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価値創造の考え方と取り組み
NECの成長と社会の発展を支え、
価値を最大化するESG視点の経営優先テーマ
NECは、社会とNECグループの持続可能な発展に向けて、創業以来、環境や社会に配慮した事業活動を行っています。2020中期経営計画の策定にあたり、当社がこれまで実践してきたESG(環境・社会・ガバナンス)視点での非財務の取り組みを、より一層事業戦略と結びつけて自らの成長と社会の発展につなげていくため、ESG視点の経営優先テーマ「マテリアリティ」を特定しました。NECが「Orchestrating a brighter world」実現に向けて着目したグローバルメガトレンドやSDGsなどを参考に、候補となるテーマを洗い出しました。その上でサステナブル経営、市民社会、中長期投資家の視点などに精通した社外の有識者との対話を進め、中期経営計画との連動をはかることを強く意識したテーマを特定しました。今後、中期経営計画のPDCAサイクルを回す中で、取り組みの進捗を確認していきます。
ESG視点の経営優先テーマ「マテリアリティ」
NECと社会、双方にとって影響が大きい社会課題を当社の経営優先テーマとし、次の3層で9テーマを特定しました。
1.持続的な成長実現の鍵となるテーマ
自社にとってのリスクのみならず、社会に対するリスクを最小化すると共に、NECが生み出す社会価値を最大化するために取り組みます。
2.成長に向けた変革のエンジンとして取り組むテーマ
NECや社会にとってのリスクの最小化をはかる一方で、経済価値と社会価値を最大化するためのエンジンとして取り組みます。
3.社会価値を創出する2020中期経営計画成長領域
2020中期経営計画で成長領域として設定した領域を、ESG視点からも経営が優先的に取り組むべきテーマとして位置づけました。
目指す姿と非財務指標
9テーマそれぞれに、目指す姿と、取り組みの進捗を測る非財務指標を設定しました。

SDGs達成に貢献するNECの取り組み
ICTにはさまざまな課題に対応できるポテンシャルがあり、私たちは、お客さまをはじめとする多様なステークホルダーと対話・共創することで、SDGsの目標すべてにさまざまな形で貢献できると考えています。
例えば、2020中期経営計画の成長領域である「NEC Safer Cities」と「NEC Value Chain Innovation」においてNECが主体的に貢献していきたいと考える目標だけでも、下図のように、3番、7番、8番、9番、11番、12番、16番、17番と多岐にわたり、目標として掲げることのできるターゲットも複数あります。
また、社外の有識者からは、取り組むSDGsを絞り込むことにより、事業展開の領域や、製品・サービスが提供する社会価値の可能性を自ら狭めてしまうリスクがあるとの指摘も受けています。
そこで、NECが広くSDGsに貢献しようとしている姿を示すべく、各マテリアリティに対し、「NECが主体的、能動的に貢献していきたい目標」と「NECが貢献できる、あるいは今後取り組みたい目標」をSDGsのターゲット単位で整理しました。
今後はSDGsに対する社内の啓発活動を進め、NECが貢献できる領域の拡大や、NECの事業が生み出す社会価値を測る指標などに積極的に活用していきます。
SDGsへの貢献領域
