I/O流量制御 [iStorage ストレージ]

機能

Quality of Service(QoS)

上限値制御

ストレージシステムがサーバからのI/O 処理する際のスループットの上限をボリュームごとに定める機能です。優先度が低いボリュームのアクセス回数や転送データ量を低く抑えると、他の優先度の高いボリュームでは入出力待ち時間の減少が期待できるようになり、パフォーマンスが高水準で安定します。

下限値制御

I/O 要求をしたサーバに対して、ボリュームごとに設定した下限値以上のパフォーマンスを提供できるようにする機能です。下限値を設定したボリュームに対し、ホストから下限値以上のI/O 要求を受け付けたにも拘らず、当該ボリュームのスループットが下限値を下回った場合、下限値以上のスループットを確保できるようにI/Oを優先的に処理します。これにより、特定の業務に対して、一定レベル以上のI/O 処理性能を確保することができます。

優先度制御

業務に応じた3種類の優先度を設定するだけで自動的に負荷バランスを制御する機能です。それぞれの業務に対して相対的な優先度(高・中・低)を設定することができます。