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OpenDataAccess/Server - 特長・機能
機能
OpenDataAccess/Serverは、以下のような機能があります。
動作概要図はこちらをご覧ください。
ACOS-4側(DataAccess/Connector)
オープンデータアクセス機能
- OpenDataAccess/Serverのアクセス部品と連携して、DB等のリソースの参照、更新を行い、実行結果を得ます。この機能は、COBOL85のCALL命令によるアクセス部品として提供しており、TPP、バッチジョブから利用できます。
VIS連携機能
- VIS用プラグインをVISに組み込むことで、OpenDataAccess/Serverへの接続、切断、再接続、DBのコミット・ロールバックをVISとDataAccess/Connectorが連携して自動的に行います。
2フェーズコミット機能
- VIS/TPP終了時のコミット処理において、2フェーズコミット機能を実行することができます。
SQL実行機能
- OpenDataAccess/Serverの標準アクセス部品(SQLアダプタ)と連携して、OracleおよびSQL ServerのSQLを実行し、結果を取得します。
大量データ一括転送機能
- OpenDataAccess/Serverから一括転送されたデータを蓄積し、プログラムに順次に返却します。
デッドロック監視機能
- ACOS-4のIRLOCK機能を使用して、ACOS DB、オープンDBのデッドロック監視が可能です。
- 排他する資源とリソースIDの対応は、利用者が自由に設定することができます。
ログ出力機能
- トランザクションの実行結果はジャーナルファイルに出力します。
- 出力したログはDACJNLCNVユーティリティで編集することができます。
オープンサーバ側(OpenDataAccess/Server)
トランザクション制御
- 最初のサービス実行要求により、実行スレッドを決定します。以降は、トランザクション終了(正常・異常)までスレッドが占有され、複数のサービス実行要求は同じトランザクションとして処理されます。
- スレッドの空きがない場合は、要求を保留してスレッドの空きを待ち合わせます。すなわち、スレッド数=トランザクションの実行多重度であり、スレッド数は利用者が設定可能です。
- 自動コミットモードのトランザクション実行では、アクセス完了時にトランザクションをコミットします。最低限の通信で参照・更新を行うことができます。
分散トランザクション機能(XAインターフェース)
- 分散トランザクションにおけるDB間の原子性を保証するために、X/Openが定義したXAインターフェースを使用してDBMSへの2フェーズコミットを行うことが可能です。
DBアクセス機能
- JDBC標準のデータソース機能をサポートします。これを使用することで、利用者がアクセス部品を作成する際のプログラミングが簡素化できます。
- トランザクションの原子性を確保するため、トランザクション終了時には使用したオープンDBに対して、自動的にコミットまたはロールバックを実行します。(個別にコミット、ロールバックを実行することはできません)
大量データ一括転送機能
- アクセス部品が読み込んだレコードを、複数件まとめて一括転送することができます。利用者が作成したアクセス部品からも一括転送が利用できます。
SQLアダプタ
- OracleとSQL Serverに対するSQLアクセスでは、アクセス部品(SQLアダプタ)を提供します。
- 取得したデータは、列ごとにデータ形式変換を行います。このため、ACOSで文字コードやデータ形式を意識する必要はありません。
- 検索系SQL、更新系SQLのほかに、ストアドプロシージャも実行可能です。
トランザクションログ出力機能
- トランザクションの実行状態や実行結果をトランザクションログとして出力します。
- コミット処理中に障害が発生した場合などには、トランザクションログを参照・確認してDBを復旧することができます。
管理コンソール機能
- OpenDataAccess/Serverの終了や、各種資源の状態参照・変更を行うことができます。
- ネットワーク上の他のマシンで管理コンソールを実行することもできます。
環境構築機能
- OpenDataAccess/Serverの実行環境の構築、変更、定義参照を行うツールと、利用者が作成したアクセス部品を配備し、実行環境を作成、変更するツール、の2つのツールを提供します。