boot、Spring Framework、Spring Security)やバージョンに絞ってサポートを提供
・小規模から利用しやすいライセンス体系(4コア単位)

NEC VMware連携サポート

・大規模環境で、幅広いプロジェクトへの対応や公式サポート連携を重視するお客様向け
・Broadcom社の公式サポートと連携して幅広いプロジェクトをサポート
・大規模向けのライセンス体系(500コア以上10コア単位)

サポート期限が切れた後も安全なシステム運用を継続するために、NECのSpringサポートの活用をぜひご検討ください。

過去掲載コラムのご案内

過去のコラムは、以下のページにてご覧いただけます。併せてご参照ください。


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