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高可用Linuxプラットフォーム

Linuxへの取り組み

従来メインフレームや商用UNIXサーバで構築していたシステムを単純にLinux化しても、同レベルの可用性を得られるとは限りません。

基幹システムのような、高い可用性を求められるシステムをLinuxで実現するには、このGAP(課題)を解決する必要があります。

高可用Linuxプラットフォームを実現!

NECは、UNIXサーバで培ったハードウェア・OS・基盤ミドルウェアの技術を各製品に活かし、各製品の機能・サポートの強固な連携を通じて、高信頼のミッションクリティカルLinuxプラットフォームを実現します。

高可用Linuxプラットフォームを支える「3つの柱」

NECは、基幹システム向けサーバの開発技術と数多くのOMCS*構築で培った経験を活かし、高可用Linuxプラットフォームを支える「3つの柱(製品群)」を開発。
メインフレーム/UNIXサーバにも標的する、プラットフォームを提供します。

  • *
    OMCS: Open Mission Critical System

エンタープライズサーバNX7700xシリーズ

高可用Linuxプラットフォームに適したハードウェア「NX7700xシリーズ」。
エンタープライズサーバで最優先される可用性を重視した“システムを止めない”設計思想を、NEC独自のサービスプロセッサとファームウェア技術を駆使して実現します。

NX7700xの特徴

高性能
  • インテル®Xen®プロセッサE7v4ファミリー:最大4個(96コア)*1
  • メモリ容量:最大4TB
  • PCI-Express 3.0:最大16スロット
高可用
  • 高可用性を追求した革新的なRASアーキテクチャ
    - CPUコアオンライン増設*2
    - 障害予兆監視と自律的予防保守
    - CPUコアスペアリング*2
    - I/Oカード障害のリカバリ
  • 耐メモリ障害性機能(DDDC、メモリスクラビング等)
  • クラスタウェア「CLUSTERPRO」との連携機能を搭載した独自のサービスプロセッサにより可用性が大幅に向上
高運用
  • 長期保守対応モデルを用意、最長10年間の保守サービスを実現
  • *1:
    A4012M-4の最大構成
  • *2:
    Red Hat Enterprise Linux 6.8以降でサポート

CLUSTERPRO X / MCシリーズ

システムの障害を監視し、障害発生時に健全なサーバに業務を引き継ぐ高可用クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」。さらにUNIXプラットフォームで実績のあるHAシリーズをLinux向けに移植、各種障害監視機能を強化した「CLUSTERPRO MCシリーズ」。お客様システムの停止時間の短縮を実現します。

CLUSTERPRO-EXPRESSSCOPE®エンジン連携

EXPRESSSCOPE®エンジンが検知した障害予兆(温度、電源異常など)を契機に

  • 稼働系ノードが停止する前に、自律的で安全なフェイルオーバーを実現
  • 従来より大幅に高速なフェイルオーバーを実現

Enterprise Linux with Dependable Support

標準のLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」、NECのLinux開発エンジニアによる高レベルなOSサポート「Linuxディペンダブルサポート」、Linuxシステムの障害検出と原因究明を支援する基盤ミドルウェア「MCSCOPE」を組み合わせた製品です。高い信頼性を必要とするLinuxシステムをサポートします。

MC SCOPE

各種の基盤ミドルウェアとRAS強化モジュールで高信頼Linuxシステムをサポートします。

サーバ管理基盤

障害検出、及び障害時のログ収集機能を強化。NX7700xと連携し、重大なハードウェア障害を確実かつ迅速に検出。さらに、CLUSTERPROにも連携し、お客様システムの停止時間をさらに短縮することができます。

性能分析ツール

OSの性能情報の収集に使用します。稼働状態の可視化や性能ボトルネックの解明に有効です。

保守診断ツール

ハードウェア構成や装置状態の確認に使用します。大規模構成においても、確実で迅速な構成の把握を実現し、運用保守をサポートします。

ミッションクリティカルシステム向けハイレベルサポート

大規模基幹システムにおいても、長期にわたって、より安心してLinuxを利用でき、お客様における評価・運用コスト、運用リスクの増大を抑えることができるようになります。

長期間の安定稼働を実現するRed Hat Enterprise Linux「AUSオプション」

AUS(Advanced Mission Critical Update Support)は、RHELの安定重視・長期使用を実現するオプション製品です。
AUSオプション導入により、

  • Linuxシステムを安定稼働の面・セキュリティの面で、さらに安全かつ安心してご使用いただくことが可能になります。
  • Linuxシステムの運用時のSIコストを大幅に消滅することができます。
AUSに加え、緊急対応も可能なRed Hat Enterprise Linux「AMCオプション」

AMC(Advanced Mission-Critical)オプションは、AUSに加え、緊急性の高いバグを迅速に修正する「AMC-SLA」を提供します。
AMC-SLAは、緊急性の高い問題が発生した場合に、問題を修正する「errata」を迅速に提供し、問題再発のリスク、Linuxシステムの運用リスクを大幅に軽減することができます。