DMS展最大級のブースに展開された最新モデルのNEC DX Factory

2/6-2/8の三日間に渡り、東京ビッグサイトで開催された「第３０回 設計・製造ソリューション展（DMS）」。NECは会場最大級のブースに、「NEC DX Factory」の最新版を展示しました。

「NEC DX Factory」自体は、昨年6月の「第29回 設計・製造ソリューション展（DMS）」および「昨年11月の「C&Cユーザフォーラム ＆ iExpo2018」でも展示いたしましたが、今回新たに「ロボット導入トータルサポートパッケージ」をはじめとする３つのソリューションを追加。人とロボットの協働による省人化や遠隔監視など、次世代のものづくりをより色濃く体感できる構成へと進化させました。

ブース中央には大型の多面ディスプレーにて、各ソリューションによりデジタルデータ化され、工場を可視化したダッシュボードサンプル、AI品質分析画面を掲示し、3日間で46回デモステージを実施。大勢のお客様に足をお運びいただき、大盛況となりました。ご来場いただきました皆さま、ありがとうございます。

今回の目玉として投入された「ロボット導入トータルサポートパッケージ」

今回追加したソリューションの代表格は、先述の「ロボット導入トータルサポートパッケージ」。本パッケージは、 ① ロボット導入コンサルティング・人作業を含むライン設計、 ② ロボットメーカと連携したロボットシステム、 ③ ロボット稼働状況管理システム、の３つをトータルに提供することで、短期間でのロボット導入を実現します。さらに「NEC Industrial IoT Platform」と連携することで人とロボットの協働を実現し、生産ライン全体のスループットの向上と品質強化を支援します。

展示では、ロボットにより自動化されたねじ締め・AIによる外観検査についてのパッケージが実際に稼働する様をご覧いただきました。

また、NECの総合受付では、対話型ロボット「PaPeRo i」がお客様をお出迎え。マスコットとしても愛嬌を振りまいてもらいました。

運用の効率化を促進するソリューションも

追加されたのはロボット領域だけではありません。

NECの特徴的なAIのひとつである「RAPID機械学習」を用い、作業状況を撮影した映像から、リアルタイムでの作業情報の分析を行い、遅延の検出やアラート通知を行う「AI映像作業解析」や、設置環境や通信インフラが選択可能で柔軟性に富む遠隔監視システム「コルソス CSDJ」といった、現場運用の効率化を図るためのソリューションも投入。計16ものソリューションで、“ものづくりの未来”を体験できる、実際に見て触れるコンセプト展示として進化しました。

もちろんこれらのソリューションはそれぞれ単体での導入も可能。製造現場でのIoTデータの収集・見える化・分析から、SCM全体の改善まで、幅広く対応しています。

ますます進化するNEC DX Factory

NECグループの開発・生産会社であるNECプラットフォームズの工場で日々積み上げられるノウハウに加え、「ものづくり研究グループ」ご参加のパートナーの皆さまのご協力も得て日々進化するNEC DX Factory。ソリューション単位での追加もさることながら、個々のソリューションの内容もより高度に、進化を続けています。

これからもAI・IoT、ロボティクスなどの先進技術を活用し、今後も製造業のものづくり現場とデジタルを融合して多様化するニーズに対応していきます。