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建設現場顔認証 for グリーンサイト 導入事例株式会社大本組 様

建設技能者のCCUSタッチ率が大きく改善
グリーンサイト連携で新規登録も効率化
- 業種:
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- 建設・不動産
- 業務:
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- その他業務
- 製品:
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- その他
- ソリューション・サービス:
-
- 生体認証/顔認証
事例の概要
課題背景
- 建設技能者のCCUS(建設キャリアアップシステム)への就業履歴蓄積(タッチ)率が低迷していた
- CCUSカードの不携帯や紛失が常態化し、現場事務に負担をかけていた
- 現場での新規入場時の登録作業が、建設技能者・事務担当双方の負担となっていた
成果
CCUSへのタッチ率が大幅に向上
全社平均のタッチ率が38%から49%へと向上。先行導入現場では65%超を記録
カード不要の顔認証で、不携帯・紛失問題を解決
カードを忘れた際も顔認証で入退場が可能に。事務方の確認作業負担も大幅に軽減
グリーンサイト連携により新規登録が効率化
他現場での登録情報を引き継げるため、朝の登録待ち行列が解消され、現場の生産性が向上
導入ソリューション

拡大する建設現場で顔認証を行う建設作業員の皆様。タブレット端末を入退場口に設置し、スムーズな入退場を実現。正確な入場者の把握も実現しています。
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事例の詳細
導入前の背景や課題

東京本社 管理本部
安全環境品質部 部長
平原 忠宏氏
建設技能者の処遇改善を目指すも、CCUSの浸透に高い壁
明治40年(1907年)の創業以来、総合建設会社として日本の社会インフラを支えてきた株式会社大本組様(以下、大本組)。同社は、共に現場を作り上げるパートナーとの絆を何よりも重視しており、「建設技能者の将来を守り、業界の担い手不足を解消したい」という想いのもと、建設業界全体の未来を見据えたさまざまな活動を推進してきました。
その一環として注力してきたのが、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用です。しかし、啓蒙活動を続けてきたものの、現場にはなかなか浸透しませんでした。
CCUS活用促進を強く進めてきた、東京本社管理本部 安全環境品質部 部長 平原 忠宏氏は「業界の担い手不足は深刻な課題です。当社としては、建設技能者処遇改善に直結するCCUSを普及させたいと考えてきましたが、思うように広まりませんでした」と振り返ります。
従来のカードリーダー方式では、入場時にカードを読み取らせる必要がありますが、「紛失や破損を恐れてカードを携行しない」「行列に並んでタッチするのが煩わしい」といった理由から、タッチ率が伸び悩んでいたのです。
各現場の安全管理を総合的に支援する東京本社 平 睦彦氏は、「我々はゼネコンとして、パートナーである建設技能者の皆様が正当に評価され、若い世代が希望を持てる業界にしたいと考えています。タッチ率が上がらない現状には、非常に歯がゆい思いがありました」と語りました。
現場を統括する所長である廻谷 朋冊氏は、「CCUSカードをタッチして、自分の仕事の履歴を記録することが自分自身の処遇改善につながることを、朝礼をはじめ、さまざまな場所で説いてきました。しかし、なかなかタッチ率が上がりませんでした」と語ります。同じく現場を管理する小杉 正勝氏は、「荷物の多い建設技能者にとって、カードをいちいち取り出す動作そのものが大きな負担だったようです。またカードを現場に持参しなかったり、並ぶのが面倒でタッチを忘れてしまったりという理由で、せっかくの1日の就労履歴がカウントされず、タッチ率が低迷するという状況でした」と振り返ります。現場での事務担当の岡部 幸子氏は、「不携帯の建設技能者がいると、その都度所属会社へ電話確認したり、紛失時の再発行手続きに時間を取られたりと、事務側の工数も膨らんでいました」と、現場の切実な状況を振り返ります。

東京本社 建築部
安全環境課長 平 睦彦氏

東京支店
所長 廻谷 朋冊氏
選択のポイント

東京本社 建築部
安全環境課 難波 広志氏
建設作業員の手間を省け、登録の手間も削減できることが決め手に
平原氏はNEC「建設現場顔認証 for グリーンサイト」を選定した理由について、「NECの顔認証技術への信頼はもちろんですが、何より顔認証によって『カード忘れ』や『取り出す手間』という物理的なハードルを排除できることが最大の決め手でした」と語ります。
さらに、平氏は「グリーンサイトとの連携」を重要なポイントに挙げました。他社の顔認証システムでは現場ごと、企業ごとに建設技能者の登録が必要なケースも多い中、NECのサービスでは一度の顔登録でどこの現場でも利用可能です。そのため、他の現場や他社ですでにNECのサービスに登録済みの技能者は、再登録の手間が不要になります。「毎日のように新しい建設技能者が入場する中、登録作業で朝の貴重な時間を奪われるのは、技能者にとっても我々にとっても大きな損失でした。そのロスを解消してくれました」と評価します。
実際の導入に際して、実際に各現場で顔認証によるCCUS活用を進めた難波 広志氏はNECのサポート体制を高く評価しました。「現場に合ったマニュアル作成や、現場での説明会への同行など、迅速かつ手厚いバックアップのおかげでスムーズに導入できました」。廻谷氏も、「現場でも、スマホの操作で顔認証に慣れている技能者も多く、説明の手間がほとんどありませんでした」と円滑に導入できたことを称賛しました。
導入後の成果

東京支店
小杉 正勝氏

東京支店
事務担当 岡部 幸子氏
タッチ率が大幅改善。事務作業の負担軽減も目に見える効果
導入後、「全社的な平均タッチ率は、導入前の38%から49%へと飛躍的に向上しました」と、平原氏はその成果を強調します。また、ある現場では、「建設現場顔認証 for グリーンサイト」導入前は5ヶ月の平均タッチ率が19%でしたが、「導入してからの5ヶ月で46%にはね上がった」と言います。さらに、「現場によってはタッチ率が65%を超える場合もある」と感慨深く話しました。
実際に「建設現場顔認証 for グリーンサイト」を導入した現場側でも評判は上々で、廻谷氏は「特に若手層からは『手軽で便利』と好評です」と話します。また小杉氏は、省スペースな機器構成に触れ、「設置場所を選ばず、現場の状況に合わせて柔軟に運用できる点が非常に助かっています」と述べました。事務作業においても、岡部氏は「入場忘れ確認の電話連絡がなくなり、現場事務の効率化につながっています」と語ります。
今後の展望について、平原氏は「大本組の工事に携わるすべての皆様に、数年後『あの時しっかり履歴を残しておいてよかった』と感じていただくことが一番の願いです」と語ります。その上で、蓄積されたデータのさらなる利活用を見据えています。
具体的には、AIカメラと連携した熱中症リスクの「見える化」による作業員の体調の「可視化」による安全管理の強化や、建退共(建設業退職金共済)システムとの自動連携によるさらなる事務効率化などの構想が挙がっています。
「DXによって削減できた時間は、社員や技能者の皆様がコア業務に集中できる時間にしたいと考えます。また、少しでも早く帰宅して、自分自身の時間に充てていただけるようにしていきたい。建設業界で働くことの魅力を高めていきたいのです」(平原氏)
平原氏は、大本組様が業界全体の変革を目指す姿勢を強調し、言葉を締めくくりました。


お客様プロフィール
株式会社大本組

| 所在地 | (本店所在地)岡山市北区内山下1丁目1番13号 (東京本社)東京都港区南青山5丁目9番15号 青山OHMOTOビル |
|---|---|
| 創業 | 1937年(昭和12年)12月19日 |
| 資本金 | 52億96百万円 |
| 従業員数 | 792名(2025年3月31日現在) |
| 事業内容 | 高い施工能力を武器に、ランドマークとなる多種多様な建築物や施設、社会生活に必要不可欠な大型インフラ整備などを全国で展開 |
| URL | https://www.ohmoto.co.jp/ |

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(2026年03月19日)
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