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FAQ

技術支援情報

印字速度性能に関する注意事項

印字速度性能について以下の注意事項があります。

注意事項1

以下の条件に該当する印字では、従来接続形態に比べて印刷速度性能が低下する場合があります。

<印刷速度性能が低下しやすい条件>

  1. LANボード/アダプタによるネットワーク接続である。
  2. Windows COBOLアプリケーション、または、A-VX COBOLアプリケーションからの印刷において、明細行などを含まない(移動のみ行う)行データを印字する場合に、複数行改行命令を使用せず、1行改行命令を多用している。

    例)印字速度性能が低下しやすい例 WRITE    OUT-REC    AFTER    1
     WRITE    OUT-REC    AFTER    1
     WRITE    OUT-REC    AFTER    1
     WRITE    OUT-REC    AFTER    1
     WRITE    OUT-REC    AFTER    1

    例)印字速度性能が低下しにくい例
     WRITE    OUT-REC    AFTER    5
  • ホスト(ACOS)連携印刷は、ホストからのデータ送出単位がページ単位(ブロック単位)であるため、基本的に上記の条件に含まれません。

<対策>
上記条件に該当する場合、「性能重視モード」を利用することにより、印字速度性能の低下を抑える動作を行います。設定方法、「性能重視モード」の影響についての詳細は、「KSPプリンタ支援ソフトウェア」に含まれるユーザーズガイドをご参照ください。

注意事項2

連続帳票印刷時の印字動作について、以下の注意事項があります。運用にあたっては、下記の点を踏まえた運用をお願いいたします。

<現 象>
連続帳票印刷時に一定ページ印刷実施以降、ページの途中で息継ぎ停止する動作を行う場合がある。

<データ例>
論理ページモード、LINAGE:66の指定で、40桁や50桁のANKデータをページ内に60行印字するものを20ページ印字させた場合、6ページ目~11ページ目あたりからページの途中で停止する動作を行う場合がある。

<対 策>
本件は、Windows OS側仕様に起因する現象です。
回避策として、以下があります。

(1):
Windows OS側より提示されている回避策です。
以下の1. または 2. のレジストリを設定し、システムを再起動してください。
※レジストリ操作ですので、他の箇所の変更・削除等を行わないよう、十分に注意してください。

  1. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM \CurrentControlSet \Services \Tcpip \Parameters
    値   : MaxUserPort
    データ型: REG_DWORD
    データ : 5000-65534 (デフォルト 5000)
    →"65534"に設定する。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \Tcpip \Parameters
    値   : TcpTimedWaitDelay
    データ型: REG_DWORD
    データ : 30-300 sec (デフォルト 240)
    →"30"に設定する。

(2):
プリントサーバを設置し、「プリントサーバ印刷機能」※、かつUSB接続での運用形態にすることにより回避可能な場合があります。

  • プリントサーバ印刷機能については、こちらを参照ください。
注意事項3

LPRバイトカウントの設定が有効になっている場合、KSPプリンタ支援ソフトウェアでネットワーク接続(LANボード/LANアダプタ)での印刷を行うと、印刷速度性能が低下する場合がある。

<対 策> 印刷速度性能の低下が見られる場合、LPRバイトカウントの設定を無効にすることにより、従来運用形態と同等の印字速度性能の確保が可能な場合があります。
[設定方法]

  1. 「スタート」→「設定」→「プリンタとFAX」からプリンタのプロパティを開く
  2. 「ポート」タグの「ポートの構成」を押して、「標準TCP/IPポートモニタの構成」画面を開く。
  3. 「LPR設定」の「LPRバイトカウントを有効にする」の設定を確認し、チェックされている場合は、チェックを外す。