Japan
サイト内の現在位置を表示しています。
HS8-60 [iStorage ストレージ]
ビッグデータ時代に照準をあてたバックアップ・アーカイブストレージ
テープバックアップ装置と同等の保管コストに抑えつつ、データ量の増加に合わせて無停止で容量拡張が可能。革新的なグリッド・ストレージ技術を活かした先進のバックアップ・アーカイブストレージです。
- 複数拠点のバックアップを、1ヶ所に集約し管理
- フルバックアップを高速化し、シンプル運用を実現
- 煩雑なテープ運用の負担を一掃
- データが急増するファイルサーバをスリム化
- 長期保管が必要なデータを効率的に管理
- 機密データを守るセキュリティ機能
- 筐体内でデータの複製を作成し、堅牢なデータ保護を実現
グリッド・ストレージを支える、3つのコアテクノロジ
無停止で容量・性能を自由に拡張:自動最適構成
HSシリーズでは、容量追加や性能向上を行いたい場合、システムを止めずにハイブリッド・ノードやストレージ・ノードを簡単に追加できます。内部ネットワークに接続された追加ノードは、自律的にストレージ・プールに組み込まれ、ストレージ管理者がデータ格納位置を考慮したり、設定作業をしなくても、ストレージが負荷分散やデータの再配置を自動実行し、即座に利用できるようになります。これにより、ボトルネック発生の心配をせずに、容量や性能の拡張が可能になり、運用管理の効率化、省力化に貢献します。
容量効率を大幅に向上させ低コスト化を推進:データ圧縮
HSシリーズのデータ圧縮技術(DataRedux®)は、既存データとの重複を最大限に検出するよう知的なデータ可変長分割を行い、重複するデータブロックを排除することで、より一層データの格納効率と書き込み性能を向上させます。
RAIDを超える高信頼、耐同時障害性を実現:分散冗長配置
従来のストレージを超える高次元の冗長化を実現します。バックアップデータを複数に分割し、データに特殊なパリティを付加して複数のノードの各ディスクに分散保管することにより、複数の保管場所で障害が発生した場合でもデータ復元が可能です。ディスクドライブだけではなく、ノードの3重以上の障害にも対応し(*1)、万一の時の障害でもデータロストを防ぎます。
- *1:ノード構成、パリティ数の設定に依存します。
複数拠点のバックアップを1ヶ所に集約し管理(*) (クラウドバックアップソリューション)
地方拠点、小規模拠点のバックアップデータをセンタに集約させたい…。災害に備えバックアップデータを本社で一括保管したい…。重複排除機能を搭載したiStorage HS8なら、複数サイトを集約する遠隔バックアップを低コスト&セキュアに実現できます。大量データも各サイトのバックアップサーバで圧縮、重複排除されるので、安価なWAN回線での高速転送が可能。経路上のデータは暗号化され、安全性も確保されます。日々のバックアップデータはセンタに自動配信されるので、拠点での管理面の負担も軽減されます。
- *WAN経由でのバックアップ可否は、運用要件や環境に依存します。
フルバックアップを高速化し、シンプル運用を実現 (高速フルバックアップソリューション)
大容量の業務データやファイル数の多いデータなどの場合、バックアップ作業が長時間化しがちでした。iStorage HS8なら、NetBackupのアクセラレータ機能により、最初にフルバックアップするだけで、以降はフルバックアップ実行でも変更部分と以前のバックアップデータをストレージ内で自動的に合成するため、フルバックアップ作業を高速化し、処理時間を大幅に短縮化できます。つねにストレージ内にフルバックアップデータを格納しているので、シンプルな運用が可能。必要な時、即時リストアもできます。さらに、「VADP連携バックアップ」と併せて使用することで、VMware仮想環境のフルバックアップに掛かる時間も同様に短縮することができます。
煩雑なテープ運用の負担を一掃
テープ運用では、媒体管理やテープ交換で多くの人手や手間が必要で、また、テープの輸送や保管にもコストが掛かります。その上、データ量が増加するとさらに煩雑さは増していきます。これらのテープ運用の課題をiStorage HS8が解決します。重複排除により大量データを高効率で格納でき、テープ保管スペースは不要に。運用の自動化により煩わしい人手を伴う作業も軽減します。バックアップ・アーカイブ運用の工数と時間、コストを大幅に削減できます。
データが急増するファイルサーバをスリム化
日々増加するファイルサーバ内のデータを整理し、iStorage HS8で安心・快適に利用できるファイルサーバに変えます。使用頻度の低いファイルを、重複排除機能を搭載したiStorage HS8がソフトウェアと連携し自動的に移行することにより、データ量増加の抑制、ストレージ コストの低減を図ります。さらに、データ移行をすることで、バックアップ対象のデータが減り、バックアップ時間を短縮できます。また、ファイルサーバ内の空き容量が増えることで、安心・快適なファイルサーバ環境を実現できます。
長期保管が必要なデータを効率的に管理
会計データのバックアップや、顧客や取引先とのメールアーカイブなど、長期保管が求められるデータが急増しています。“iStorage HS8”なら『自動最適構成』により、データの増加量にあわせて簡単に容量拡張が可能。『分散冗長配置』により、長期保管データも安心して格納できます。また、長期使用したノードから新規ノードへ自動的にデータ移行します。手間をかけずに、順次新しいノードへ交換でき、新たにシステム構築する場合に比べ大幅なコスト削減が図れます。
機密データを守るセキュリティ機能
さまざまな先進のセキュリティ機能を搭載。保存データはもちろん、転送データまでカバーする暗号化機能や、悪意ある改ざんや誤操作から データを守る改ざん防止機能、不要なデータ領域を物理的に完全抹消し復元不可能とする機能(米国防総省準拠方式(DoD5220.22-M))も備えています。
筐体内でデータの複製を作成し、堅牢なデータ保護を実現
ある日突然データが暗号化され使えなくなり、データが人質に取られるランサムウェアが日本でも猛威を振るっています。企業や組織の事業継続を脅かすランサムウェアの脅威を十分に理解し、攻撃により甚大な被害につながる前に、対策を実施しておく必要があります。
データのクローン(複製)作成機能を備えたiStorage HSでは、ランサムウェアに感染した場合はもちろん、人為的ミスでデータが誤って更新や削除された場合でも、感染経路から隔離し安全に保管しておいたクローンから、容易にデータを復旧できます。
重複排除技術を利用したiStorage HSのクローン機能は、データ量に関係なく短時間でクローンを作成可能です(*)。
また、作成のための新たな容量を必要としないことに加え、システムやネットワークに負担をかけないのが大きな特長です。
万が一に備えてクローンを作成しておくことで、ビジネスの継続に必要なデータを簡単かつ堅牢に保護します。
- *クローンの作成時間は、システム構成およびファイルシステムの設定に依存しますが、通常数秒から数分、最大でも10分以内に作成することができます。
お問い合わせ