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自動高画質化ソリューション PictMagic
個々の画像を自動で判断し、シーンにあった補正処理を自動で実現する自動高画質化エンジン「PictMagic」によるソリューションです。
特長
低品質の画像は最適に補正して、高品質の画像はそのままに、レタッチでは手間がかかる画像補正作業を自動実行します。
明るさやコントラスト、彩度などの適切な補正をはじめ、肌色・草木の緑・青空など見る人が好ましいと感じる色(記憶色)への再現、シーン解析結果に基づく適切な補正、手動では困難な逆光写真の補正などを自動化します。
シーン解析機能
画像を人物、夜景、風景、花のシーンに分類し、シーンに最適な補正を実現。このような逆光写真では、顔を中心に明るくし、肌を美肌で滑らかにします。
顔検出機能
セキュリティ分野で高い精度を誇る顔検出技術を利用して、画像の中から顔部分の認識を可能にします。検出した顔領域から得られる情報を元に、好ましい色再現や逆光補正などの各種機能の精度向上を実現します。
好ましい色再現
自然色の肌色・草木の緑・青空の3つのカテゴリーに着目。写真からそれぞれのカテゴリーを自動判別して、見る人が好ましいと感じる記憶色に自動補正を行います。
主な補正機能
機能名 | 補正対象領域 | 画像評価対象 | 補正処理の方針 |
---|---|---|---|
彩度補正 | 全体 | 画像中の最も高い彩度値 | 画像の色分布をいろ空間全体に広げるように彩度を強調 |
コントラスト補正 | 全体 | 画像中のハイライト部(白)と、シャドー部(黒)における輝度Y値 | 白を白、黒を黒、画像全体にメリハリをつける木戸分布が再現範囲全体(0-255)に広がるようにコントラストを協調 |
露光補正 | 全体 | 画像の輝度Y値の平均値 | 画像の平均輝度が、目標輝度に近づくように白と黒は保存した非線形変換 |
鮮鋭度補正 | 全体 | 輝度Y成分における、エッジ領域の高周波帯域成分の平均値 | 鮮鋭度評価値が適切な値となるように、強調量を制御 評価値と強調量との対応関係はLUTで記述 |
白色補正 (WB補正) |
全体 | 画像のハイライト及びグレー成分を基準とする。RGB値、Y値のヒストグラムなど | 光源色が、白となるように、ホワイトバランスを補正 |
好ましい色再現 | 特定領域 | 画像中の肌、青空、草木の緑に対応する対象領域の色成分 | 対象の色を記憶色に近づけることで好ましい色に補正 |
逆行日陰補正 | 特定領域 | 局所領域の輝度 特に暗い領域の輝度 |
局所領域の輝度値が、指定値よりも低い場合は、その差分に応じて輝度を持ち上げる |
利用環境
■さまざまな利用環境に組み込み可能
PictMagicのエンジンは、Windows・Linuxなどのプラットフォームに対応しており、ワークフローに応じたシステム構築への適用、既に稼働中のシステムへの適用などさまざまな利用環境に合わせてご提供が可能です。 PictMagicはNEC製携帯電話のカメラ機能にも採用されております。
■サーバ側で自動補正処理
撮影写真をデータベースへ登録する際、もしくは登録済みのオリジナル写真をダウンロードする際など、サーバ側で自動補正を実施する事で利用者が意識しないワークフロー提供が可能です。
■クライアント側で画像補正のパターン選択
利用者が写真に対する補正効果をその場で見ながら確認することが可能です。それぞれの補正機能を選択して利用することで、より効果的な自動補正を実現します。
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